
インテックス大阪で開催された
「大阪オートメッセ2022」に行ってきました♪
コロナ禍ということもあって入場は予約制、昼から出かけましたがご覧の通り入場ゲートには人影もなく中もガラガラでした。
たくさん写真を撮ったのでその一部をブログに貼り付けておきます。残りは
「フォトアルバム」に残しましたのでよろしければご覧ください。
今回はEOS RにRF24-105F4LISUSMにスピードライト430EXiiという装備です。出展車両については色んなメディアで写真も撮られていますのであえて普通に撮らず、超ローアングルで撮ってみています。
1. 早速目に飛び込んできたのはスーパーGTで2021年度GT300でクラス優勝したBRZです。
2. まさか新型BRZが参戦初年度から優勝するとは思いませんでしたので、スバルユーザー、EJ20エンジンユーザーとしてはうれしいです。
3. 速いクルマは美しいですね!
4. 優勝トロフィーです。今シーズンも頑張って欲しいですね。
5. さっそくSUBARUブースがある4号館に直行。STI(スバルテクニカインターナショナル)の広報担当の篠田 淳さんが来られていたので色々質問をしてみました。
2018年、2019年はSTI開発本部長の森宏志さんにお話をお伺いし、その結果STIコンプリートカーを買うことになったという経緯が私にはありますので、オートメッセはスバルやSTIの貴重な話を聞くことができるイベントなんです。今回はコロナ禍ということで残念ながら森さんは来られなかったそうです。
さっそく篠田さんに質問です。ここからの写真は本文とは直接関係しません。また私の記憶だけで書いてますので、内容の保証はございません。くれぐれもSTIに問い合わせたりはしないでくださいね。
Q1. 先日BRZ Cup Car Basicが発表されましたが、今後のSTIの業務としてはこの車の架装が中心となっていくのですか?
STI篠田さん:STIとしては、レース、パーツ、用品の3本柱で今後もやっていきたいと思っています。
Q2. 2021年はSTIのコンプリートカーが発売されていませんが、現在発売の予定はないのですか?
STI篠田さん:コロナと半導体不足で、量産車の生産に大きな遅れが生じてしまい、コンプリートカーどころではなかったというのが実際です。
Q3. 今後のSTIコンプリートカーのベースは何になりそうですか?新型レヴォーグ2.4RやWRX S4はかなりいい仕上がりのようですが、これ以上のバージョンアップはありますか?
STI篠田さん:レヴォーグやS4の「R」のついたモデルは開発にもSTIが大きく関わってきてまして、ほぼコンプリートカーといってもいいくらいの近い仕上がりになっていると思います。
Q4. 新型BRZはGR86に比べて、まだ少しスポーツ方向に振れる余裕があると試乗して感じたのですがどうですか?
以前はXVやフォレスターにtSというモデルがありましたが、SUVでコンプリートカーが出る予定はありますか?
STI篠田さん:STIとしては「次のコンプリートカーはスポーツ車で」という気持ちを持っています。今はつくれないかもしれませんがその準備はしています。
(BRZについてコメントがなく、「スポーツ車で」というコメントを引き出せたのは、つまりBRZが次期コンプリートカー候補ってことかな…?)
Q5. 「STI E-RAコンセプト」の位置付けはかってレガシィで10万キロ耐久走行速度記録を出した時のようなイメージでしょうか?
STI篠田さん:昨今、世界のレース界でも電気自動車のレースが増えてまして、スバルとしても将来参戦していくことを視野に入れて、そのスタディモデルとしてこの車に取り組んでいます。まずはニュルブルクリンク400秒記録を目標に森開発本部長を中心に開発しています。
Q6. 今回E-RAのモーターはYAMAHA製とあえて公表したように感じられるのですが、何か意図があったのですか?
