どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
とうとうコレをアップする時が来ましたか…
コレは話し出すと長いですよ~もう色々あり過ぎた…(苦笑)
ってコトで…
K12マーチ前期です♪
もう色々ありましたね…
片道2時間弱かけて納車行って、翌朝フロントガラスが割れてブーメランしてきたヤツとか…。
豪雨で水没したヤツとか…。
突然発火して室内丸焦げで入庫してきたヤツとか…。
そして前から後ろまでまんべんなく故障するんだなぁ…(汗)
デザインやコンセプトは大好きだったのにぃ~(泣)
さて…そんなK12マーチは3代目マーチとして2002年にデビューしています♪
ってかもう18年前の個体ですよ…(汗)
いや…マジであと数年でネオクラ的な年式…ありえん。
とりあえず10年基準で販売されていたK11が予定通りフェードアウトしてフルモデルチェンジしたのがこのK12。
さすがに名車K11もモデル末期はさすがに旧態化が目立ちお買い得車のイメージしか無かったですもんね…何よりヴィッツの存在が大きかった。
ソコでK12では装備をコンパクトカーとしては異例な位に豪華にし、見栄え品質を大きくグレードアップ!!
更には食物を連想させる美味しそうなボディカラーを採用したりしまして、ターゲットユーザーでかなりの割合を占めるであろう若い女性のハートを虜にしてしまうようなカワイラシイクルマに仕立て上げた訳です♪
あのフリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」を採用したCMもこれまた良かったんですよね~(^^)v
その「恋とマシンガン」も調べたらなんと丁度30年前の曲…(汗)
名曲は簡単に時を越えます…モチロン名車も…。
そんなK12マーチ前期のキャッチコピーは…
Friendly
…確かにこの愛らしい見た目、見栄えのイイ内装、充実した装備。
それを見ると的を得たキャッチです…凄く親しみやすい♪
けど…色々見ちゃうとこうも思っちゃう…
Friendly??
さて…そんな今回のカタログは2002年2月のモノでデビュー直後のモノになります。
ってコトで丸みを帯びてカワイラシイスタイルはヘッドライトユニットのスモールランプがコーナーポール的な目安を兼ねていて実に合理的な設計でございます♪
前期はウインカーレンズがグリルの内側に入るんですよね(^O^)
当時はこういう処理方法も斬新でした♪
そう言えば新卒入社の時はこの前期がまだ新車で売ってる時期でした(笑)
ルーフアンテナは外し忘れて洗車機で巻き込んでしまうお客さんがいらっしゃいましたね…短いヤツもオプションであったっけ。
そしてデザインはホントに素晴らしいと思います…オシャレに気を遣う女の子が乗ったらカワイサ4割増し←当社比
リア周りも未だに思いますが、一目でK12マーチと分かるフォルム。
ナンバープレートの照明外すんが少々面倒でバンパー浮かして(いや…寧ろほぼ外して)裏から手を入れないとダメなんですよね…。
バックドアが電磁式なのも当時は目新しかったですね…バッテリー外すと当然ながら開かないんだコレが…(苦笑)
リアワイパーのゴムは使おうが使うまいが1年で自然と切れる構造になっております。
AY020-TH300だったかなぁ…今はBF150って品番変更してるみたいです。
ちなみにコッチは3ドア…前期だけのレア仕様でございます♪
ディーラーに居た時も入庫で記憶があるのは1台のみ…しかもマニュアル。
どうもK12は5ドアで見慣れてるので3ドアはイマイチしっくりきません…(苦笑)
インパネは助手席エアバッグが飛び出してくるプレスラインが完璧に消されてまるで非装着車に見えるように仕立てられていました(^O^)
インパネ表面自体は布は一切使用されておらず、塗装や成型の質で見栄えを整えてきているのは当時の日産車としては衝撃的だったかと…(笑)
ただ…インパネ上面が新車から3年経たずに変形して浮いてきたり…(汗)
スイッチ類はシンプルながらも使いやすく、写真の上級グレードのエアコンパネルよりも1200㏄以下のダイヤル式の方が使い勝手はイイです…ただチョットダイヤルのタッチがヌメッとしてる。
ただ、グレードによってプラズマクラスターイオンエアコンを搭載したのは衝撃的ですよ!!
クラスの常識を超えてるとも思います!
