
中学生時代、歴史と同じくらいかそれ以上にSFが好きでした。
SF映画やドラマにハマり、SF小説を読みふけり、本棚をハヤカワ文庫が占めるほどでした。Starlog誌(知らないかな?)などは海外版から読んでいたほどです。中でもスタンリーキューブリックが監督をした「2001年宇宙の旅」は好きな作品の一つです。
そのスタンリーキューブリック監督の作品ということでその頃見た「時計じかけのオレンジ」、当時は何だかよくわからなくて微妙な嫌悪感が残ったことを覚えていました。
しかし今夜、当時見た「時計じけのオレンジ」の結末と現在、本屋で並んでいる文庫本とは180度異なっているのを知りました。本来の結末は当時出版社によって削除されて公開され、そのまま映画化されていた。そして本当の結末は何とハッピーエンドだったのです。
今夜の「ビブリア古書堂の事件手帖」というドラマの中でこの話は紹介されました。一話目は夏目漱石、二話目は宮沢賢治と文学作品がモチーフで自称読書好きの私は興味深く楽しんで見ておりましたが、まさか現代SF小説でも驚かされるとは思いもしませんでした。
「時計じかけのオレンジ」の映画は1972年公開ということで、私もリバイバル上映を見たわけです。つまりロードショー当時この映画を見た年代の方はおそらく60代前後でしょう。この「 ビブリア古書堂の事件手帖」 の視聴対象はその範囲の方は少ないように思いますが、もし見ていたら私と同じように驚喜していたことでしょう。
「ビブリア古書堂の事件手帖」はキャストが原作のイメージと異なるということなどと、前評判は芳しくなかったですが、マンガが原作ゆえの設定の奇抜さ、都合よく進みすぎるストーリーを割り引いても良質のドラマです。
鎌倉のまちの美しさも映像にあらわれていて、もっと近ければレガシィでロケ地めぐりでもしてみたいものです。まぁ、お友だちががデジイチ持って行ってくれることを期待したいと思います(^^)。
あ、私も主演のCMタレントさんは元々好きではありませんがドラマの中では雰囲気のある主人公になりきっていると思います。異論はあると思いますが、このドラマ、読書好きのご同輩にはオススメしたいです。(^_^)b
Posted at 2013/02/11 23:09:17 | |
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一言放言 | 日記