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銀河遼のブログ一覧

2024年06月03日 イイね!

昨日の私の書いた文章には誤りがありました。


メキシコやペルーでは食用にされていたトマトでしたが、ヨーロッパの貴族社会で使われていた金属食器は銀に鉛が多く混じっていたことも有って、トマトの持つ強い酸が鉛を溶かし出したことで、トマトを食べたことと鉛中毒が関連付けられて、有毒な植物とされてしまい、食用にはされず観賞用としてヨーロッパで生き延びていましたが、数世紀の間に貧困階層の人々によって食べることが試されたことで実は毒は無いと解って、徐々に食用となって行ったのだそうです。

私は自分が調べた情報先の文章を読んだ上、自分の解釈に依って上のように書いておりましたが、銀に混じった鉛と言う部分は、それは「洋白」と言う「合金」の事になり、実際には殆ど毒害は起きてはいなくて、さらに合金としては「青銅」(銅と錫)に意図せず含まれてしまっていた鉛があり得る様にも思えましたし、錫と鉛の合金の食器は長く欧米では用いられていたそうですからその事も考えられたのですが、実際に器に盛られたトマトの酸が中毒を起こす程に鉛を短時間に溶かし出すことは殆ど起きにくいと言えると思われます。

さらに良く調べて行くと、そもそも食器に用いられた合金の鉛が漏出して毒性を示したという事は俗説と言い得ると思われました。

その理由は、実際には未成熟のトマトの持つトマチンと言う毒の存在のイメージも多少の影響があった可能性はありますが、トマトを食べる習慣も無いヨーロッパ人は最初から毒々しい赤色のトマトに対する疑いや、似た植物が毒を持っていたこと故の印象も有って、多くの貴族たちは忌避して食べずにいた。という方が正しそうです。

結論としては、ヨーロッパの人々はトマトを食べ物として受け入れてはいなかったという事が最も大きな原因であり、食べ物として食卓に出なかったはずのトマトですから、その酸によって漏出させた鉛で中毒を起こさせることも殆どあり得ない事です。

したがって鉛の毒を理由に誤った作り話を後付けで後世の誰かが、実しやかに語った文章があり、それを私が真実かの様に読んでしまったことが、この間違いの原因と思われます。

間違ったことを書いてしまいましたことをここにお詫びして訂正させていただきます。

「申し訳ありませんでした。鉛の毒説は信憑性は高くないと思います。」
Posted at 2024/06/03 12:42:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 歴史 | 日記
2024年06月02日 イイね!

「トマト」に関する、あまり知られていない事・・・。

「トマト」に関する、あまり知られていない事・・・。
このBlogにも度々紹介して来た「アメーラ」というトマトは1993年、静岡県 農業試験場 (現 静岡県農林技術研究所 )が研究を開始し、1994年に発表された灌水を抑えた養域栽培システムによる高糖度トマトの栽培方式により、静岡県と長野県の一部で栽培されている。



私の大好きな「アメーラ」トマトですが、そもそも私はトマトについて十分な知識が無かったので、Webで少し調べてみると。

原産は南アメリカのアンデス地方の高原と言われていて、トマトの先祖は南アメリカ大陸北西部で雑草のように生い茂っていた野生種「ソラナム・ピンピネリフォリウム」と解っています。(南米アンデスの高原付近が原産地と言う事だけは知っていた・・・。)

「トマト」という呼び名は、アステカのナワトル語「トマトゥル」に由来するそうです。(「トマトゥル」とはナワトル語で「膨らむ果実」という意味があり、もともとは「ホオズキ」の果実の意味があったそうです)

アンデス地方の雑草だったトマトは、そこに住む人間や野鳥によってより北部のメキシコに伝わって行き、食用として栽培されるようになったとされますが、歴史的に見て有史以前の事だと言われています。

やがて、コロンブスの南アメリカ大陸発見を契機に、南アメリカにヨーロッパ人が侵入し南米を支配するようになりますが、1519年にメキシコへも上陸したスペイン人エルナン・コルテスがトマトの種子をスペインに持ち帰ったとされています。