エアコン云々の前にLLCの流水音をどうにかしろって…(苦笑)
リフトで強制的にフロントを斜めにブチ上げてからヒーター全開しつつ…手でヒーターホースを揉んで揉んで揉みまくってエア抜くんですよねぇ…。
写真の室内の内装色であるシナモンは開発時に不採用になるトコだったのを、レバノンのオッサンの肝入りで採用になったらしいです。
ドアは表皮すら無いんですよね…けどプラスチックの触感の違いで上質感を生み出したのは未だに見事な内容かと思いますね(^^)v
ちなみにドアロックアクチュエーターが壊れるんですよ…サービスキャンペーンで1台分まるっと変えたり。
ただ…シートが…どうもコシの無い感じで…(^-^;
そんなK12マーチ前期に搭載されるエンジンは全部で3機種…
・CR14DE…直列4気筒1400㏄ツインカム、98馬力、14.0kg-m。
恐らく自分が乗ったのはおおよそ1200の方だとは思うんですがね…(^-^;
なんせ構内をチョロチョロ動かしたり納車や引き取りの度に排気量をマジマジを見る訳でも無いので記憶にございません…(苦笑)
それよりも日産車のカタログでエンジンの説明は僅かコレだけ…これより以前ではありえない話です…(汗)
・CR12DE…直列4気筒1200㏄ツインカム、90馬力、12.3kg-m。
正直パワーは十分です…街乗りなら…トルクも出てますしね。
・CR10DE…直列4気筒1000㏄ツインカム、68馬力、9.8kg-m。
流石にコレは乗ったコト無い…しかも前期のみです…(^-^;
ただ…どんだけハイパワーで乗りやすかろうともこんなにトラブルだらけのエンジンは個人的には賛同し難い…。
結論を先に言いますとCRは正直トラブルに泣きまくりました…K12を長くトラブル少なく乗るなら中期以降のHRのがイイと思います…(^-^;
速攻でカーボンが溜まってどんだけリプロしてもエンストばっかで良くならないスロットルチャンバー。
オイル交換してても伸びに伸びるタイミングチェーン…走行1万㎞で終了した個体なんてのも…(汗)
ブローバイでエアクリは低走行でもベッタベタだし…(泣)
排ガス試験でイイデータ取る為にブローバイを大量に流した結果か…。
テストでイイ点数取って実践でツライタイプです。
トラブルはとにかく思い出すだけでも色々あって、フロントパイプの振動をスプリングが吸収出来なくてキュッキュッ鳴りますし…。
電パワも壊れてコラム交換したなぁ…(^-^;
とりあえず?コレらに組み合わされるミッションは1200のみ5速マニュアルがあって後は4速のオートマ。
実は5速は結構ショートストロークで節度感もあって中々だったりします♪
オートマもそんなに悪くないです…1~2回降ろした位です。
中期以降のHRはエンジンは悪く無いけどミッションがハズレ引いたらダメなのとおおよそ10万㎞位でダメになりますね…(^-^;
足回りはフロントがストラットでリアがトーションビーム。
アシのトラブルはそんなに無くって、ドラシャもブーツがこの頃から強化されてかなり良くなってます♪
車重は軽いながらも動きは比較的ドッシリ系…なのに電パワの味付けがグチャグチャでK11の油圧と雲泥の差…ただ、フォローするならこの時代の電パワはどのメーカーも似たり寄ったりでした…(苦笑)
電パワが良くなったのは2010年代入ってからだと思ってます。
後はシャシー面で言えばブレーキ…リアのドラムブレーキ。
なんと調整のしにくいコトか…そしてアクスルロックナット使わなくてイイじゃないか…(泣)
コレはレバノンのオッサンとくっついたからこうなった訳です…ルノーって書いてるもん。
けど…色々言ってるけど日産はこのクルマに社運賭けてたんだと思いますよ!!
ソレは当時は整備で気にならない箇所でこうやってカタログを見直して分かる。
装備が充実してる!!
そりゃそうだ…メーカーもユーザーに対してアピール出来るクルマが優先な訳で、メカ側の視点でリぺアビリティなんて見てない訳です…(苦笑)
スモール初!!6エアバッグ!!
いや…コレ凄いコトですよ…恐らく当時のヴィッツやフィットは単にデュアルエアバッグのみだったハズです。
マーチはサイドエアバッグにカーテンシールドまで入れてきました…(汗)!!
