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2024年01月17日 イイね!

納車後1か月 雑感


12月10日の交代式から,ひと月が経過しました。
1か月間の走行距離はようやく800km弱です。この間,新旧の違いを改めて観察していました。


IMGP1664




総評は,私のような使い方で語れば,「とても良くできた実用車である」という言に尽きます。
自身の所有車の中では最高の一台でしょう。


デビューは2020年(2021年モデル)なので,発表されてからすでに3年以上が経過しています。
つまりその頃から見つづけてきて,最初に自分が受けた印象,日本デビュー直後に試乗した感じ,メディアをはじめとする他者の評価により,このクルマに対する私の先入感は,時々にして変化しながら,ついに迎え入れた訳ですが,所有者となった自分の実感としては,上に記した通りです。



ゴルフはこれまで多くの方に購入され,今年でデビュー50年を迎える歴史を積み重ねてきました。
このMk8は,自身の立ち位置の変化に加え,コロナという外部環境の影響も受け,かつてのゴルフたちとは異なる役割を担っているようです。
年間で数十万台,モデルライフを通せば数百万台のセールスを代々記録してきた,VWの屋体骨とも言える車種ですが,昨今の生産台数は大きく減少しているとのこと。

因みに,みんカラでも先代のゴルフヴァリアントは1200台以上の愛車登録数があります。一方,現行型はデビュー3年足らずではありますが僅か118台。。。

かつては数を売って利益を稼げる車種でしたが,現在は数が期待できず,かと言って,新たな価値を与え価格を上げることままならず,できるのはコストを落とし,台数が出なくとも開発費の回収ができる収益構造にすることくらいなのかもしれません。
それがネガティブな評価に繋がるのも,あながち否定できません。



私はVWというブランドは,圧倒的な性能または高度な技術からくる高品質,あるいは瀟酒または絢爛な仕上げや調度品によって,オーナーの所有欲を満たすものではなく,質実かつ剛健な量産車をつくり,その延長線上にRやGTIという特別な派生モデルを世に送り出すメーカーだと思っています。
同時に,最近のVWには嗜好性の強い目線に耐えられるモデルがないことも感じます。

私はクルマという機械製品に興味を持ってクルマ好きになり,運転免許を取得してからは機械を操る運転という行為が堪らなく好きになりました。その後,歳を重ねるにつれ,移動の自由を享受できる自動車が,その手段として欠かせなくなると同時に,クルマで移動した先で,別の遊びを楽しむようになりました。(若い頃は,ただただ走って帰るだけで十分に楽しい時間でした。。。)
そして,クルマに求める要素も変化し,疲れない居住性や安全確実に目的地まで運んでくれる走破性や楽しさ,そしてこの10年くらいは荷室の使い勝手や経済性も考えるようになりました。

そんな私の選択眼に叶うクルマが,このゴルフヴァリアントです。

VWが大事にしている,日々の生活の中で使うのに必要な,基礎/基本機能を削ぎ落とすことはせず,しっかりと考え,進化させてきたことが,このゴルフヴァリアントにも十分に反映されていることが,私には感じられたのです。




下の写真は,この年始に,流れの速い一般道を中心とした市街地間の走行結果です。想像以上の燃費結果にまずは驚いています。

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乗り心地は上々で,R-Lineは脚が硬めという情報を多く見聞きしていましたが,こちらもいい意味で期待を裏切られました。よく動き,突き上げは上手に去なし,フラットな姿勢を保つ脚は,過去所有車の中では主要パーツがアルミ製の全輪マルチリンク形式だったV35スカイラインと双璧かも(旋回性能はV35がダントツです)。


