三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)が資本増強を検討していることが明らかになった。
親会社の三菱重工業が増資を引き受ける公算が大きい。三菱航空機は国産小型ジェット旅客機「MRJ」の開発費用が膨らみ債務超過に陥っている。2020年半ばの量産初号機の納入時期の順守に向け、三菱重工が開発を支援する姿勢が鮮明となる。
三菱航空機は17年にMRJの5度目の納入延期を決めるなど開発に苦戦しており、18年3月期は2期連続の債務超過に陥る見通し。納入延期の原因となった設計変更を反映した試験機を年内に完成させる予定で、開発は佳境に入っている。20年半ばの納入時期は「ぎりぎり守れる」(水谷久和社長)と見込む。
三菱重工は三菱自動車の株式を3月に売却するなど、資金調達に取り組んでいる。三菱航空機は三菱重工などの株主と協議し、財務基盤を強化する方針。三菱航空機は運航に必要な航空当局の型式証明の取得に向け、米国で飛行試験を実施中。三菱重工からの追加支援で、開発を加速させる。
飛行機を作れても旅客機を作った経験がないとこういうことになるという見本のような開発事例だなあ。船は作れても客船を作ったことがないと2500億も赤字を抱え込むのと同じだろう。でもなあ、そうして経験を積んで一流になるんだからここは踏ん張りどころだろう。航空機産業は極めてすそ野の広い産業でこうした産業を育てていかないと日本の産業は空洞化してしまう。自衛隊の次期戦闘機だって2兆円くらいかけて開発してみればいい。それが産業の活性化と先端技術の波及につながるんだから安いものだろう。日本だけで自信がなければ英国でもフランスでもドイツでも相手はいろいろあるじゃないか。あ、米国も、・・ノースロップグラマンがいいと思うけど・・。やらなければせっかく蓄積した技術は失われていく。MRJが遅延しているのも半世紀もの間旅客機開発をしてこなかったからで飛行機はできるが旅客機ができない状態になっている。でもここでやめたらすべてがゼロになってしまう。失敗も次にはその経験が生きる。だからがんばれ、三菱重工、株買い増ししてやるぞ、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/05/08 16:35:16 | |
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経済 | 日記