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2017年12月30日 イイね!

珍車PART744

珍車PART744
暮が押し迫っていてもやるこのシリーズ、他にやる事ねぇのか?ですよね~w

はい、子育て終了した老夫婦、掃除も簡単に済ませてやる事ねぇっす、出かけても混むだけだし寒いし年末~年始は引きこもりでコタツ入ってネットをシコシコやる事くらいしかねぇっす(^^;)

と言う訳で744とか中途半端な数字で終わりたくない性分なもんでストックからご紹介、次回745で珍車シリーズ、年内最後としましょー!

今回744弾で取り上げるのはコレ

⇒『平成4年(1992年マツダGE5B型)MX-6』!!

アハハ、サバンナやカペラ、ルーチェにはやたら煩いマツダキチガイも無かった事のように触れないバブル期の無謀5チャネンル時代の生き残り、よく現生に存在してましたよねー…

何せ新車時ですら不人気モデル、このテのスペシャリティやスポーツを造らせたら大概はHITするマツダ車ながらコイツは売れなかったです、往時の目撃は数える程だったし仕事で触ったのもかなり昔に1~2度ってレベルかなぁ。

バブルのイケイケどんどんの時代に老舗カペラをクロノスに名称変更、そのクロノスのスペシャリティバージョンがMX-6、従来からのカペラに存在したクーペやHT、C2という2ドアスポーティモデルの継承だった訳ですね!

↓ベースはカペラ産まれ代わりの『クロノス』


クロノスはこのMX-6以外の5チャンネルカー全てのベース、アンフィニ店用のMS-6/MS-8、ユーノス店用ユーノス500、オートザム店用クレフ、そして当時提携していたフォードブランドのプローブとなり一粒で6度美味しい思いをしようと企んだモデルでしたが元のカペラが従来からそれほど高い支持があった訳ではなく唯一長年の在任で知名度があったのが良い点だったのにその名前さえクロノスなんて替えたモノだから結果は惨敗、まだまだマツダなんてアングラ的メーカーみたいな捉え方されていた時期にこのクロノスファミリー訴求がバブル無謀作の代表例でした。

さて現車です、事故落ちR点、内外C、走行10万㎞出た程度、四半世紀経過のレアモデルですので内容まで選べませんがそこそこマトモな程度かな!?

↓オルタ×、雨漏りもあるのでここは修理必須ですねー


ワタシの経験上、この時期のマツダって特にトランクやRrハッチ部の雨漏りが多いような気がします、シール材やウェーザーストリップの材質が悪いのかもしれませんが他社がバブルの恩恵でしっかりした車造りをしている中、マツダは内外装にやたら凝るのはいいがクルマとしての基本がおざなりだった気がするんですよね、そのツケが後に廻り潰れかかった訳でして…

MX-6=エムエックスシックスという舌噛みそうな名前もこれが浸透しなかった一因でしょう、スタイリングもこの時期マツダが凝っていたぐにゃぐにゃのキモイデザインは抑え素直にクーペらしいスッキリしたモノながらどこか中途半端、鼻が短いのにRrがなんかだらしなく長い印象(あくまで個人的感想)で全くこのテのモデルに必需な流麗、スポーティという印象が持てずファミリー唯一のクーペモデルながら存在感皆無でした。

搭載エンジンはクロノス同様にバブル期に発売したV6のKLZE型2.5 LとKFZE型2.0 Lの2種、2Lモデルは昔転がした経験もありますがV6の恩恵はあまり感じずマツダのこのテのエンジンはメカニカルノイズがやや煩い、日産や三菱V6のような勇ましいエンジン音でもなくかと言ってトヨタV6のような静粛性もナシ、4気筒と何が違う=バブルだからV6なのです!って感じのパワーユニット、勿論トルクフルで2Lでも走りに不満はないながらも敢えてV6でなくてもスペシャリティらしく活発な4発のツインカムで充分でねぇの?って印象でした。

↓C評価の室内(インパネ)不快な汚れや劣化はなさそうです、この時期特有なグニャデザインも懐かしい!


