
偉大なるUP! DOWN! 野郎たち”!!!
いよいよミニカの最終回となります、98/10に登場した最終型8代目『ミニカH42A/V・H47A/V型』を取り上げてゆきます!
尚、8代目ミニカには先々代からラインナップされているワゴンタイプの『ミニカトッポ』が基本シャーシ、型式は同一ながら『ミニカ』のネーミングを廃して新車種『トッポBJ』となりメーカーサイドも別車種として独立という形をとっているため詳細はここでは割愛、一方、99/12~00/6までH42ミニカを基本にボディ拡大し1.1Lエンジンを搭載した特別限定モデルの『ビスタチオ』(H43A型)に関してはネーミングこそ違えど普通車版ミニカであった関係上、こちらで紹介させて頂きます!
8代目ミニカは冒頭及び前回のブログ~偉大なる“UP! DOWN! 野郎たち”!!!…32~でも述べました通りミニカの最終モデル、メーカーの不祥事やかつては当たり前であった軽ボンネットモデルの人気/需要衰退などもあり三菱史上でも最古参ブランドでありながらも惜しまれながら新世代の軽セダン、現行ekワゴンやトッポ、アイに後を託して引退となった訳です。
“ミニカ“のブランドは単一継続生産車としては軽自動車として最古参、62/10~2011/6の48年8カ月という半世紀近い長きに渡り親しまれたネーミングで三菱ファンならずともこれの廃版は非常に残念がられていたのもつい先日の出来事ですネ!
尚、セダン型車種としての長寿ネーミング(継続生産車のみ)は現在までも“ミニカ”は国産車の老舗?であるトヨタクラウン(55/1~現在)の56年10カ月、スカイライン(57/4~現在)の54年7カ月、セドリック(60/4~現在 04以降は営業用のみ)の51年7カ月に次ぐ第4位を記録しているのも興味深い裏話、ちなみに5位はマツダファミリアで63/10~現在(04以降は日産ADバンのOEMであるファミリアバンのみ)の48年1カ月、6位以降がグロリア(59/1~2004/10)で45年9カ月、、7位がカローラ(カローラアクシオ含む…66/10~現在の45年1カ月)、コロナ(コロナプレミオ含む…57/7~2001/12の44年5月)、ブルーバード(シルフィ除く…59/8~2001/8の42年)、サニー(66/4~2004/10の38年6カ月)と続きます…
↓98/10、遂に最終型となる8代目ミニカがデビュー(前期5ドアセダンPj op装着モデル)
↓㊤前期3ドアセダンPg㊦同5ドアセダンPg
さて、H40系ミニカですがワゴンモデルのトッポを独立させた事によりオーソドックスな3/5ドアのHBモデルのみに戻りこれを従来通り4ナンバー商用モデルと5ナンバー乗用モデルをラインナップし登場しました。
先代では女性ユーザーを意識し過ぎ丸味帯びたデザインが可愛らしくも男性/年配ユーザーからは不評、特に後期型からは様々な要因が噛み合い販売は下降してしまいました。
このため今回のFMCでは再び直線を基調としたスッキリ、クリーンでシャープなデザインとなっています。
90年代半ばから三菱はミニカに限らずほぼ全車を丸味帯び重厚ながら重々しくボッテリとしたスタイリングをとりこれ以前の勇ましくシャープなスタイリングが消え失せ大失敗、ギャランやランサーと並び看板車種であるミニカも再度以前のシャープなスタイリングに回帰し落とした人気と販売台数の回復に躍起になっていた時期(90年代後半)ですねー。。。
インパネ形状もH30系の妙に凝ってグニョグニョした形状から一転、スクエアで見切りのいいモノとされますがい意味でも悪い意味でも“個性”が失われしかも完全商業車の箱バンであるミニキャブとほぼデザインを共通化、かつてH10系時代もミニキャブと共通インパネを使用していたミニカ、久しぶりのこの施策でバブリー軽は完全に消え失せた感じがここでも思い知りました。
↓インパネデザインは“ミニキャブ”と共通化!
