• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年11月19日

EF9 vs EF8

EF9 vs EF8 2週間前のフリー走行で,49秒台半ばのタイムを出せた事により,遂に三河最速のB16A搭載車への挑戦権を得た事から,先週末,勝負を挑んできました.

思い返せば,昨年,EF8の先輩から「B16Aを搭載したN1仕様のEF9がモーターランド三河(MLM)で走っている」と話を聞き,同じB16Aを積んでコツコツと仕上げてきた自分のEF8が,どこまで通用するのか是非とも試してみたいと思い,今年からMLMへの遠征を開始しました.


同じコンディションで初めて走った時には,こちらが51秒フラットを出すのが精一杯の状況で,50.4秒と0.5秒以上も前.しかも14インチの185という細いタイヤで,これを叩き出しているので,「タイヤの差を考慮すると,予想以上に差が大きい・・・」と実感させられました.

続く2回目では,夏でコンディションが悪化しているにも関わらず,50.2秒までタイムを縮めて,EF9は同日のクラストップタイム.こちらもコース攻略が進み,差を縮められるはずだったのに0.5秒のタイム差を保持.「やはり手ごわい・・・」と思い知らされました.

そして,今回.気温差から推測すると,EF9は49.5秒くらいまで出してくるはず.現状の持ちタイムが49.6秒だとギリギリ及ばない.「あと一手,何か策がないか!?」と1週間思案した結果,「215/45R16のニュータイヤ投入」という結論に辿り着き,走行前日にショップに飛び込んで交換.そのまま三河へと向かいました.


現地に到着すると,なんとEF9はお隣のピット.



近くでマジマジと見させて貰うと,やはり凄いクルマ.外気温:2℃.路面温度:0℃ という非常に難しいコンディションで,果たしてどこまでこのクルマと戦えるのか? 期待と不安が入り混じりながら走行開始です.


フリー走行1本目
新品タイヤなので皮むきから始めねばならず,このコンディションでは相当ペースを抑えて走らねばなりません.その一方で,あんまりタイムが遅いと,この後の組分けで走りづらくなってしまうので,50秒フラットくらいをターゲットタイムに設定し,13周目の 50.051 で目標クリア.


フリー走行2本目
タイムアタックに向けてタイヤを温存しつつ,タイヤの違いに慣れておきたいので,コーナー毎に分けてフィーリングをチェック.概ね組み立て方が分かったので,1本纏めるラップを走って 49.888.まずまずの感触と思いながら,リザルトを見に行くとEF9は想定通り49.5秒をマーク.やはり,このタイムを上回らなければ勝ち目がないようです.


タイムアタック1本目
10分間の短期決戦なので,1周目からアタック開始.2本走った後なのに,案の定リアタイヤが全く暖まっていません.しかし,それを待っている時間はないので,ヘアピンでテールスライドさせて無理やり暖めつつ,序盤から勝負に出ます.



ほぼ理想通りに1周を纏めて 49.134 の自己ベストをマーク.1コーナーで少しミスがあったので,その後も周回を重ねましたが,及ばず 49.200 が限界でした.ピットに戻って「このタイムなら,0.3秒は差をつけられただろう」と思いながらリザルトを見に行くと,EF9との差は何と6/100秒!(49.191)

暫定首位には立てましたが,想定外の僅差.おまけに新品タイヤの効果を使い切ってしまっているので,こちらはこれ以上は上げられない! 「マズイ・・・2本目で更に上げられたら,抵抗する術がない!」と反対に追い込まれてしまいました.


フリー走行3本目
ささやかな抵抗として,減衰を前後1段上げ,タイヤの内圧を0.05kPa下げてフィーリングチェックをしてみましたが 49.838 でフリー走行2本目と大差なし.一方のEF9はタイヤを温存するため,走行すらしません.


フリー走行4本目
「ヤバイ・・・本当に手がないぞ!」と焦り始め,「もうこうなったら,練習あるのみ! 走りながら縮められる箇所を探すしかない!」と覚悟を決めてコースイン.しかし,その時にポツポツとフロントウインドウに水滴が落ちてきます・・・.



まだ路面を濡らす程ではないと判断して,構わずアタックを続けるも 49.263 が精一杯.「もはやこれまでか・・・」と最後の戦いの前に半ば諦めモード.


タイムアタック2本目
その後も雨は降り続け,午前中の快晴から一変.風が強くなったものの,フリー走行4本目の感触から「大した雨ではないですよね?」と最後に走った方々に聞きに行くと,「いやいや.物凄く滑るよ.セッティングを変えないとダメ!」との事.それを聞いて,EF8のショートホイールベース(2300mm)とEF9のロングホイールベース(2500mm)の差が頭をよぎり,益々追い込まれます.