メキシコやペルーでは食用にされていたトマトでしたが、ヨーロッパの貴族社会で使われていた金属食器は銀に鉛が多く混じっていたことも有って、トマトの持つ強い酸が鉛を溶かし出したことで、トマトを食べたことと鉛中毒が関連付けられて、有毒な植物とされてしまい、食用にはされず観賞用としてヨーロッパで生き延びていましたが、数世紀の間に貧困階層の人々によって食べることが試されたことで実は毒は無いと解って、徐々に食用となって行ったのだそうです。

18世紀ごろまでには品種改良も進み、現在見かける様な姿のトマトが食用として普及したという事ですが、オスマン帝国のスルタンの美食傾向がその後トマトを使った様々なレシピを生んだとされ、特にトマトを発酵させたサルチャの発明があり、サルチャは1kgを作るために6kgのトマトが必要になる為、大量のトマト栽培に繋がったと言われています。

現在のトマト消費の多い国を調べると地中海沿岸の国が多い事は、オスマン帝国時代の支配地を反映したものと考えても間違いでは無いと言えそうです。

そしてトマトが日本に伝わったのは何時頃かと言えば、1817世紀の江戸時代と言う事になるのですが、食用にされたのは19世紀の後半あたりとも言われ、それは明治時代ということなのですが実際に庶民の食卓に並ぶのは戦後の昭和20年以降になってからの事だそうなので未だ80年程度ですかね?

私の記憶では、中学3年生(昭和39年)の夏休みに、その春から始めたテニスの練習に友人と二人だけで学校に毎日出て練習に明け暮れたのですが、その時に友人が大きなトマトを冷凍にしたものを持ってきてくれて、それをかじった事が、トマトの記憶としては最も古い記憶です。

その頃のトマトは独特の強いトマト臭があり酸味もかなりあったのですが甘みはさほど強くは無かったと記憶しています。

現在私が愛してやまない「アメーラ」は栽培法に大きな特徴があり、結実する頃に灌水をかなり少なくし、実を大きくしないという方法で濃厚な味を生み出しているということなので、原産地のアンデスの高原の乾燥した環境に近くすることに似ていると聞きましたから、その昔雑草だった「ソラナム・ピンピネリフォリウム」という原種に近い味なのでは無いかと、勝手に想像しながら頂いているのです・・・・。(日本中でトマト栽培は温室水耕栽培が主流かも知れませんが、それ故、味に乏しいのかもしれませんね、アメーラの栽培法はほぼその真逆ですからね)



追伸:トマトの本場と思われるスペインで日本で生まれた「アメーラ」が2019年から栽培されているそうで、価格は、現地のトマトの価格の10倍程だそうですが、最高級品として流通しているのだそうです・・・・。



蛇足:日本人の1年間に食べるトマトは一人当たり約9kgなのだそうですが、世界で最も多くトマトを食べているのはトルコ人で、一人当たり年間109kgに及ぶのだそうです・・・・。日本人と10倍以上の開きがあるのは凄い差です。

私に限って言えば1日1個以上の「アメーラ」を食べていますから、それだけでも28kg/年は確実に超えているので平均的な日本人の食べるトマトの量の3倍は確実ですかね・・・。(アメーラ1個の重さは65g~85g程度です。)

Posted at 2024/06/02 13:06:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 美味しい | 日記
2024年06月01日 イイね!

気が付けば…こんなに変わっていたとは・・・・。


Webで見たのですが・・・、1988年と2008年、そして2022年のマクラーレンのF1マシンの平面写真を見て下さい。これらの画像は同じ縮尺であるそうです。



こんなにサイズが大きくなっていたのですね・・・、車幅が余り変わっていない割にホイールベースが非常に長くなった事と、古いマシンのフロントトレッドが異常な程に広く感じます。

規則が変更になるたびに、その中で良かれと思う方向にシフトして来たのであろうが、実際に運転するドライバーが如何感じていたか?サイズにはさほどの関心は無く、運転感覚が如何であるか?という事だけが問題だったと思う・・・。

少しづつ変って来たから・・・という事もあるだろうしね。

2026年にはまた異なったルールの下でマシンは作られますが、どうなって行きますかね?更に大きくなるような規則があるのでしょうか?良く解りませんが・・・。
Posted at 2024/06/01 20:55:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | 日記

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何シテル?   11/03 10:03
銀河 遼です。よろしくお願いします。(宝塚とは無縁です) フリーランスの機械系エンジニアです。(面倒な仕事してる面倒くさいかもしれない人です) 3D・C...
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