一方、H20系時代に変わり種ワゴンとして追加されたトッポはシャーシはH40系ミニカに置きながらもスズキワゴンRによってもたらされたハイト系人気に対抗するため先代までのあくまでセダンタイプのミニカを重心は低くしながらハイトップにしていたものからやや発展した“完全なるハイト”のデザインとなり5ドアワゴンのみの新車種『トッポBJ』に独立、ミニカ一族に変わりないながらも距離を置く存在へと発展しています。
↓ベースはH40系ミニカとしながらも独立車種となった旧ミニカトッポ→新トッポBJ(98/10登場)
H40系はこの時期から厳しくなった衝突安全基準に適応するために許された3度目の規格改正=現行の軽自動車規格 に応じたFMCがなされサイズを全長100mm、全幅80mm拡大、シャープなデザインとこの拡大により先代でボンネット型軽クラス最大という車室空間を更新、もはやリッターカークラスのHB車と車室だけを盛ればほぼ遜色ないモノになっていました。
↓3ドアセダンの室内(前期Pg)
ただ、時代は既に軽のメインはハイトに移行しておりその広さは何らアピイールにはなっていませんでしたorz…
先代の後期型頃からこの傾向は顕著であり三菱は急激な売り上げダウンを考慮し同時発売のトッポBJやパジェロミニ、01y発売の『ekワゴン』に軽メインの座を移行、H40系はデビュー時から大がかりなリストラがなされ主に廉価・営業/商用向けの立位置になっていました。
このためバリェーションは大幅に縮小、搭載エンジンも1種に絞られかつてワイドバリェーションを誇ったミニカ、寂しくも感じ時代の流れも切実に感じましたねー。。。
エンジンは従来の3G83 OHC12バルブ キャブ仕様をベースにECIマルチを採用しながら燃費/排ガス性能に有利な希薄燃焼の“MVV”リーンバーンエンジンを搭載、にわかにうるさくなり始めた環境問題にも取り組んだモノでした!
↓“MVVリ-ンバーン”となった新世代の3G83型エンジン
時代の流れもありコストダウン/廉価でありながらも5ナンバーは全て運転席エアバッグが標準装備されたのも数少ない?進歩ですね!
それではH40系の車輛概要です。(主要のみ)
(サイズ)
全長3395全幅1475高1510(以上mm)(車重)
700kg=(3ドアセダンPe)
(定員)
全種4名
(エンジン)
3G83型水冷直3 2バルブOHC 660cc ECIマルチ50ps
(駆動)
FF/フルタイム4WD
(ミッション)
4速MT/5速MT/3速AT
(脚回り)
Frストラット式独立懸架/Rr3リンク(2WD/4WD共通)
(ボディ)
3ドアHBセダン/5ドアHBセダン(乗用5ナンバー→型式FF/H42A、4WD/H47A)
バン(ポ商用4ナンバー→型式FF/H42V、4WD/H47V)
※バンに4MT/3AT、セダンに5MT/3ATを設定。
(バリェーション)
バン=Ce/Cf/Cf4WD
セダン=Pf/Pf4WD/Pg/Pg4WD/Pj/Pj4WD
※Pf4WDは3ドアのみの設定、他セダンは3/5ドア設定。
上記から解るように明らかな退歩は4ATの廃止、今更3AT/4ATの違いを語るべくもなくこれは残念でしたねー。
せっかくMVVエンジンとなっても高速性能ではH30系に劣りますし改良されてるとは言え元来、決して静かではない3G83エンジン、その高速フィールはボディ拡大や防音の充実化がH2/3時代よりなされているも正に“廉価版”そのもでした。
コンセプトの変更により大人しいエンジンのみとなった事、足廻りの退歩(4WDのRrがグレードダウン)は理解できるのですが4ATもがリストラされてしまうと当時のライバルと較べミニカの魅力はより落ちてしまいMVVも街中のみの強みでしかなかった訳ですネ、細かな事ですがかつて軽乗用で始めて後席ヘッドレストを装備したミニカですがこれすら上級グレードから省かれop設定となる始末でした…。
それではH40系のモデル改歴です。
(99/1)
H30系で一定の人気を得ていたレトロ調の味付けなる『タウンビー』が復活しラインナップに加わります。
↓FMCで一度は途絶えた『タウンビー』が復活!