現車、25年経過なりの痛み、劣化はあるもボディは比較的綺麗でキズ、凹も気になるレベルのものはない様子、オーナー数は不明ですが歴代オーナーに大事にされてきた個体のようですね、レアですし一見、外車のような佇まいは昔はあまりにも多い兄弟の中で埋没してましたが今なら存在感あるでしょうネ。

↓Rrビュー、当時は日本車離れしていて親近感持てませんでしたが今見ればそれなりに?スポーティ!


↓Fr部も無問題、このクルマにファンがいるのか否かは知らんですが好きな方にはお薦めの逸品かも!?!?


オルタ修理と雨漏り修理で10~15万はかかる?これもあり不人気車なので希少ながら落札額=解体価格レベルでした、出品地は東、因みにこの半年~1年でMX-6の出品はこれのみでしたぁ(^^;)
Posted at 2017/12/30 12:11:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2017年11月14日 イイね!

珍車PART738

珍車PART738珍738弾は久々のマイクロ行きます!

過去2~3度取り上げてきたと思いますが製廃から20有余年を過ぎ往時ですらも東日本ではまずお目にかからなかったマツダのマイクロ、通称“タイタンバス”ですねー、中国四国地方ならばまだ現役もいるかもしれんですがこちらの貿易向けオークション車輛としてもこの1~2年はめっきり見なくなりました…

⇒『平成3年(1991)2代目WVL4B型パークウェイ26』!!

若い世代ではマツダがマイクロ造ってたなんて知らんのも多いでしょう、高度成長期~バブル期頃までは年々増加する旅行や催事で用いられるバス/マイクロバスも需要は常に上りカーブでしたからトラックメーカーである日野、いすゞ、三菱ふそうが定番となるこの分野=マイクロでもトヨタや日産、マツダなどの乗用メーカーでも重要戦略車、しかしバブル以降の低迷から日産はいすゞと提携しいすゞのマイクロジャーニーと日産シビリアンを同一化したりトヨタ-日野もOEM(日野リエツセⅡ-トヨタコースター)単独モデルを備えるのは今やふそうローザのみとなりマツダは95年にこの2代目パークウェイをもって撤退済となります。

しかしかつては総合メーカーを目指したマツダはトラック生産も古くから行っておりましたのでマイクロは他社でも2~4tトラックをベースにする事がほぼ、マツダはE2000というタイタン以前のトラックをベースにまずライトバスとして65年にデビュー、ベースがタイタンに進化した後の72年にライトバスもFMCし新たに『パークウェイ』の名前が与えられました!

ライトバスはバス参入後発メーカーであった為、マツダ(当時東洋工業)はそれまでの画一的なバスデザインに新風を吹き込む斬新なスタイルでデビュー、近未来のバスを思わせるAタイプと普及型で幾分スタイリングを実用的としたCタイプの二通りを用意するなど当時かなり気合を入れた参入、さすがに元Gureもこの時代はハナタレ小僧、写真や絵などで男の子なら誰でも幼少期に読む~はたらくくるま~的な本で見たライトバスAは衝撃的、実物は確か大阪万博では会場内の連絡バスで使われてなかったかな?実車を見た記憶はその時だと思います(曖昧ですが…)

↓ライトバスA


↓ライトバスC


Cの方は1tクラストラックのクラフトってのが当時ありその顔のイメージ、これにしても現代目線では充分個性的ですがAのブッ飛んだデザインの前では平凡ですよね(笑)

AのカプセルのようなFrフェイスは宇宙船か!って程の出で立ちでしたしね、バスと言えども子供心に充分インパクトを与えるその姿は残念ながらマイクロのシュア的にはブービーでしたしまだまだ東日本でのマツダ浸透力が弱い60~70年代ではまずお目にかかれませんでした。

そしてその後を受けたパークウェイですがこれの売り?は何たってREエンジン搭載のバスという点でしょう、勿論デビュー時はこの頃としてはアンパイであるタイタン同様のガソリン2000cc(XA型)とディーゼル2500cc(VA型)搭載のラインナップでしたが74年、多分OILショックでエンジン余っていたんでしょうか!?トルクが重要なバスにマツダはご自慢のREエンジンを搭載してしまいましたw

