
1年ぶりの大阪国際空港での撮影実習は伊丹のスカイパークでした。
昨年は千里川で猪名川の花火の日に来た時からもう1年が経ちました。
その時のブログと実習内容は
こちら
撮影実習初年度に、ここスカイパークに来て流し撮りと連続撮影の動体撮影の実習をしました。
その時のブログと実習内容は
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今回の実習は16時からの開催でしたので、カミサンとBEBEも一緒に仲良しのカメラ友達とお昼すぎから
カフェうくっぴで待ち合わせ。お友達もワンコを連れてきてくれたので、みんなでランチを食べながらカメラの話もしないでワンコの話ばかりしてました。
時間が来たので、スカパーに移動~!この日もめっちゃ暑い1日でした。
今回の撮影実習のテーマは「夕方の飛行機の流し撮り」。
私もそれに合わせてAF性能が高い娘のEOS80Dを借りまして、24-105標準ズームレンズと100-400望遠ズームレンズ、三脚、SDカード2枚、予備バッテリー、PLフイルター、NDフイルター#16という準備をしました。
実習に際して、先生からは下記のアドバイスがありました。
・大きい飛行機用の手前の滑走路と、小さい飛行機用の奥の滑走路の2本がある。
・夕方の流し撮りが本日の目的
・離陸と着陸の両方を撮る。
・レンズは奥の滑走路は300ミリ以上の望遠が最適。
・手前の滑走路で機体を全部入れるのにはフルサイズで50~70ミリ。
・あまり空を広く入れると流し撮りの雰囲気が出ない。
・アップで撮ったほうがスピード感のある流し撮りに効果的です。
・撮影モードはTV(シャッター速度優先)で1/60からスタートする。
・STARWARSやディズニーの飛行機の模様をくっきり撮るなら1/1000など速くしても良い。
・1/60から初めて、1/30、1/15にスピードを落とし慣らしていく。
・最終的に夕景のライトがついた時間帯に上手く撮れるように練習する。
・1/15などでは少々ブレていても構わない。
・ISO感度AUTOは禁止。暗くなるにつれて絞りの数値の下がるのに合わせてISOを上げる。
・夕景の時間帯では飛行機の機体が太陽の反射でキラッと光る瞬間も撮ってみる。
・三脚は自由雲台の場合左右を緩めて、飛行機に合わせて横に振る。
・太陽が沈みだすと一気に周りの明るさが変わるので、絞り値警告の点滅に注意する。
・AFはAI-SERVO、全点測距。機種によってはゾーン設定は飛行機の進行方向の左にする。
・シャッターは連続撮影のHに設定する。
・望遠レンズの手ぶれ補正はモード2にする。
撮影実習が終わって確認したところ、16時から19時過ぎまでで1,300枚強、そのうちピントが「ほぼ」合っていたのは200枚あまり、これでもEOS80Dだからこその数字で私のEOS6Dだともっとピンぼけ大生産だったでしょうね。そこからさらに20枚弱を選んだのがこちらです。
1.1/30 F11 ISO200
この1枚が撮れるまでに約1時間。後ろの景色が流れているのがわかるでしょうか。
2. 1/60 F10 ISO200

このくらい寄ると1/60でもけっこう背景が流れてくれます。
3. 1/60 F7.1 ISO200
流し撮りのまま離陸を追いかけてます。一気に加速するのでこのSSでこの角度で撮るのは難易度高いです。
4. 1/60 F8 ISO400
わずかに下に街を入れてそれが流れていることで加速感が出ています。1/60だとプロペラも回ってますね。
5. 1/60 F6.3 ISO400
STARWARS機です。そのまんまの設定で管制塔とモノレールを入れて撮りました。
6. 1/160 F5 ISO400

STARWARS機の離陸です。連写して山の稜線と重ならない位置の飛行機にピントが合ってよかった。
7. 1/125 F13 ISO200
流し撮りしながらクルクルとシャッター速度を上げているので1/125くらいで止まってます。
乗客席の窓の下に夕日の反射のキラッとした瞬間。
8. 1/125 F18 ISO200
続いて尾翼に反射がキラッとした瞬間。雲もいい感じです。
9. 1/125 F7.1 ISO200
IBEXも1枚入れておきます。
撮影データをみるとシャッター速度を遅くしてないね。もっと背景が流れてほしかった。
10. 1/15 F25 ISO800
暗くなってきたのでNDフイルターを外してISOを800へ。スピードが遅い着陸なので1/15にしたのでピントは甘めです。
11. 1/400 F5.6 ISO1600
かなり暗くなってきて先生のアドバイスに従いISOをどんどん上げていきます。
12. 1/30 F8 ISO3200
街の明かりがついてきてそろそろ本番タイムです。
1/30でもアップだとこのくらい線光源になります。
13. 1/30 F9 ISO3200

アンコリという赤いランプが点灯した瞬間が撮れた。80DでISO3200だとDPPでノイズ低減してこのくらいです。
14. 1/15 F7 ISO3200
これはお友だちが大好きな787。流れる線光源の背景も場所によってより絵になると思う。
15. 1/30 F5 ISO12800
もう真っ暗になってきたのでISOも12800まで上げました。今回のテーマに沿った写真にはなってるかな。
16. 1/15 F6.3 ISO5000
1/15でピントはイマイチなんですけど、ピントの芯は残っているのでチョイス。このくらい線光源が流れるとまるで異世界のようです。
17. 1/30 F4.5 ISO6400

これがラストショット。今回の流し撮りはAFはカメラ任せなので後はファインダーで機体を捉えてスムーズにカメラを横に移動できるかがポイントなんでしょうね。三脚があってもなぜか撮るときどこかに力が入ってカクカク動いてしまったりで、手持ちのほうがよかったのかななんて思いました。
日が暮れる頃になると飛行機の離発着が頻繁になって、まるで昔のインベーダーゲームで敵を連射で撃ち落としているかのような感覚になってきて楽しかったです。1枚1枚じっくり構図を考えて撮る風景写真も楽しいですが、スポーツ感覚で夕方ここに来てカメラを振り回すのもいいストレス解消になりそうですね(^^)
今回、実習からブログアップが遅くなったのは、パソコンが不調になり、さらにこれまで10年分の写真を入れていた2TBの外付けHDDが壊れてしまったからです。先日の地震の際に3TBのHDDと一緒に横に倒れたのが原因でした。またそこからの復活の話は次回のブログでしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m。