↓タウンビーのインパネ&インテリア
タウンビーは先代同様、ミニカの外観をクラシカルにリ・デザインし内装も高級にアレンジしたもの。
但し個人的にはH30時代よりも更にオーバーデコレートした顔はもはや化け物にしか見えず丸味帯びたデザインがまだH30時代の方が見れた気がします。
内装にしても30時代のセンスは薄れ木目などで高級イメージには仕立てながらもシート生地はグレードダウン、ここでもコストダウンが顕著で好感は持てませんでした。
角張りシャープなスタイリングにはどう見てもアンバランス、Rrにしても無理矢理取って付けたような印象は拭えず市場的にももはや流行遅れにもなりつつあり全く話題にならずワタクシもH40系タウンビーは殆ど見た記憶がありません…
尚、タウンビーも3/5ドアセダン、FF/4WDを設定、5MT/3ATミッションや搭載エンジンや機構に何ら変更はありませんが“あの”後席ヘッドレストはさすが高級バージョン!!しっかり装着されています(笑)
(99/10)
タウンビーを除き小変更実施、バンパー/ドアハンドルをボディ同色化、ヘッドライトクリアレンズの採用、セダンPg以上がウインカーレンズのクリア化、ホイールカバーデザイン変更等。
尚、ここで最上級(タウンビーを除く)のPjにようやく後席ヘッドレストを標準化し更にPjとタウンビーにはATを久しぶりに4速としています。
(99/12)
ミニカをベースに燃費低減を最大のテーマとそのアピールのため官公庁、自治体等に限定販売された『ピスタチオ(H43A型)』を追加します。(50台限定モデル、00/3販売終了)
ミニカをベースにしながら全長のみ40mm拡大し普通車としたものでその拡大はFr部分のみ、従って車室の拡大等は一切なくライトのマルチリフレクター化とグリルのリ・デザイン、バンパー大型化がなされていました。
エンジンはこの頃三菱が躍起になっていた“GDI”の1100ccを搭載、このエンジンはかつてミニカにも積んでいた(当時はパジェロミニのメインエンジン)4A30をGDI化しスケールアップした4A31型74ps/10.2kgmを搭載、これはパジェロジュニアやトッポBJワイド用のものをベースにアイドリングストップ機構を採用し5MTのみの設定、更に徹底した燃費こだわりの為バネ下重量を考慮した極細タイヤ(135/80-13)を履きもちろんホイールはアルミというものでした。
今から思えばこの当時で既に現在話題になっているアイドリングストップを装備したそれなりの力作ではあったと思いますが全てはこの直後に起こった例のリコール隠し事件で忘れ去られるどころかビスタチオを売り込んだ公的機関からも敬遠される事態となってしまったため幻の限定車になってしまい今でもその存在を知るのはよほどの三菱マニアくらいだと???
↓“知る人ぞ知る”限定車でミニカ史上最初で最後の普通車枠になる『ビスタチオ』
(00/1)
タウンビーの細部の意匠をより高級化した『タウンビーG』を追加、4AT 5ドアのみの設定ながらFF/4WDが選べました。
(00/5)
特別限定枠で『タウンビーパールセレクト』を設定、パールホワイトのボディカラーでライトベゼルやドアミラーを同色とした限定モデル。
(00/11)
タウンビーとバンを除いてMC実施、後期型となります。
セダンはFr顔がビスタチオに近いデザインとなりマルチリフレクターのヘッドライト(一部グレード)ウインカーレンズをクリア化したモデルを拡大、グリルも高級感を高めたビスタチオと同意匠となっています。
尚、バンは従来のマスクを継続。
セダン、Rrやインパネ、インテリアにははほぼ変更はありませんが上級グレードは液晶トリップメータを採用。
↓MCでビスタチオ風の高級顔に変貌!(㊤後期5ドアセダンPj㊦同3ドアセダンヴォイス)
↓タウンビーは大きな変更なく継続
尚、グレード整理がこの時行われセダンPf/Pgを統合し『ヴォイス』に、バンCe→『ライラ』に改名しています。
さて、余談ですがこの後期型がこの後11年近くに渡り生きる事になるのですが(もちろん細かな変更や時代にそぐった充実はあります)その大きな要因は先記の不幸な事件によりFMCをする余力がなくなったお家の事情な訳です。
一方でバンモデルに関してはこの事件以後も比較的安定した売り上げを維持、これはライバル達が次々にFMCしミニカは取り残されながらも旧くなるにつれライバル達と価格差が広がり最終に近い頃からは皮肉にも“日本で一番安い車”として認知される事となり業務用などでは最後まで需要が廃れなかったのがミニカ、有終の美を飾ったかと思います!