静粛性も相当高くなりました。
拙宅は集合住宅で,パーキングは建物内の機械式。以前は入庫時に機械駐が発するアラート音が聞こえていたのですが,この車は意識しないと聞こえないレベル。つまり外からの音を遮断する機能が高められたようです。
ディーゼル・サウンドは加速時こそ感じますが,音質としては,機械が緻密な動きをしている感じで,なかなか聞かせてくれる種類のもの。巡航時は隔壁の遠く奥のほうで囁いているくらいにしか聞こえません。
唯一,アイドリング時のみ不満があります。これは,アイドルストップのロジック変更も一因。前任は停車と同時にエンジンが止まりましたが,新任は停止直前に息切れしたかのように止まることも稀にあるかと思えば,多くの場合は停車して数十秒のアイドルののち,停止させる動きを見せます。動いているものが不意に止まるので目立ってしまうようです。


ボディのしっかり感も問題なし。大きな開口部のあるステーションワゴンであることに加え,これまた大きなサンルーフをもつボディは,どんなものか不安がありましたが,しっかりさを十分に感じます。


湿式7段のDSGはまるで別物のような仕草。滑らかに進段を実行してくれます。
乾式7段の一速は半クラッチかと思うほどで,タイヤ1回転未満で2速に進んでいましたが,今度のは一車身は転がります(笑)。
2速で引っ張りがちなのは新旧同様ですが,全体的にギアは速くなっているので,一般道で7速の出番はほとんど無くなりました。


ブレーキもやや不安がありました。車体サイズがやや長くなったこと。ディーゼルエンジンになったこと。パノラマサンルーフを備えたことで,150kgも増量したので。。。
いざ走り出してみると制動力に不足はなく,フィーリングもまずまず。噂通りダストが目立ち,納車前は低ダストのパッドに交換も考えていましたが,ブレーキ自体に不満がないので替える必要は無いと判断。





続いて外見について。
初見のプレスリリース資料の写真を見ると,車体寸法,特に車体幅が膨らんだように見えたのですが,実寸法は全長4640mm(+60mm)/全幅1790mm(-10mm)/全高1470mm(同一数値)というもので,特に全幅は俄かに信じられない数値でした。
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その印象を受けたのが上の写真です。これを見た時は7型に+20mmの全幅1820mm程度かと思ってしまったのです。
理由は主にヘッドランプの配置やワイド感のあるバンパー造形です。



実車を手元に置いてみると色々とわかってきたました。
下の写真では,膨張色と収縮色の並びなので,少々わかり難いかもしれません。

IMGP1660-2

少しアップでディテールを比較してみると。。。
2台はライセンスプレートの位置,その上にあるVWエンブレムの位置は同一と言って良いほど差がありませんが,周囲のさまざまな要素の配置に変化があります。

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ヘッドランプ・ユニットのうち,外側のメインランプの位置があからさまに下げられていることがわかりますが,よく見れば,やや外側に配置されています。
ランプはフロントの表情を形造る大きな要素ですから,これがロー&ワイドに感じないわけが無いということでしょうか。

このショットではフロントのみですが,フェンダーの造形変化もみてとれます。


これまでのゴルフはホイールアーチ部分を摘み上げたような作りを継承してきましたが,ここにも変化があります。フェンダー部は内側から空気で膨らませたようになりました。
新旧のオフィシャル・フォトで比べてみましょう。

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リアフェンダーもフロント同様にふくよかなスタイルになりました。
7のフューエル・リッドは凹んだ断面形状でしたが,8は「弓形」に膨らみ,サイドミラーに映るリアフェンダーの景色もだいぶ変化があります。

真後ろからみると,台形でタイヤ部分が踏ん張っているように見えた7型までに対し,8型は頬が膨らんだような感じです。
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フロントの造形をやや横からみてみましょう。
IMGP1667

Mk7は全体的に角がなく丸みを帯びたように感じます。
一方Mk8はバンパーの先端が摘み上げられ,さらにバンパー下端の顎の部分も前に突き出た造形です。
8は空気抵抗係数が大幅に低減したそうですが,7が空気の壁に抵抗ない形状で挑んだのに対し,8はその流れを整えるような処理をしているのかもしれません。

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よく見れば,ライセンス・プレートもやや前傾させて取り付けられています。