そして,遂に主催者からウエット宣言が出され,順位はタイムアタック1本目と2本目の合算で決定する事に.1本目の差が6/100秒ですから,2本目もEF9と同じタイムを出さねば勝ち目がありません・・・.こうなったら少しでもコンディションが良い状況でアタックするしかないので,最後尾に回って間隔を取り,意を決してアタックします.



ターンイン時には滑る気配が全くなく,路面を捉えている感触があったのに,あっさりと1コーナーでスピン!
「何だコレ.やばいよ,やばいよ,やばいよ・・・」と完全に混乱した状態に.

EF8を何とか立て直し,後続車がいないかミラーに目を向けると,そこにはEF9の姿が.
この瞬間,「もうこうなったら,EF9の後ろを追いかけて同じタイムを狙うしかない!」と作戦を変更し,追走を開始.



追走しながらGPS Lapsに「55秒」の文字が見え,ようやくウエット時のターゲットタイムが分かります.「追走して"55秒"であれば,恐らく向こうも同じくらいのタイムのはず・・・.けど,追いつかれる前にタイムを出しているかもしれないから,確実にトップを奪うためには"54秒"が必要だ!」と判断.EF9から離れ,クリアを取るためのスペースを確保しに行きます.

そこから意を決してアタックし,GPS Lapsを再度チラ見すると「56秒」の文字が・・・.
「もう1段上げるしかない!」と右足に力を込めて再度アタック!



先程の周回より高い速度で高速の左をクリア出来たので,「これで0.5秒は稼いだ! あともう一息アクセルを踏み込め!」とログハウス前の右コーナーでアクセルを踏んだ瞬間に,リアが流れてスピン! 「これは・・・ガードレールに当たる!」と立て直すのを諦めて全力でブレーキを踏み込み,何とか当てずに止める事が出来ました.

そして,そのまま終了のチェッカー.「負けた・・・」と失意のままピットに戻りました.


片付けも終わり,最後の表彰式.クラス毎に順々に表彰され,次が我々のクラスの番.

「優勝は・・・ゼッケン14(=私)!

どうやら,スピンする直前に「56秒」だと思い込んでいたラップは,実は 54.501 だったそうで,ターゲットタイムを見事クリアしていました.ちなみに,EF9のタイムは 55.748 で,EF9追走時の私のタイムが 55.987(0.14秒遅れ) でしたから,あのまま追走を続けていたら負けていました.

最後の最後で,追走という"守り"を止め,意を決して"攻め"に転じたのが勝因と言えますが,その一方で「"攻め過ぎ"によるクラッシュ」という結末を迎える可能性もあった訳であり,ドライのタイム差が6/100秒だった点を踏まえても,まさに薄氷の勝利と言えるでしょう.

今回は本当に運に恵まれましたが,次も同じ結果になるとは限りません.
走行データを見返して改善すべき箇所を洗い出し,次もEF9と互角に戦えるよう努力していきたいと思います.
ブログ一覧 | XXX vs EF8 | 日記
Posted at 2017/11/20 22:59:41

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

G.W
デリ美さん

そろそろ田植え
ふじっこパパさん

5/1 水曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

カレンダー通りなGW
chishiruさん

今日は水曜日(水曜日の随筆✏️)
u-pomさん

今日はお弁当🍱
ゆう@愛媛さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「ブレーキマスターのお勉強 http://cvw.jp/b/1684331/47690644/
何シテル?   05/02 00:18
EF8乗りの先輩にタイムアタックで挑んでいます.現在までの通算成績は9勝20敗.GPSロガーを使ってマシンとドライビングの問題点を洗い出し,アップデートさせなが...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

    1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

練習会のお供に 
カテゴリ:参考
2023/08/05 17:04:28
運動不足? 
カテゴリ:参考
2022/03/08 22:53:47
【自分用メモ】みんカラにgif動画ファイルを貼る方法・改 
カテゴリ:参考
2021/06/06 12:45:07

愛車一覧

ホンダ CR-X ホンダ CR-X
中古で入手し,コツコツ直し続けて20年. 一通りのメンテナンスが終了し,2014年よりサ ...
プジョー 208 プジョー 208
実家でお買い物カーとして活躍していた208が廃車となってしまったため,代替えとして新しく ...
プジョー 208 プジョー 208
20年走ってくれたティグラに代わって実家にやってきた新車(なんと21世紀を迎えてから初め ...
オペル ティグラ オペル ティグラ
アンドロストロフィーのティグラの活躍に一目惚れし,母が乗り換えを検討した際に猛プッシュし ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation