どうも(*^^)v
今回はカタログのアップになります。
ってコトで…
初代カリーナ最終型です♪
通称:ビッグカリーナ
以前にも書いたコトはあるんですが、我が家は母方の祖父がセダンを…。
オヤジがハードトップに乗ってました(*^^)v
以前オヤジに聞いた時に「1800STに乗ってた」と言ってたので、初代に1800なんてあったっけ??
なんて思ったらこの最終型にあったようですね(*^^)v
ただ…今回のカタログは最終型でも1800追加前のなんで載ってはいませんけどね…(苦笑)
さて…そんな初代カリーナは1970年にセリカの兄弟車としてデビューしています♪
デビュー当時の日本車はリアサスがリーフリジッドが主流でしたが、そんな中カリーナはコイルサスを採用(ソレでもリジッドではあった)したコトにより「足のいいやつ」なんてキャッチフレーズを使ってたのは有名な話ですね(*^^)v
自分としてのイメージはセリカは20代の若者向け。
カリーナは30代からでちょっぴり購買層をアップさせた感じですかね…若さはあるけど落ち着きを持ち出した世代へ…みたいな。
当時としてはパワフル且つ足のいいやつだったカリーナでしたが、当時は度重なる排ガス規制対策によりメーカーもモデルチェンジを行う余力が無く、結果マイナーチェンジを繰り返し最終的に牙を抜かれた感じに…(汗)
その中でも最終マイナーチェンジとなる1975年の今回のモデル。
セリカもそうでしたが、この最終型でボディサイズはおろかホイールベースまで変更される程の大掛かりな改良がされています。
なのでビッグカリーナ。
その最終型でもエンジンの追加・変更が何度かあるのですが、今回はその中でもビッグカリーナになったばかりの1975年10月のカタログです。
まずはオーソドックスなセダン。
ちなみにセダンと言えど2ドアと4ドアがあります(*^^)v
当初こそセダンとハードトップでフロントマスクが差別化されてましたが、モデル途中から共通のものになってます(*^^)v
このビッグカリーナからと思いますが、スモールランプの配置がグリルの枠と一体化したような感じになってますね。
モデルライフを通し、セダンのリア周りは縦型のテールが特徴でした。
やっぱり今見ても変わってますねぇ…コレ。
一方コチラはハードトップ。
ピラーレス故に解放感があるのと、ホイールベースが70mm延長されたのが効いているのか??
伸びやかな感じがします(*^^)v
ハードトップのリア周りはセダンに比べてオーソドックスな感じになりますね♪
リアウインドウがクォーターパネルより一段下がった感じで配置されるのが特徴です(*^^)v
インパネはセダンもハードトップも共通。
意外なのはスポーツモデルの2000GTでもステアリングが2本スポークっていう…。
インパネは運転席を囲むような感じでカッコイイのにステアリングはもうチョイどうにかならなかったのでしょうか…(^_^.)
シートはこれまた全車共通でヘッドレスト一体式のハイバックタイプ。
70年代のクルマには多いですが、スパルタンな感じの黒内装ですね(*^^)v
そんなビッグカリーナに搭載されるエンジンは全部で3機種…
2T-U…直列4気筒1600ccOHV、90馬力、13.0kg-m。
排ガス対策で触媒が付いたTTC-Cという方式が採用されています。
このビッグカリーナでは昭和50年排ガス規制で触媒やらエアポンプにチャコールキャニスター等の対策がされていて、型式にも頭にAの文字が入ります。
18R-GU…直列4気筒2000ccDOHC、130馬力、16.5kg-m。
モデル最強でハードトップ2000GTのみに搭載。
コレもTTC-C方式になってますが、18R-Gって結構パンチがあって今乗ってもよく走ります♪
やっぱり1気筒500ccってのはデカイですよ。
19R…直列4気筒2000ccOHC、80馬力、13.5kg-m。
コイツはTTC-Vっていう方式を採用してるんですが…
当時のホンダからCVCCの技術を頂いて作ったエンジンなので、ご覧の通り副燃焼室があります♪
当時は排ガス規制でドコのメーカーも色々と検討するも追いつかない状態でして、このように他のメーカーから技術を貰ったり、エンジンを供給したりと色々大変だったようです…(^_^.)
最も、このTTC-Vを採用したのはコロナとこのカリーナのみで、珍しいホンダの技術を搭載したトヨタのエンジンかと思います。
搭載グレードもこの時点ではセダンの2000というグレードのみ。
コレらに搭載されるミッションが4速、5速のマニュアル。
そして3速オートマ。
オートマは1600の一部にのみ用意され、後はグレードにより5速のみだったり4速のみだったりドッチも選べたりします。
足回りは全グレードでフロントがストラットでリアが4リンクリジッドのコイルサスです。
当時としては確かにリアのリジッドサスにコイルサスを入れているのは珍しい方でして、「和製アルファロメオ」なんて異名もありましたが、よくよく考えるとブルーバードは4独でしたねぇ…(^_^.)
なんつ~か、トヨタはこういうトコで「足のいいやつ」っていう分かりやすいキャッチフレーズを使うセンスがイイんでしょうね(*^^)v
装備としてはですね…
文字が見やすくなりました。
う~ん…コレが見やすくなった??のかはさておき、カタログでこういう細かいトコをアピールしてくるのは面白いですね♪
それにEDモニターという「エコノミードライブ」を頭文字にしたメーター。
経済的に走れているかというのを確認出来る…
要はバキューム計なんですけど…(爆)
他には70年代のトヨタ車でもこのクラス辺りの上級グレードに付いていたOKモニター。
今じゃ当たり前の警告灯が多いですが、当時はコレでも先進的♪
カリーナの場合は途中から装備された為か、ややムリのある配置です…(苦笑)
熱線式デフォッガーは15分タイマーが多い中で7分タイマーってのが珍しいです。
しかし…7分じゃ冬場はキツイでしょう…(苦笑)
シートベルトは現在と同様の3点式♪
実はコレよりチョット前の安全コロナとかですと、同じ3点式でも腰回りと肩周りのベルトは別体…オマケに伸びない…(泣)
だから装着は面倒だし、鎖骨にベルトが食い込むんで急ブレーキでも鎖骨が折れるかと思う位痛くて痛くて…(汗)
一体式への進歩は結構大きいです…マジで。
グレード構成は色々とあり、1600ccは2ドアセダンと4ドアセダンが、ST、スーパデラックス、デラックス、スタンダードの構成。
1600ccのハードトップがST、SR、スーパーデラックス、デラックス。
そして2000ccがセダン2000ってヤツとハードトップ2000GT。
セダンの2000ccモデルに関してはグレード名が「セダン2000」だけってのが珍しいですよね…(^_^.)
責めてSXとかGRとか付けようとも思わなかったのか…(苦笑)
この中なら当然?ハードトップ2000GTがイイですね(*^^)v
コレにオプションでパワーウインドウとLSDを♪
さて…そんなカリーナですが、「足のいいやつ」ではありますが、モデルライフ全体において搭載されるエンジンにかなり振り回された感がありますね…(汗)
最もこの時代は各社排ガス対策の対応に必死でこのような車種は多々ありますが、7年販売されただけあってその印象が余計強いんでしょうね…(^_^.)
そういえばイベントや中古車ではモデル中盤の個体が多く、ビッグカリーナに関しては殆ど見ません…やっぱり対策前の方が残りやすいんでしょうね…(汗)