
Dの営業さんに招待券をいただいたので今年も
大阪オートメッセ2023に行ってまいりました。
今回はニューウェポンの一眼カメラEOS R6 MarkⅡの事実上の実戦デビューです。トップ画像は協調8段手ぶれ補正を試すべく、1/4秒のシャッタースピードで手持ちで撮っています。人物はきれいにブレて消えてますがまったく手ぶれしてません。すごいですね。レンズはRF24-105mmF4LISUSMです。
今回はスピードライトがEOS R6 MarkⅡにつくかどうかわからなくて、ストロボ無しで撮ってみました。EOS R6 MarkⅡの高感度性能を試してみようと思います。
例年にならって今回もスバルSTIブースに直行。展示内容を一通り拝見したあとで、STIの方にいくつか質問をしてみました。東京オートサロンに比べ、WRXNBRチャレンジ、WRXラリーチャレンジ、レヴォーグ#も展示がありませんでした。なので質問は写真の展示車とまったく関係ないものばかりとなっております。ご了承をお願いします。
今年もSTIの開発者は来ていなかったので、広報の田邉さんにお伺いしました。
STI E-RAコンセプトの現状はどのようになってますか?
一応、企画は進んでいますが、走れるクルマは準備中ですのでまだありません。
STIコンプリート、SやRAなどの開発予定はありますか?
先日発表されたレヴォーグの#は既に完売になっておりますが、その他のものも引き続き検討を進めております。ご期待ください。
トヨタGRブランドにSTIのお株を奪われたとは思いませんか?
個人的にはGRに限らずNISMOとか色んなモータースポーツブランドがありますが僕自身は敵だと思っていなくて、みんなで自動車、モータースポーツを盛り上げていく仲間、ライバルという存在と思っています。お株を奪われたとは思っていません。
(たくさんのGRの車種が開発されていることは)羨ましさはありますね。会社の大きさ、マーケットの規模が違いますから同じことはできないですが…。尖ったブランドになったなぁと思います。
インプレッサにスポーツモデル追加、STIスポーツ追加の予定はありますか?
STI社員としてはお答えできませんが、アフターパーツとして現状STIからも開発をさせていただいています。
クロストレックSTIパフォーマンスは将来のSTIスポーツですか?
一応、これも市販車にSTIパーツをてんこ盛りにしたっていうクルマです。インプレッサと同様に開発を続けています。STIスポーツについてはスバルさんでないと何とも言えません。
BRZにSTIスポーツ追加の予定について教えてください。
今のところお答えできません…。
BRZ以外に6MTモデルを販売する予定はありますか?
僕は断言できないですね…。たくさん声をいただいてるのは事実です。
ただ販売の現場で1%とかということになると難しいのでしょうね。
僕も6MTファンの一人として出てくればいいなぁと思います。
色々質問にお答えいただき有難うございました!
今回対応していただいた田邉さんはYouTubeのSTIラリー学園を担当されていますので、またご覧いただければと仰ってました。
今回は展示されてない未来の車についての質問ばかりでしたので、STIの方としては答えにくかったかもしれません。
現行WRX S4については、今後NBRチャレンジや全日本ラリーへの参戦で「S4けっこうやるやん!」と消費者の方に思ってもらい、STIとして販売にも貢献していきたいということでした。
私が乗ってる
WRXSTI RA-RのようなクルマはSTIはもう作ることができないので、大事に乗っていただきたいと言われて、ちょっとさびしいものを感じました。
STIはレースとアクセサリーパーツ販売に今後は力を入れていくのかな。ベースとなる6MTスポーツ車がBRZしかないので、そうせざるを得ないのかもしれません…。
お話を伺うのは広報担当の方より、開発者の話のほうが面白いですねぇと、ちょっと今回の質疑応答に不満をつぶやいたところ、クロストレックとレックスの「BOOSTギア」開発担当の近藤さんをご紹介いただきました。
BOOSTギアコンセプトの反響はどうですか?北米のウイルダネスとの違いは何ですか?