↓パークウェイロータリー


ルーチェグランツーリスモやロードペーサー、75年以降はLA型コスモで有名となる最大排気量(
654cc×2)の13Bエンジンを搭載、さすがにワタシもこれ乗った事も見た事もありませんが絶対敵わぬ夢ですが今一番転がしてみたいのがこのパークウェイREですナ、あの低速スカスカのREエンジン+バス、どんな味わいなのか興味津々、26人乗せた時の加速もルーチェやコスモのように音もなく滑らかに“シュワーッ”と行くのかどうか?味わってみたい(^^;)

しかし案の定?REの特性がバスに向かず僅か3年、資料によれば44台の生産で終了との事、そりゃそうですよ、バスにREってこれほどミスマッチもない、マイクロに人乗せて運転した事がない設計者だったんでしょうね、載せる前から解りそうなモンだけど。。。

RE製廃後は3LのDeエンジンに統一、そして82年に現車である2代目WVL型にFMCされております!

初代パークウェイも初代タイタンのイメージを大幅に継ぐデザインでしたが2代目も同様、当時アトムの替え歌で♪~2wayシフトだ新型タイタン~のCMが耳に残る2代目タイタンをそのままバスにしたようなデザインは初代より“タイタン色”が顕著、他社のマイクロでもベースのトラックに似通った部分は多分にありましたがパークウェイはそのままタイタンをロングルーフにしたって感じで笑えましたね、この頃になると多少東日本(関東)でも見れるようになってましたし。

と前置き長過ぎですが出品車見てみます、2代目は95年まで生存していましたが大きな変化は87年にタイタンMCに合わせて丸目4が角目4に変更された程度でこの時を境に前期後期と区別、現車は後期モデルですね。

↓マイクロとしては低走行の14万㎞台、総合3内装Cは26年経過のバスとしては高評価!


このモデルはマツダのDeエンジンでは評価の高い3.5L SL型搭載、このエンジンはタイタンで経験済ですがいすゞや三菱に較べても遜色ない粘りパワーがあり静粛性も高い、14万km程度ならまだまだですね、黒煙もくもくが玉にキズでしたが東日本では不当に評価の低かったマツダ商用、一度乗るといい意味で期待を裏切ります、エルフなんかと較べても乗用メーカーだけあり内装のセンスも良かったですしね、ただ、足とフレーム、架装物があればミッション(PTO)を考慮するとやはり信頼性はいすゞ、ふそうが上でしたが…。

↓インパネもタイタンそのもの!2wayシフトも健在ですね!


余談ですがパークウェイ/タイタンに採用されていた2wayシフト、考え方によっては10速~12速ギアになるんですがハッキリ言ってどこに入れて走ればいいか掴めず不要とさえ思えます、マツダの売りでしたがよく設計されたエンジンとギア比さえあれば何も副変速機なんていらん、但しこれは路面の悪い後進国などでは一時期人気があり貿易でもタイタンが指名される事もありましたがこれの現役時代の80年代でもダンプ以外でこれを必要とする道路、もう日本にはなかった筈、実際鳴り物入りで宣伝した割には次期型では不採用でした。

話を出品車に戻しましょう、このパークウェイ、出品地は北関東ですが貿易出る公算強いですね~、関東地区では排ガスNGですし高額陸送費かけて西の業者が落札ってのも考えにくい、エンジン狙いかどうかは解りませんがそこそこいい値で落ちていますしね、近頃では外人、海外も贅沢になり内外装が綺麗でないとなかなか貿易にも出ませんからその意味で現車、年式の割には程度がいいのであちらで高額で捌かれるのかもしれません、ハイルーフと客室オートエアコンもこの年式ですと希少です。

↓室内も綺麗でまだまだ旅客業でも現役で行けるでしょう!


↓テールランプはBD型ファミリア前期のモノを流用しているのは有名な話!


外装評価が未記入なので画像に出ない問題?があるかもしれませんが出品票にあるバックパネルの穴や下回りのサビが気になるところかな、あくまでボディそのもの(外板)だけの判断ならば外装B~Cは付いてもおかしくない感じですがね、距離からして教習所、旅館、ゴルフ場など短距離送迎に用いられた体ですナ。

↓コースターやローザといったありふれたマイクロにない個性が何ともシブい!