次は,ノーズ先端を上から。

IMG_3152-2
Mk7はプランビューでみると,フロントエンド両端が,かなりの角度で後退しています。

Mk8を同じように撮ると,丸みを帯びていることがわかります
3776m

先代の切れ上がったランプユニットから,伏目がちになったことでボンネットの表面積が増え,表情が落ち着いた感じになったように思います。

ゴルフは初代から「お目々ぱっちり」の,愛らしさも感じる造形で,7型で少しシャープになった感がありましたが,8型はさらに変化しました。
最近のクルマはおしなべて切れ長のランプですが,これまでの光源ではできなかった造形/意匠が,LED化で実現できたからでしょう。

Mk8もEVのID.シリーズのようなヘッドランプとグリルレスのマスクで,動力源を問わずVWの新しい顔を共有しているようです。



フードを開けてみるとこんな感じ。
ラジエターから左右に伸びる「コア・サポートブレース」という部品が直線形状をしているMk7に対し,Mk8は湾曲させているのがわかります。
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それとMk8はボンネットを開けた際の支持が,ダンパー支持からただの「つっかえ棒」に変わり,コストダウンされました。
それと,ウインドシールド下端,ワイパーアームの前にある整流板のようなパーツが,Mk8ではハンドル位置に関わらず同一パーツで済むように工夫されたようです。こうしたコスト低減がある反面,ボンネットフードのキャッチャーは,中央1箇所から左右2箇所に「格上げ」されました。理由は定かでありませんが,フード面積が増え増えた重量を支えるためかもしれません(実際,フードを持ち上げる際は,よっこらしょという感じです)。




このように造形/意匠から見えてくる,このクルマの設計思想と,走りの質が,新相棒と呼ぶに相応しいと感じ入った次第です。これから長く付き合っていくに,疑問を差し挟む余地はありません。

使い勝手の部分で改善が必要な箇所はいくつもありますが,色々と試しつつ整えていきたいですね。




さて,前任車は「myヴァリアント」,その前の車は「myゴルフ6CL」と呼んでいましたが,今度のクルマはどしようか。。。


IMGP1659

丸いおでこや,奥まった位置の眼(ランプ),車体色から,なんかクジラみたいだ。。。

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ドルフィン・グレーに対抗して,ホエール・ブルーと呼びたいくらい(笑:正式名称はアトランティックブルー)。



ひとまず愛称は「ハチゴロー」<8型のゴルフ(562)>でよろしくお願いします。





Posted at 2024/01/17 00:08:44 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2024年01月07日 イイね!

ラグビー リーグワン観戦 サンゴリアス v スティーラーズ(2024/1/6)

年始早々,ラグビー観戦に行きました。
場所は外苑の秩父宮ラグビー場です。来場者は19,000人近くも入り,メインとバックスタンドはほぼ満席だったようです。
同好の士「えんちゃん.」と正門前で待ちあせわせ,早速入場です。



選んだ対戦カードは東京サントリーサンゴリアス対コベルコ神戸スティーラーズ。
2勝1敗で並んでいる両者の順位は3位と4位。

前節のサンゴリアスは,三重ホンダヒートに勝利したものの,サンゴリアスにしては苦戦の勝利。
スティーラーズはブレイブルーパスに惜敗しているので,このゲームは落としたくないはずです。(今季のブレイブルーパスは今日対戦する2チームから勝利をあげていて強い!)



そして今季のリーグワンに観戦の面白さを加えているのが,各国の代表選出選手の出場です。
阼年末は,ワールドカップの決勝トーナメントのうち4試合をフルで見なおし,特にオールブラックス(NZ)とスプリングボクス(南アフリカ)の選手たちをチェックしていました。



サンゴリアスにはNZのサム・ケイン(FL)と南アのチェスリン・コルビ(WTB)。そして今日のメンバーには入りませんでしたが,年末にはアルゼンチンのニコラス・サンチェス(SO)も加入しました。彼はベテランながらもワールドカップの日本代表戦ではインターセプトからのトライを決め,日本には強く印象を残したひとりでもあります。
スティーラーズには,NZのブロディ・レタリック(LO)とアーディ・サベア(No8/この日はFLで先発)。特にレたリックは通算5期目で今季は共同キャプテンという立場。