東京オートサロンでこのクルマをそのまま売って欲しいというお客様がすごく多くて、今我々はこれをどうやって量産しようかっていう検討をしています。
突起物などの法規要件はクリアしています。フェンダーとかは車幅が変わるので改造申請が必要なんです。今はどうやって販売に結びつけるか考えているところです。
全国のディーラーさんから展示させてほしいという依頼が多く寄せられています。私も北米などのクロストレックのオーナーサイトを見ているのですが、正直言ってあのステップは不評でした。クローリングすると擦るってことで、そこは素直に反省しました(笑)それ以外は好評でした。
今はアクセサリー企画部で用品のデザインをしてますが、以前はデザイン部でフォレスターのウィルダネスの統括をしていました。実際にオフロードにみんなで走りに行って気づきを入れたんです。水郷に入るとフォグが浸水してしまうのでフォグの位置を上部に上げたのもその一つです。あと傾いた時にバンパーの側面が擦れちゃうんで「できる限りカットしてくれ」と設計にお願いしたこともあります。A/T(オールテレーン)タイヤも入れました。
そしてその「ウィルダネスを超えてやる」と宣言してつくったのがこのクルマ(クロストレックBOOSTギア)なんです。車高もリフトアップしてタイヤの外径も大きくしています。フローティング感、迫力もUPしてますし走破感も出てると思います。あとタイヤも米国のウィルダネスよりもハードなM/T(マッドテレーン)を履いてます。よりオフロード向けにしています。
「ウィルダネスは出さないの?」という声はすごく多くいただいているのですが、簡単に持ってくることができないのです。なので我々用品もその声があるからこそ「何とかします」と頑張れるのです。
ウィルダネスは北米の法規と要件でつくっているので、バンパー一つとっても歩行者保護要件ですとか国内ではそのまま持ってくることができないのです。
皆さんのウィルダネスへの期待が大きい分、我々用品部隊が国内版ウィルダネスのBOOSTギアを出したいねと言っています。今回のコンセプトカーへの反響が大きければ上の説得材料になります。「BOOSTギア」という名前をブランド化してSTIと対になるようなブランドになろうよと考えています。
お客様がもっとアクティブライフに行けるように後押し(BOOST)するようなギアを提供するものを作りたいと思っています。
ただ単にデコラティブな要素だけでなく、ちょっと物を置いておける棚になる機能もドアガードにつけたりしています。私が工具をよく無くすので、ボディに磁石をつけてみました。フェンダーのGOPRO取付部なんかも自転車用のパーツがそのまま使えるパイプ径にしています。
私も林道に行くのですが気になるのがボディへの傷つきが気になるので、傷がつかないゴツゴツ塗装をフェンダーやミラーなどに施してみました。地面に擦り付けても大丈夫です。これも今どうやって量産しようかメーカーさんと検討中です。実現可能性はありますしどこまでやるか挑戦しています。部品として販売するかディーラーに持ち込み施工するかなど考えています。
実際、ここまでやろうとなるとコンプリートで後架装でやらないと厳しいです。中には量産するパーツなどもついています。これもユーザーからの声でつくったものです。
BOOSTギア開発者の近藤さん、めっちゃアツく語ってくれました。やっぱり話を聞くなら広報ではなく開発の方が実のある話を聞けますね。
近藤さん、その後も色んなメディアからの質問に答えておられたので写真を撮れなくて残念でした。金髪で尼崎出身の元気モリモリのいい男です!私と話してるうちに関西弁バリバリで話しておられました(^^)。
ここで述べられてる文言についてはFLAT4がまとめたものですので、スバルやSTIに問い合わせなどされないようによろしくお願いします。
他のブースの写真については88枚フォトアルバムにまとめましたのでこちらもご覧いただければと思います。
大阪オートメッセ2023
https://minkara.carview.co.jp/userid/206485/album/1425239/
新しいカメラのEOS R6MarkⅡ、被写体認識機能が飛躍的に向上してるので、カメラを向けるだけでこちらが撮りたい気持ちを理解してフォーカスしてくれてめっちゃ賢いです。とっても撮ってて楽しかったです。
最後までご覧いただき有難うございます!(^^)
Posted at 2023/02/12 15:24:16 | |
トラックバック(0) |
インプレ | 日記