と珍車らしい珍車、絶滅危惧種認定のパークウェイでした、次いつ出るかは全く見当つきませぬ(*_*;

Posted at 2017/11/14 19:55:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2017年10月15日 イイね!

珍車PART732

珍車PART732
ボンバンマニア(?)としては見逃せない個体をオクで発見したのでご紹介(^_^)v

コレ、久しぶりに見ますねー、すっかり消え去ったと一見思われているマツダの老舗「ファミリア」ですがどっこいOEMになりながらも未だ健在、ご承知の通り最終BJ型が2009年に廃盤になった以降も日産ADバンのOEMになりながら根強く生き残っているBigネーム!

今回はそんなファミリアの最後のオリジナル商用を取り上げました。

⇒『平成4年(1992)6代目BF6M型ファミリアバン16004WD』!!

BFファミリア、セダン系は勿論の事、長寿だったバンでももう見なくなりました、広島には残ってんのかな!?!?

BF型そのものは85年~89年のモデルライフ、最終でもそろそろ30年ですから見なくなっても当然ながらバンはADバンに切り替わる94年までBF型を3代スッ飛ばして継続販売してましたのでね、それにしても既に23年ですか、商用モデルですし元々販売量もカロバンやADバン程は出ていないので残ってる訳ないかぁ…

ただこのBFのバンですがバン専用設計の現代と違い古き良き?乗用ベースの時代ですので結構造りは良くBFそのものが好景気の頃でしたので質感はまずまず、トヨタや日産が乗用ベースであっても徹底したコストダウンで商用はショボかったのですがそこまで造り分けできない第三メーカー以下のホンダや三菱、マツダやスバル等の商用は比較的安っぽさが少なかったんですわ…。

↓バカ売れし社会現象にまでなったBD型後継のBFファミリアはバブル前夜の好景気デビューのため贅を尽くし大きく豪華にかつ国産初のフルタイム4駆のラリーウェポンも話題でした!


質感が高いと言っても所詮は商用ですから内装はビニール多用、外装はPPの素地といった点はお約束通りですが例えばインパネなんかの造りは現代のプラスチッキーさはなくソフトパッドも入りましたしBFそのものがなかなかセンスのいいデザインでしたしね、照明がオレンジで高級感高かったのもいい演出、乗用では当たり前でしたがオレンジ照明を使う商用は少数でしたからこの辺も一つの特徴かもしれません。

スタイリングは乗用(HB)のルーフを延長、HBモデルよりは角張った印象で何の変哲もないハコで特に特徴もない代わりに嫌味もなし、同じボディでワゴンも用意されていました。

現車、バンとしてはイイ状態でしょう、総合3、内外Cという内容、距離は6万㎞代で一応実走とされていますが出品票にわざわざオドと注意書きされてるのでアテにはなりませんナ。

↓色褪せや僅かなOIL漏れが不具合と言えば不具合でしょうが大きな瑕疵はなさそうな個体!


珍しいのは4WDという点、北国雪国需要だったのでしょうね、乗用ではそこそこ注目を集めたファミリア4WDでしたがバンモデルのそれはあまり見た印象なし、元々北国はまだまだマツダの浸透力低かったしそういった場所では三菱やスバルの天下でしたからファミリアバンの4駆、希少だと感じます。

↓仕事疲れは感じさせられるも素性にバンとしては高級感を醸し出すD評価の内装


BF型バンの時代はまだまだ各社、商用であってもオリジナルで勝負、今はコストダウン追及によりhホンダ、スバルが商用からは撤退、三菱、マツダはOEMという有様で実質トヨタと日産のみの市場になってしまいましたんで各社がこのカテゴリーでも競っていた時代は面白かったですしベースの乗用が4年に一度FMCすればバンも更新され進化、現代のいい加減古ぼけて飽き飽きした?プロボックスやAD(ファミリアバン/ランサーカーゴ)といった図式、いつまでやるんやら(笑)

↓バンですから外装もクタビレてますが少し磨けば結構立派になる気がしますネ!





