地球で起きる海面上昇は近年まで0.3mm/年だったのだが、ここ数年はそれが少し速くなっているという・・・・。
様々な研究が有って、温室効果の大きいメタンガスや二酸化炭素、フロンガスなどの大気放出が取りざたされ、フロンは大気放出が禁止されたし、二酸化炭素の放出に関しても世界的な取り組みがすでに行われている。
現在の地球は第四紀の氷期の中に有って、155万年前の第一期の間氷期ブレイマートニアン間氷期以降、第四紀氷期で6回目の間氷期にあると言われていて、およそ1万2千年前からやや温暖な気候の時代に入ったとされる。(参考:恐竜が絶滅したとされるのは6500万年前の隕石の衝突とも言われている)
約1万2千年前、それ以前の10万年近く続いたヴェルム氷期には蒸発した海水は高緯度地方へと運ばれて降雪し、北半球の氷河は大きく発達して巨大化した氷床に蓄えられて、海面は現在よりも120m程も下がり、日本は北海道で大陸と地続きになり、沖縄も大陸と繋がって、対馬海峡も非常に浅い海となって日本海は太平洋とは分離したと言われている。
アラスカとユーラシア大陸も地続きとなって、その時代にアメリカ大陸に人類は進出し、大陸と繋がった日本へも縄文人の祖先たちがやって来たと信じられている。
そこで、第6間氷期の始まる少し前、1万5千年前から9千年前の6千年間に海面上昇は年間平均で10mmもの上昇を示し、約90mも海面は上昇しました。2万年前から現在までの平均では3mmの年間上昇となるが、実は1万4千2百年前の前後500年間だけを見ると年間40mmの海面上昇が有り、500年間で20mも上昇したことも解っている。
振り返ってみると過去には短期間に大きな海面上昇が有ったことが解っており、現在のゆっくりした海面上昇は過去3000年ほどのことであり、我々人類の活動による温暖化が現在の0.3mm/年という上昇率を大きく超える氷床の融解を促して年間に10mm以上の海面上昇に転じる可能性は無いとは言えない状況なのではないのか?
その様な極地方の氷床の融解はある時点を境にして非常に急速に起きて年間40mmもの海面上昇が10年後に起きないと誰が断言できるのあろうか?いや、それにとどまらず過去に例のないような加速度的な氷床の融解が発生して年間に100mm以上の海面上昇が起き、10年で1m、20年で3mと言った急激な海面上昇が地球を襲う可能性は本当に起こり得ないと言えるのであろうか?
もし本当にそうしたことが起きるとしたら・・・、我々人類はどう対処するのだろう?
そうして、もし地球の氷床が全て融解してしまうと海面は60m現在より上昇します・・・・・。
↓ の図は今より7m海面が上昇した時の関東地方の水没状況を示します。再度良く調べた所、我が家から250m東京湾よりの所まで海が押し寄せて来て、ぎりぎり陸上に有りました・・・笑。
↓ そして60m海面が上昇するとこうなります・・・・。
こうしたことが100年以内に起きるとした場合、人類はそれを防ぎ得るのでしょうか?恐らく想像をはるかに超えて、それは急激に起きる事でしょう・・・・。
↑ の図で見る水没する関東平野に住む人口は、いかばかりであろうか?2000万人以上なのだろうか?
我が子孫の為に、海抜60m以下の現在の所有地を今のうちに売り、水没する心配のない標高の場所に新たな土地を購入して置こうとさえ思う・・・・。
じわりと水没が始まってからでは標高の高く住みやすい場所は購入などとてもできない程に高騰してしまう事が簡単に予想できるからだ・・・・。
Posted at 2022/11/11 14:44:00 | |
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