各国代表選手のプレイを間近で見られるのは,またと無い機会。
この日,強く印象に残ったのは,チェスリン・コルビの肉体。
映像では周囲の選手が大柄なので,身長172cmの彼は小柄にしか見え無いのですが,ピッチ上に立つ彼は,身体全体の筋肉が隆起し鍛え上げられたものであることが一目瞭然。あのキレのあるランとステップだけでなく,大柄なポジションの相手に対する果敢なタックルも,彼の絶え間ないトレーニングの賜物であろうことが良くわかりました。

華やかな各国代表選手を迎え入れるなか,日本人の若手の出場機会が減っていることも事実。実力主義とはいえポジションが重複するメンバーには辛いところもあるかもしれません。尤もリーグワンの規定では,他国代表選手(カテゴリーC)は23名のゲーム登録枠のうち3名に制限していますので,このゲームではサントリーからは尾崎 泰雅選手(25歳)下川選手(24歳)山本選手(24歳)高本選手(22歳/ルーキー!),スティーラーズには李承信選手(22歳),松永選手(24歳),ワイサケ ・ララトゥブア選手(25歳)らが,ポジションを勝ち取っています。



まずは練習風景から。

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李承信選手はスタンドオフ(SO)登録ですが今季センター(CTB)で起用され続けています。


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私の注目する選手のひとり,アーディ・サベア選手は,音楽を聴きながらアップ走。



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キャプテンのレタリック選手は,サンゴリアスの練習を見つめていました。



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中島イシレリ選手の巨体はひと際の存在感。



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コルビ選手はハイボールの処理を何本も練習していました。





ゲームはサンゴリアスが先制するも,その後はスティーラーズが得点を重ね,前半終了間際で26対13としましたが,スティーラーズはプレイを切れず,サンゴリアスに回ったボールはインゴールへ,そしてゴールも決められ26対20で折り返しました。

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ボールを運ぶサム・ケイン選手。タックラーは李選手。


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ラインアウトはサンゴリアスが終始優勢。

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再びケイン選手が運びます

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そこにサベア選手が絡みましたが,ボールはサンゴリアスが継続し下川選手へ。
NZ代表のふたりが折り重なっています。



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コルビ選手のラン。



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競ってもジャンプのタイミングを外されるステイーラーズ。


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こちらはタイミングがあっても身長差で競り負け。



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ラインブレイクを試みる尾崎選手とタックルに入る李選手(この後,タックル成立)



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後半途中からサンゴリアスのスクラムハーフは流選手から齋藤選手へチェンジしテンポアップ。



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スローインをキャッチするレタリック選手。
この後,トライも決めてくれました。




最終スコアはサンゴリアス44点:スティーラーズ36点
ボールがよく動き,得点シーンも多く楽しいゲームでした。
スティーラーズは細部に精度を欠き,不用意なタップやオフロードで取ったリスクの代償が出てしまい,全体を通して粗さが目立ちました。うまく修正し上位をキープして欲しいですね。



ゲーム後は恒例のファンサービス。
ピッチが近い秩父宮は,選手との距離が近くていいですね。

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ケイン選手とコルビ選手。この二人は一緒にいることが多い。


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中央がサベア選手。歩く時はいつも腰に手を当てて辛そうな感じなんですが,プレイはさすがの人です。



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えんちゃん.お付き合いありがとうございました。


今季16節あるシーズンのうち,中盤と終盤にいくつかゲームを観ようと思っています。









Posted at 2024/01/07 12:02:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「@ben719さん。ありがとうございます。ようやく対話できるようになりました。」
何シテル?   04/14 23:46
マイカーを持ってから,かなりの年月が経ちました. 2010年8月からは,昔から気になっていたのにタイミングが合わず所有に至らなかった「ゴルフ」のユ-ザーに...
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