出品地は雪にはあまり縁のない地区、落札は解体価格+αで出品店さん、赤字は免れた程度といった感じですかね、年式からして貿易は無理でしょうから延命となれば主に地方での国内使用でしょう、まだまだレストアまでするような価値モノには当然なっていませんが希少な個体である事は知る人ぞ知るクルマ、くれぐれも潰しの憂き目に遭わない事を祈ってしまいます(^^)/
Posted at 2017/10/15 16:32:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2017年08月26日 イイね!

珍車PART717

珍車PART717今回取り上げるのは現役時は「冗談かよ!?(笑)」的にバブルの最中にマツダが調子こいて出した!程度にどちらかと言えば冷ややかに見られていたモデル、当時、話題にはなりながらもライバル車と比較しても著しく実用性が皆無、でバブル崩壊と共に消え去りましたがその後その存在のレアさが注目を集め今ではライバルは勿論、この時代に多く存在した軽スポーツの中でも一際プレミアムの付いている人気ミニです!


⇒『平成5年(1993)PG6SA AZ-1マツダスピードバージョン』!!

言わずと知れた平成のスーパー・ミニ、ホンダビート、スズキカプチーノと共にバブル軽スポーツ3羽ガラスですよね(^_^)v

※AZ-1は兄弟バージョンでスズキブランドの『キャラ』も存在

このクルマ、現在かなりの人気で欲しい方も多いでしょう、今では絶対現れないバブル期の夢のミニ、アルトワークスのF6A 3気筒DOHCターボエンジンをMRに搭載するFRP多用の軽量ボディという言わば“大人のおもちゃ”的存在はこんな時代になると注目を集めて当然!

しかし現役時はさすがのバブルと言えども極端にタイトな車室空間、荷物の置き場もなく乗り降り困難なガルウィングの出で立ちは話題にはなるも手にするマニアは少なくこれに較べるといくらか実用度の高いビート、カプチーノの販売には敵わず92年~95年の3年で僅か4000台強という生産数、ワタシなどもスーパーカーばりのスタイリング、大袈裟な?ガルウィングはさすがに軽としてありがちなチョイ乗りでコンビニやスーパー行って乗り降りするだけでもこっぱずかしい…そんな見栄ばかりが頭をよぎりオモロそうだとは思いながらも遊びクルマとしても選択肢に入れる事はなかった、ビート、カプチーノはその限りではなかったですが当時の生活環境と異なる現在、懐に余裕があれば是非欲しい1台ですナ(^^;)

これも昔テストで乗った事ありますがとにかくご想像に容易いでしょうがテールヘビー、てか前が軽すぎて運転、慣れるまでは結構神経遣いましたね~、MR-2になるとある程度の重量あるので意識的に軽いFrにトラクション掛けるのも比較的容易ながらAZ-1は、そのコツを掴むのが難しい…

街乗りだけでしたら誰でも乗れるとは思いますが少し気合を入れるとどこ飛んで行くか解らない、そんな怖さがありました。

軽いのは勿論いい事ですがパワーがあり過ぎてコントロールがシビア、当時のワタシの腕では勿論無理でしたがこれを速く走らせる技術を持てれば恐らくジムカーナ等で敵はいなかったのでは?と今更ながら感じます、ノンターボ=NAでちょうどパワーとシャシ、運動性が釣り合う、そんな印象でした、ターボまでいらんだろ!?って感じでw

この辺で現車を見てみますがAZ-1の中でも希少なマツダスピードバージョン!
マツダスピードのエアロを纏う特別使用車でしたがコレ、何台も出てないんじゃないかな!?元のAZ-1自体が少なかったですしね、標準グレードに後付けも結構いましたし素のスピードバージョン、ワタシの生息地域では殆ど見た記憶ないです…

↓内外B、総合4.5、走行6万未満という素晴らしい状態!


23年落ちでこの評価はなかなかない、新車並みまでは行かずともかなり神経質な維持をしないとこの年式でこの評価はないですからね、屋根保管は勿論の事、内外の減点度合いは極少ない感じ、走行も動態保存前提でなるべく乗らないようにしていた?とのかく美車ですよね~…

↓室内、経年劣化の出やすいウインカーレバーに年月は感じますがそれでもかなりの綺麗さ!