(01/6)
特別限定車となる『ホワイトエディション』をラインナップします。
ホワイトエディションはヴォイスをベースニ専用ストライプ入りのホワイトバディをまとい携帯電話用ハンズフリーシステムを装着、全体的にスポーティかつカジュアルな味付けがなされもはや足の遠のいた若年層にもアピールしたモデルでした。
↓01/6に設定された『ホワイトエディション』
ホワイトエディションは3ATの5ドアのみ、FF/4WDがチョイス可能。
(01/10)
搭載エンジンをMVV→一般仕様の3G83に換装、出力等に変更はなく換装された3G83は環境性能を向上させ「良-低排出ガス車」認定を受けます。
グレード整理も再度行われ3ドアセダン=ヴォイスのみのモノグレード化、バンは従来のCfとライラに加え快適装備を施す『ライラE』をラインナップしています。
尚、エアコン、パワーステアリングといった快適装備が当たり前になりこれを全車標準装備、安全装備のデュアルエアバッグもセダン系は全てに装備、ABSは全車標準装備としています。
(02/6)
バンのライラEにより環境性能を強化し排ガスをクリーン化したLEVエンジンを搭載、これは「超-低排出ガス車」の認定を受けています。
(02/9)
バンCfを廃止、バンはライラとライラEの二本立てとされています。また、内装の小変更(シート地の柄変更程度)とopにてシートヒータを選択可能に!
(03/1)
セダンに廉価版買い得グレードのPcを追加、主にホイールキャップを省きウインカークリアレンズ→アンバーに仕様を落とし価格を抑えたモデル。
↓新追加の『Pc』
(03/9)
一部変更、ライラ(FFモデル)が超低排出ガス適合モデルに認定、このためFFのライラは3ATはそのままに4MT→5MTに改良。
(03/10)
限定枠にて5ドアセダンのヴォイスをベースにした『サウンドビートエディション』をラインナップ、クラリオンADDZESTの2DIN MD-CD一体型オーディオを装備。
(03/9)
シリーズ全体が超-低排出ガス車の認定を受けたのと相前後してタウンビーがカタログ落ちなります。
(04/5)
一部グレードが2010年新燃費基準+5%以上を達成しグリーン税制に適合、また装備充実が全車になされUV&ヒートプロテクトガラス、4WDへの寒冷地仕様&運転席シートヒーターを標準装備。
(06/4)
一部変更。バンとセダンの顔を共通化、両種の装備差別がほぼなくなり全種ヘッドランプがマルチリフレクター化され液晶式トリップメーターも標準装備されています。
また、ヴォイスのウインカーをアンバーとしデザイン面で全車統一、セダンの3ドアが廃止されバンに5ドアを新設、これは乗用モデルは販売低迷しながらも一定重要が依然見込まれるバンモデルの充実化によるテコ入れでした!
乗用モデルは既に役目を終えミニカ・ユーザーもek他に移行、この時点でミニカの販売台数の約8割がバンであった事から乗用に関してはリストラの対象となった訳ですね。
この時、乗用の最高級モデルのPjが廃盤、これによりミニカシリーズから再び4ATの設定がなくなっています。
整理しますとこの時点でのグレード展開は下記の通りになります。
・バン=ライラ/同4WD
・セダン=Pc/同4WD/ヴォイス/同4WD
※セダンは5ドアのみ、バンは3/5ドア設定し全てに3AT/5MTを用意。
↓06yモデル(4WD除く上からセダンヴォイス、同Pc、5ドアバンライラ、3ドアバンライラ)
↓セダンヴォイス06yモデルのRrビュー
(07/7)
H40系、デビュー10年に近くなりセダンタイプの販売現象は深刻な状況となりついにこれをリストラ、ミニカは64y以来ラインナップしてきた軽乗用車の役目を終え4ナンバー商業バンタイプのみのラインナップとなります。
残るバンモデルもグレードを整理、新設定された『ナッティ』と従来のライラの二種になっています。
ライラがベースモデル、ナッティが装備充実モデルでありセーフティ機構付パワーウインドウ、キーレス、センタードアロック等かつての乗用グレードだったヴォイス同等の装備が4ナンバーながら与えられライラをビジネスユース用、ナッティはビジネスにもファミリーユースにも対応できるモノとして設定しています。
尚、両種ともFF(H42V)と4WD(H47V)を設定し3AT/5MTがチョイス可能。
↓新設、上級モデル『ナッティ』㊤と同インテリア㊦
(09/10)
限定車としてライラをベースに専用ボディカラーであるブラックマイカ色とシルバーのフロントグリルを採用した『黒ミニカ』を設定、標準ライラより1サイズタイヤスペックを上げかつてのセダン用ホイールキャップを装着しエクステリア充実を図っています。
黒ミニカはモデル末期ながらその精悍な外観やお買い得価格(3ドアFFで約69万円)がそこそこ評判になり売れ行きも好調だったとか!これはファミリーユース前提のためミッションは3ATのみ、3/5ドアにFF/4WDが設定されていました。
↓最後の特別限定車『黒ミニカ』!
