優れた過給機の性能もあって1万メートル以上の高度で飛来するB-29に対し日本軍はほぼ手も足も出なかった・・・・。
そんな認識の方も多いかもしれません・・・・。
かく言う私も、それと大した違いの無い認識でありましたが、今日、偶然「墜とされたB-29」というYouTube動画(
https://www.youtube.com/watch?v=f1x252GAIhU)を見ることになって、その認識は大きく変わりました。
米軍戦略爆撃調査団によれば、喪失したB-29=485機(戦闘による直接損失は403機と言う記録もある)、損傷を受けたB-29=2,707機、(直接損失403機に対し戦死したB-29の搭乗員=3,041人という数は、11人が搭乗するB-29にしては少ない数とも思えるから、爆撃後、基地にたどり着けずも、乗員は脱出できたケースも多いという事か?)
と知ることになりました・・・・。
日本人の特攻による戦死者数は海軍と陸軍の合計=5,845人であり、航空機での特攻による死者に限れば3,948人だそうだ。
戦死者の数で何かを測ることの是非は意見もあろうが、日本軍の戦死者・行方不明者は2,121,955人、それに対し米軍の死者・行方不明者は416,837人であり、日本軍との戦いに限れば20,195人とする記録を信頼するなら、B-29の搭乗員死者数が3,041名であることは想像以上に多い数である。
そもそもB-29は2,500機が第二次大戦中に製造されたが、その約1/5近くが日本軍によって撃ち落とされていたとも言えるのである・・・・。
余談であるが、朝鮮戦争で戦死した米軍人の数は約40,000人であり、日本との戦いで死んだ数のほぼ2倍であるが、ウクライナ戦争の3か月で死んだロシア兵は少なくとも15,000人以上と推測されています(NATOの見解)。
Posted at 2022/06/16 22:52:26 | |
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