シートヘタリもあるようですが軽の、しかもこのテのクルマのシート肉厚なんてあってないようなモノ、少し体重のある人間でしたら1~2万㎞でヘタるのもザラですし修正はナンボでもできる部分、気にしない気にしないって感じでしょうかw

外装も下回りのサビ程度、これも恐らく悪くても23年という月日に見合う程度でしょう、傷、凹は画像、出品票では見当たらず褪せやすい原色カラーながらまだまだ美しさを保っている様子。

↓見事なカッコ良さですねー、今出せば子育て終了世代のクルマ好きが飛びつくんでは?



今見ても“オモチャ”感は拭えませんが実はかなりのコスト高だったこのクルマ、ガルウイィングは勿論AZ-1/キャラだけの専用だったスケルトンモノコックという特殊フレームで剛性を高めながらも720㎏という軽量に抑える努力などマツダらしい手抜きのない造りが好感持てます!

↓小さいながらもMRらしいRrスタイルは迫力健在!



バブル崩壊と共に僅か3年で散った悲運のAZ-1、出る時代が早過ぎた?いや、あの時代だからこそデビューできたと思いますがあまりに寿命が短くそんな大昔のクルマではないにも係わらず街で見る事はまずはないながら旧車専門店やスポーツ専門店には時々置いてあったりして仕事などで訪問時に見つけるとつい見入ってしまいます、今更ながらよくこんなの商品化したなぁと感心しますがこれ、マツダの隠れた名作だと思いますネ!

↓ビート、カプチーノが“軽”の枠の中、どこか無理なデザインを感じます(私感)がAZ-1は完璧だと今も思います!


出品は西、落札額は物凄い事になってます、店頭価格は200万超えもおかしくない、そんなレベルで同じくマニア人気の高いライバル2車でもここまでは行かないですからね、10年後20年後は4桁にってるかもしれんですね~(*_*;
Posted at 2017/08/26 21:38:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2017年07月28日 イイね!

珍車PART709

珍車PART709珍車シリーズ、今回はこれも既に忘れ去られた感がありますネ(*_*;

今でこそ評価が高く敢えてマツダを選ぶ層も増えましたが当時はまだ、特に関東ではマツダ車を買ったなんていうと「何で?」と怪訝な顔をされていた時代にバブル期に浮かれパイもないのに無謀にもマツダ5チャネルなんちゅー政策を掲げて次々に似たり寄ったりの金太郎飴的車種を乱立、案の定バブル崩壊後はREゴリ押しの70年代に続いて倒産の危機を迎えた暗黒時代のモデル!

マツダそのものが思い起こしたくもないでしょうし当時のアンフィニ、オートラマ、オートザム、ユーノス等マツダ店以外は殆ど消え(一部地方にほぼ名前だけザムだけ残る)“なかった事”のようになってますよね、若い世代が知らん事を良い事に(^^;)

最近ではレクサス真っ青の高級店舗も現れどうしてもワタシ世代ですとマツダ、調子に乗るといつもコケてるんでSUVやロードスター、デミオの好調・高評価で浮かれまた同じ轍を踏まない事だけを祈りますが…

さて、今回のお題ですね!

⇒『平成8年(1996)CBAEP型ランティスクーペタイプR』!!

前ブログで過去記事の“華麗なる一発屋ランティス編を上げたので詳細はそちらを見て頂き(手抜き…www)たいのですが出た時は何とも摩訶不思議なクルマでした。

メインがクーペを名乗りながら5ドアHBってのが如何なもの?なんて思いましたし比較的オーソドックスな4HTにしてもこの時期のマツダ車らしくグニャグニャしたラインのアクの強いスタイリングで個人的には当時、とても好感の持てるモデルではなかったですが多分?いすゞのクルマ同様に1歩先を行くデザインだったのでしょう、今見るとそう嫌悪感もなくかつ古臭くもない、ここは素直にマツダのデザイン力を感心するべきかな!?w