(10/10)
エンジン改良により燃費向上、「平成22年度燃費基準+25%」若しくは「平成22年度燃費基準+15%」を達成!
環境対応車普及促進税制に適合し“エコカー”認定となります。
またグレード整理がなされライラ5ドアを廃止、ナッティに5MT車を設定、3ドア=ライラ 5ドア=ナッティとなりました。
尚この時同時に三菱が例の一件からの信頼回復をはかる意味で“最長10年10万km特別保証延長”の対象車種となっています。
(11/6)
軽ボンバン需要低迷が大きな理由となり5月にH40ミニカは生産が打ち切られ6月の在庫完売により製廃となりました。
最後は国内で“一番安い新車”(ライラFF 5MT 583,000円)として旧いながらも営業用にそれなりの需要はあり惜しまれましたがボンネット型需要は落ちる一方で三菱に利益の薄いミニカのFMCの余力は既になく01/10に発売されたekワゴンと98/10、ミニカと同時に40系に発展FMCしたトッポBJが03/8に一度製廃後に08/9に外板をBJの殆どを使用しスタイリングもほぼBJ同一ながらekをベースにした(BJはH40ミニカベース)トッポが再度ラインナップ、また06/1にデビューした新世代のアイも含めたこの3モデルにミニカは後を託し48年8カ月で遂にその火を消しましたorz…
↓最終型ライラは“国産新車で一番安い車”として最後まで旧いながらも一定の販売量を確保!
↓最終型ライラのインパネ。98年デビューから形状は不変…
↓歴史ある“ミニカ”の後を引き継ぐ現行ekワゴン㊤とトッポ㊥アイ(ミーブ)㊦
『ミニカ』、ほぼ半世紀という長きに渡り三菱軽自動車の代表的車種で最後の数年は一線を退き最後はひっそりながら車格とは異なるその“ビグネーム”の消滅は未だ三菱ファンから惜しまれる声が多いようです。
昨今、廃止になったネーミングの復活が盛んな三菱ですからいずれ蘇る日もあるかも?しれませんネ。。。
華麗なるミニカ、その長き生涯のUP!!!DOWN!!!を振り返りますと…
初代LA型(当初UP!!!、後半DOWN!!!)→2代目A100系=サブネームがミニカ70~73のもの(大幅なUP!!!)→3/4代目A100系=サブネームがF4・アミ・アミL(エコノ含む)(DOWN!!!)→5代目H10系(大幅UP!!!)→6代目H20系(UP!!!)→7代目H30系(前期UP!!!後期DOWN!!!)→8代目H40系(前半ややUP!!!中期以降バンを除き大幅DOWN!!!)
という結果になると思います。
低価格、低燃費、維持費のかからない軽自動車ですので人気DOWNと言えども一定の販売量を維持してきたミニカ、デビュー時はマイカーに憧れた時代に夢を叶える“国民車”で人気を獲得、やがてハイパワー競争に加わったりセカンドカー需要、女性人気にも対応、最後は国産車のボトムを受け持つという軽自動車本来の姿に戻り人(車)生を終え惜しまれた最後が有終の美を飾ったと思います!!
振り返れば原型はバンであった『三菱360』でミニカの名前ではありませんでしたが最後はバンモデルのみとなったのも何かの因果を感じるのはワタクシだけでしょうか… (^w^;)
ミニカシリーズ・・・終