ヘルメットの安全性の証明とは?
バイク用のヘルメットには種類がたくさんあることを前回お伝えしましたが、実際にライダーはどうやってヘルメットを選んでいるのでしょう?これは、バイク乗りにとっても、そこそこ悩ましい事柄だったりもするのですが、今回は、日本を代表する老舗のヘルメットメーカー「アライヘルメット」の広報担当 上さんに、ヘルメットの基本的な選び方を教えていただきました。
「まず、ヘルメット選びの基本となるのは、バイク用ヘルメットの一番の役割“頭を護る(まもる)”為のヘルメットの規格をしっかりと取得しているかどうかです。国内で定められているPSCやSG規格を、アライヘルメットではほとんどの製品で獲得しています。世界で一番厳しいとされる任意の規格、スネル(SNELL)規格(ヘルメットの安全性能を試験する規格)などが通っているかを、購入時に確認して頂くのが良いかと思います」
ヘルメットは安全性を確保するため、公道走行用のヘルメットに規格が定められており、その規格を通ったシールが貼られているヘルメットでないと販売出来ないことになっています。シールがないということは、公道走行用としての規格が通っていないということになるので、“日本の公道を走る際の安全性が保証されていない”商品、ということになります。ヘルメットを選ぶときには、しっかりとチェックしたいところです。
ヘルメットの正しい選び方とは?
タイプ別の選び方としては、「頭を護ることを優先するのであれば、顎部分までしっかりと保護範囲がある“フルフェイス”を選んでいただいた方が、安心感があります(オープンフェイスが駄目であると言う事ではありませんが)。この安心感ということを踏まえると、高速走行やサーキット走行など、ハイスピードな走行を中心とした使い方がメインの場合、万が一の転倒時の衝撃や、走行風から頭を護る性能でいったらやはりフルフェイスがお薦めです。
街中やツーリングシーンで視界や暑い時期でも快適に使うシーンが多いのであれば、オープンフェイスを選んでいただくのも宜しいかと思います。年間を通して色々なシーンでバイクを乗られるようなライダーの方は、フルフェイスをお持ち頂ければ間違いはありませんし、もし予算に余裕があれば、街乗りや暑い夏場でもより快適に使えるオープンフェイスと使い分けるのも宜しいかと思います」とのことでした。(広報担当 上さん)
バイクは日々進化しているが、そのスピードから命を守るために、ヘルメットも日々進化しています。ヘルメットとはバイク乗りの命綱でもあり、自身のアイデンティティーを表現するためのツールでもあるのです。それだけに、ヘルメット選びは難しく、自己責任によるところが多い、ということになるのです。個人的には万が一のことを考えて、女性には顔を守るフルフェイスを被って欲しいと思っています。特に、後ろに女性を乗せるタンデム男子!後ろに乗せる女性には、是非フルフェイスヘルメットを被らせてあげてくださいね。
フルフェイスは圧迫感があって視界も狭いし、髪はぐちゃぐちゃになるけど万が一の時に「顔面大根おろし」になるよりはましだからなあ。ジェットでもチークガードのついたしっかりしたものはたくさんあるけどチンガードがないと言うことはやはり安全性の面ではよろしくない。バイク事故でライダーが頭部のどこを負傷するかと言うと顔面で60%強、そのうち顎が40%強と言う。残りの30%強が側頭部及び後頭部、頭頂部は数%というので顔面防護がないというのはやはりかなり効くだろう。女性はもちろんだけど男だって顔面大根おろしでは相当に困るだろう。それに骨折や傷の治癒は保険対象だけど崩れた顔の修正は美容整形の範囲で保険対象外とか言うし、それも困ること夥しい。ところで衝撃映像などを見ているとかなりひどいバイク事故でもライダーは助かっているので、死んだのは出さないんだろうけど、万が一に備えてヘルメットとプロテクターはしっかり装着しておいた方がいいね、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/05/15 16:20:54 | |
トラックバック(0) |
バイク | 日記