
土曜日は大阪市本町の丸紅ビルの1Fにある富士フイルムフォトサロンに行ってきました。
ここでは、2017年
第37回JPS関西メンバーズ展 [フォトジェニック]が開催されています。関西を代表するプロフォトグラファー100人の写真が展示されています。
当日は私のカメラの先生がギャラリートークをされるので、それを聴きに行くのが目的です。
講演のタイトルは「山本学流フォトジェニック論」。
街中にも色んな場所に「絵になる被写体=フォトジェニック」が存在する。それを探す眼、見つける眼をいつも持つこと。カメラを持っていなくてもスマホでもいいから写真を撮ること。フォトジェニックを活かすためにはサブとなる背景が重要であること。展示されている写真が好きかどうか、いいか悪いか、だけでなくどうやって撮ったのかも考える。100人の写真家それぞれのフォトジェニックを観て楽しむ。
などと言ったお話を聴きました。途中、展示作品を観ながらのお話だったので、風景、スナップ、人物などなど色んな表現の写真をより楽しむことが出来ました。
今回の写真集には写真家の方のコメントも掲載されているということでしたので購入しました。
先生の写真は発売中の雑誌
「風景写真」にも特集があるので宣伝されてました(^^)
終わってからは、ぶらぶらと本町界隈を散歩しました。
Googleマップを観た際に興味のある歴史史跡的な名前が載っていたのです。
しばらく歩くと幕末の幕臣、勝海舟の寓居、海軍塾(専称寺)跡を見つけました。ここが勝海舟が大坂で海軍塾を始めた場所です。坂本龍馬や西郷隆盛なども訪れたそうで興味深いです。
残念ながら建物は残っておらず、大きなビルが建っていました。
やはり大阪は空襲があったので、ほとんど古い建物は残っていないなぁと思って歩いていたら、大きな建物がありました。
江戸時代の銅座の跡地で、明治時代に建てられた現存する木造の幼稚園園舎としては日本最古の幼稚園でした。
さらに北に歩くと、蘭学者・医者として知られる緒方洪庵が江戸時代後期に大坂・船場に開いた蘭学の私塾、適塾があります。
戦争でほとんど焼けた大阪にも、歩くと色んな史跡があって楽しいものです。
土曜日の大阪市内は雪は時々ぱらつく程度でしたが風が強くとても寒かったです。
本町から淀屋橋まで歩いた後は地下鉄で梅田に。そこで映画でも観ようと思っていたら、「13:00 16:00 共に満席です」と映画館の入り口に貼ってあり観ることが出来ませんでした・・・。
帰宅後、悔しくて、家から近いエキスポシティの109シネマで翌日の予約をしてリベンジをはかることにしました。
そして今日、外を見ると銀世界。大阪では年に1度あるかないかの雪が積もっていました。
愛犬のBEBEくんも大喜びで庭で遊んでいます。
ホントならどこかに撮影に行きたいのですが、昨夜映画の予約をしたのであきらめ、近所の川沿いをカメラを持って散歩してきました。


撮っているうちに、すごい雪になってきて、身体中真っ白、カメラも雪まみれになりました。
先日教えていただいたように降る雪をふんわり表現するために開放で撮るようにしてみました。
その後はエキスポシティに出かけます。雪がまだ降っているので今日も移動はレガシィではなくバス、モノレールです。ところがいくら待っても雪でバスが来ません。仕方なく駅まで歩いて行きました(-_-;)
観たのはガンダム・・・ではなく
「この世界の片隅に」です。
第90回キネマ旬報ベスト・テン第1位に選ばれたということもあって、今日も満席でした。
私の母の郷里が広島ということもあって、広島を舞台にしたこの映画、そして会話の中で使われる広島弁はとても馴染みがありました。戦前戦中戦後、一人の女性の人生にスポットを当てたこの映画、ドラマチックな演出とは無縁な地味なはずの主人公の人生にも戦争は大きな影響を与えます。
軍港であった呉のまちが戦時中どんなまちでどんな人が生活していたのか、昨年訪れたときには知らなかったことが、たくさん映画の中で伝わってきました。また広島に行った際はこの映画を思い出しながら呉のまちを歩いてみたいと思います。今の時代だからこそ、戦争がふつうの暮らしにどんな影響を与えるのか、この映画を通じて、世界の平和と家庭の平和の大事さを知る機会になりました。
観客には若い方も多かったですが、ある程度年齢を経た人間でないと、この映画の良さはわからないのではないかなぁと思いましたが、「若い世代が共感してくれ、父母や祖父母を誘う形で映画が広がった」そうです。
この作品は後世に戦争を語り継ぐ映画になると思います。
まとまりのない週末のブログになりましたが、最後までご覧いただき有難うございます。
Posted at 2017/01/15 21:45:55 | |
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