STI篠田さん:YAMAHAさんはかなり昔から自動車用モーターを開発しておられますので、スバル単独ではなく共同で開発をするということです。BRZをトヨタと共同開発したのと同じイメージです。今の時代1社で開発すべてをやっていくのは難しいのです。
Q7. ということは、YAMAHA製の既製品のモーターをただ付けるということでなく、E-RA専用でYAMAHAと共にモーターも開発しているということでしょうか?
STI篠田さん:そうです。STIとYAMAHAがっぷり四つで仲良く開発してますよ。
Q8. スバルのファンが待ち望んでいるMTミッションのWRXの発売の予定についてお聞きしていいですか?現在はどういった状況でしょうか?
STI篠田さん:実際、スバルの社内では激論に次ぐ激論をあるのが事実です。スバルのスポーツ車にMT車がなくてどうするんだという意見も社内にあります。しかし実際つくると売れない。MT車を費用を掛けて販売ルートに乗せたとしても、それに見合う売上が見込めないという現実があります。
Q9. 売れないMTのWRXよりSUBARUのスローガン「2030年死亡事故ゼロ」にリソースを割く流れなのでしょうか?
STI篠田さん:確かに限られたリソースをそちらに傾けるべきという声はあります。WRX STIを出さないとも出せないとも言えない。そんな状態です。
Q10. MT車のアイサイトというのは技術的、開発的には問題はないのでしょうか?
STI篠田さん:アイサイトのMT車対応についてはまったく問題ありません。もう既に準備はいつでもできている、そういう状態です。
Q11. 例えばですが、STIのコンプリートカーで限定車としてWRXの6MT車を売るというのはどうですか?
STI篠田さん:ミッションが違うと排ガスが変わってきますから、そうすると限定車ではなく型式認定を取れということになるのです。あと排ガス規制の問題も出てきますから罰金を支払わないといけない。開発費も含めて車体価格に上乗せしていくと600万の車を800万で売るということになるのですが、それが既存のWRXユーザーに受け入れられるのか…?という悩みがあります。
Q12. スバルユーザーというか、メディアは価格が高いクルマのほうが値打ちが高いと報じるでしょうし、高くても売り切れるのでは無いでしょうか?
現にS208のほうが値段と評価が高く、30周年の感謝価格でSTIが低価格に抑えた私のRA-Rは、マスメディアにはS208の廉価版という扱いにされましたよね?
STI篠田さん:RA-Rが廉価版というメディアの捉えられ方はミスリードでしたね~(苦笑)。
STIとしても転売ヤーや一部のコレクターではなく、より多くの方に届けたいと思っていますので、難しいところです。お買い求めいただいたRA-Rは貴重な存在ですので大事に乗ってくださいね!
質問は以上で、最後に篠田さんにお礼を申し上げました。
まとめると現在STI Sportの追加車種予定は無し。コンプリートカーも今年はどうも発売は無さそう…という感触でした。
今回は広報担当ということもあって、いつもの開発の方に比べて口が固そう(笑)で、何かと新ネタを聞き出すのは難しかったです。でもSTIが構想中のコンプリートカーは「スポーツ車」、つまりWRXかBRZかだ(多分BRZ)ということを聞き出せただけでも、有意義でした。
今回のオートメッセはキャンギャルさん、コンパニオンさんも不在、説明員という肩書の方も不在で、社員さんがただ黙々と誘導するというブースばかりでした。そんな中でSTIの広報担当の方に長時間いろんな話をお聞きできたことはとても幸運だったと思います。
真摯に質問にお答えいただいたSTIの篠田さんには感謝申し上げます。今後のスバルの展望がある程度見えてきましたので、また期待をして見守りたいと思います。
この後は他のブースも回りたくさん写真を撮ったので残りは
「フォトアルバム」に残しました。よろしければご覧ください。
一番元気を感じたのはやっぱりTOYOTAブースでした。日産もZはカッコよかったです。MAZDA、SUZUKIが今回出展がなかったのは残念でした。
最後までご覧いただいてありがとうございます!(^^)
Posted at 2022/02/13 15:40:00 | |
トラックバック(0) |
インプレ | 日記