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2016年12月19日 イイね!

司馬遼太郎展に行ってきました♪

司馬遼太郎展に行ってきました♪大阪梅田の阪神百貨店で開催されている
『没後20年 司馬遼太郎展~「21世紀"未来の街角"で」』
に行ってきました。

「日本とは何か、日本人とは何かを問い続けた国民的作家、司馬遼太郎(1923~96年)が亡くなって今年で20年。まさしく20世紀を駆け抜けた72年の生涯で司馬遼太郎は、『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などのミリオンセラーをはじめ、数多くの小説やエッセーを残しました。その作品はいずれも版を重ね、時に映画やテレビで映像化され、世代を超えて繰り返し読み継がれながら、混迷の時代という現代に生きる私たちの道しるべとなっています。これほど長く愛されるのはなぜかと考えたとき、司馬作品には物語としてのおもしろさだけでなく、時代を超えて色あせない強いメッセージ性があるからだと気付くでしょう。」と開催のことばにあります。

展示としては自筆原稿や挿絵原画、作品に関する歴史資料などによって、司馬作品の世界を再現するというものです。大阪での開催は12月24日までで、来年2017年は4月に高知、6月に横浜で巡回開催されます。

司馬遼太郎作品と私の出会いは小学校の5年生、今から40年以上前に知り合いの大学生から、「竜馬がゆく」の文庫本をもらったことでした。当時の私は歴史よりSF小説が好きでしたが、「竜馬がゆく」ですっかり歴史の虜になり、「国盗り物語」や「花神」、etc・・・と続けて司馬作品を読み漁りました。

司馬遼太郎の特徴として「余談であるが・・・」から話が本筋から外れ、司馬遼太郎が実際に小説の舞台を訪れて現地の人に話を聞くというのがあります。私もこれが大好きで、小学生なのに電車に乗って京都の小説の舞台の史跡を巡ることを始め、中学から高校に進むと京都の同級生の家に泊まり込んでそいつを連れ出して幕末の史跡を見て回るというのが趣味の一つになってました。今でもそのクセは変わってないと思います。(^^)

高校生のころ、海外に留学した際は「竜馬がゆく」を持参し、夜にヒマと孤独さを感じると穴が開くくらい何度も読み返しました。小説の中で竜馬が語る多々の名言・語録をノートに書き連ねたことも懐かしく思い出しました。

「世に生を得るは事を成すにあり」

「世の中の人は何とも言わば言え、我がなすことは我のみぞ知る。」

「人の世に、道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

「衆人がみな善をするなら、おのれ一人だけは悪をしろ。逆も、またしかり。
                        英雄とは、自分だけの道を歩く奴の事だ。」

他にもたくさん頭に思い浮かぶ言葉は、どれもが私が生きていく支えになりました。

大人になってから読む司馬作品は、「項羽と劉邦」、「坂の上の雲」などの歴史小説に加え、「街道をゆく」などの紀行文も楽しむようになりました。そして「この国のかたち」、「風塵抄」などの随筆作品からは私が公益活動に取り組むヒントをたくさん得ることが出来ました。

対話集なども好きでしたが、中でもNHK教育TVで1995年に3夜連続で放送された「宗教と日本人-対論・司馬遼太郎VS.山折哲雄」は日本人の宗教観、倫理観について、学ぶものが大きかったです・・・。

かって私には「いつか地元で司馬遼太郎の講演会を開催する」という夢がありました。司馬先生は講演嫌いということもあって当時実現はせず、そのまま逝ってしまわれました。


あれからもう20年。
身近な存在であったはずの司馬遼太郎も、今は壁にかかった年表で語られる歴史のなかの文豪の一人になられたのだと、私は今回の展示を見ながらしみじみと感じました。

時代は変わっていくのに、今の時代について歴史を俯瞰して一つの物語と見る「司馬史観」で語る司馬遼太郎の言葉はもう聴くことは出来ず、あの頃を語る言葉で時がとまってしまいました。今の世の中を司馬先生が見たらどのように感じ、語るのかは想像するしかありませんが、「二十一世紀を生きる君たちへ」の中にあるように、「人間は、自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」、「国家と世界という社会をつくる私たちがたがいが助け合いながら生きていけば、人類が仲よしで暮らせる時代になるにちがいない。」と語るのではないかと思います。


最近はあまり読んでいなかった司馬作品ですが、まだ未読の書籍がいくつか残っていることが今回わかったので、またあらためて読んでみたいと思います。


【大阪展】 2016年12月14日~24日
【高知展】 2017年4月1日~5月25日
【横浜展】 2017年6月2日~7月2日
会場
【大阪展】 阪神百貨店梅田本店
【高知展】 高知県立文学館
【横浜展】 そごう美術館


Posted at 2016/12/20 17:42:08 | コメント(7) | トラックバック(0) | 一言放言 | 日記

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