ランティスはマツダも結構気合入れて発売、CMにもリキ入れてバンバン流し~♪ランティス、二つの光が・・・・~と未だ耳に残っていたりと。

ランティスCM


しかしランティス、イメージはワタシ的には軟弱さを感じましたが乗ってみると意外に硬派、ツーリングカーレースでも活躍しただけあり非常に骨太で脚もハードな味付けでしたしエンジンも流行りに乗った感はあるも太っといトルクフルが味わえるV6 KF型DOHCは2Lで170psを発生、数々のクルマ乗りましたが2LNAで驚く加速、そういった印象がこのエンジンには強く残っています!

廉価版1800にしても可もなく不可もなく必要にして充分な性能、まだ当時はワタシらのような古い人間としてはマツダ=REという決めつけもありマツダのレシプロなんて!!とバカにしながら乗り込むと感嘆したりしていましたね(笑)
誤解なきよう付け加えれば70年代のREゴリ押し期や排ガス対策で各社青色吐息の時代でもマツダのレシプロはイメージよりはかなりよくできたエンジンだったと思います。

ランティスのモデルライフは93年~97年、実際にこの期間は既にバブルは崩壊しており設計時点の好景気の名残がたんまりと詰め込まれており逆にこれが時代錯誤な感じもしていましたっけ。

5チャンネル化により同じプラットフォームで同じエンジン、似たりよったりのデザインである別車種?が乱立、ランティスもその中に見事に埋没し商業的には失敗と言えましょう、決して悪いクルマではなかったと思いますが販売政策やカテゴリーの煮詰め次第では成功モデルになってもおかしくない、そんな風にに思いますが当時のマツダに何云っても無駄だったでしょうね、とにかくバブルに乗り先を行くトヨタ、日産、三菱、ホンダらを何とかして追い越したい!と猪突猛進でしたし(*_*)

さて現車ですね!
事故落ち(R点)で内外C、経過年数相応ってところでしょうか?ただ走行は実走6万㎞台と少なくオマケにMTですしグレードは最もスポーティなグレードであるタイプRですから刺さるマニアにはヨダレ物かもしれませんね~

↓21年経過なりの劣化程度?少走行なのはマツダファンとしては見逃せないでしょう!


↓C評価の内装、磨けば気持ちいい空間になる感じですね!


バブル期のクルマってのはメーカー問わず特に内装の質感は非常に高い、さすがに20年超えてきますとプラ部品などは硬化したり色褪せたりは避けられませんがこの時期のモノはプラの上に起毛を施したり布巻いたりと後年~現在のコストダウンだらけのモノとは異なり見える部分にそう貧しさを感じなくて済む、日産やホンダは内装メーカーの関係かそれでも劣化は手に取るように感じますがマツダはトヨタ、三菱と並びその度合いが少ない印象、勿論歴代オーナーの手入れ、保管環境に左右されるのは当然ですが仕事柄様々なこの時期のクルマを扱う立場としてはその印象がありますね。
この出品車にしても画像の限り痛みは少なく汚れ程度と思われ徹底清掃でかなりのレベルになるんではないでしょうか!?

↓このウイングのまま乗る勇気は年配者にはありませんがただでさえ今ランティス乗っていたら目立つのにこれはスゲェですねwww


↓外装もC評価でやや色褪せ感はありますが大傷、大凹はなく未再生でもまだイケるでしょう!


バブルを象徴するモデル、ソアラ?セルシオにマジェ、レパード?シーマ?ユーノスコスモにアルシオーネSVX…枚挙に問いませんがこのランティス、てかこの時期のマツダは大衆車ファミリアまで全てそんな感じがします、なかった事になっている?ランティスですがこれもあのイイ時代=クルマ達がキザで贅沢でいられた時代の生き証人、このクルマのファンやマニアは少ないかもしれませんが何とか生き残りを願いたいモノです(^^)/
Posted at 2017/07/28 21:08:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

プロフィール

「旧車とキャラクター…VOL.54 http://cvw.jp/b/2682511/48749855/
何シテル?   11/05 18:12
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP、企画モノでは記憶に薄い部分等はwiki...

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