2002年にこのクラスでインテリジェントキーを入れてきたのもトピック。
確かにキーフリーシステムは軽でもありましたが、アレは近づいたらロックが解除されるタイプだったので、洗車とかしてたらガチャガチャとロックが解錠したり施錠したりで正直鬱陶しくなるシステムなんですよ…(^-^;
K12はリクエストスイッチで解錠するタイプ…つまり現在のとほぼ同様。
誤作動も無いしトラブルも知ってる限りじゃ皆無♪
ご存知の方は…ですが、バブル期の日産がやっていたエントリーカードシステムがまさに花開いた瞬間ですよ!!
但しエンジン始動は現在のようにプッシュスタートでは無くてキーシリンダーを回すタイプ。
プッシュスタートに比べひと手間掛かりはします…まぁ捻るの1動作のみですが。
ただ…エンジンを掛けてコレから走るんだっていう気持ちが出るのはコッチ。
PHV乗ってて思うけどプッシュスタートは正直どうも味気ない。
ワイパーも凝っててなんと車速感知式!!
雨滴センサーまではコスト的に厳しいけど車速センサー連動って考えは結構イイと思います(^O^)
オートライトもこのクラスで標準ってのは結構な内容でした♪
いよいよコレが20年近く経って義務化になるんですから…(^-^;
確かに自発光式メーターが標準化されつつある現代となっては点け忘れ防止に効果的な対策で自分は賛成です!!
あとは地味ながら個性的な装備でマップランプが回転式でスポットランプになるってのは中々でしたね(^^)v
グレードはこんな感じで…
・14e…シリーズ最上級グレード。インテリキーに6エアバッグ♪5ドアのみ。
・12c…量販且つ中間グレード。唯一のマニュアルで3ドアもあります。
・10b…ほぼほぼ営業用ですが、新車でも売れてません。タマ数少ない。
ボディカラーは豊富で全12色♪
全てではないものの…
・パプリカオレンジ
・フレッシュオリーブ
・アプリコット
・ビーンズ
って感じで食材をイメージしたボディカラーなのと、当時としては非常に明るい感じが全面に出てきたラインナップでしたね(^^)v
ソレこそ発売当時にたまたまWBS見てたら担当の方が「食材をイメージしました♪」ってアピールしてたのを見ましたよ(^_-)-☆
自分なら…
ぶっちゃけどれも選びたくない…。
あのトラブルだらけの日々を知ってるので…(苦笑)
ただ…デザインはカワイイし欲しくなる気持ちが凄く分かります!!
なので買うなら正直最終型のHR搭載グレードがベストだと思います。
今の時代に初期モデルは結構賭け過ぎる…(汗)
中古車を試しに覗いて見たら低走行が大半。
買うならココは過走行をオススメします…恐らく余程のアタリ個体か、マメにメンテナンスしてたからココまで生き延びてると見て間違いないです。
低走行はたまたま走らずに置いてたから故障無く生き残ってただけで恐らく走り出したら色々出て来るかと…(汗)
それ位トラブルに泣いた記憶があるから言えます…。
メカが壊れても全てを一新するから関係ないって方は初期モデルでもガレージ保管の極上車をオススメします…(^-^;
で…敷いて言えば自分なら12cで5速。色はベタにパプリカオレンジ♪
出来れば後期のチャイナブルーがイイです(笑)
ちなみにコチラが価格表。
諸経費込みですが、10bでも103万3000円。
最上級の14eでも僅か140万円です…安いなぁ…(^-^;
で…コッチはカーウイングスのチラシ。
49000円でメーカーオプションのカーウイングスユニットが必要で、オーディオスペースを1DIN使います。
何がまずスゴイって1DINスペースのこの機種に液晶ついてコレに地図が表示…
マトモに見えねぇハズ…(爆)
実際にアレだけK12触って装着車見たコトないし…。
ソレもそのハズで当時はJ-フォンで契約してましたがメールが送信3円の時代ですから…おいそれとメールを打てない時代でした…(苦笑)
だって月の小遣い3000円の高校生でしたし。
ちなみに受信はタダだけど、ロングメールは受信で2円掛かるんですよね…懐かしい
そんな時代に今のT-コネクトナビ同様にオペレーターが遠隔操作でナビの設定するんですよ!!
通信料いくらなんだと…(爆)
携帯の通話も当時1分40円位でしたからねぇ…今やカケホーダイ(笑)
こういうトコを見ますと時代は進歩したんだなって思いますね…。
この20年で一番進歩したのは間違いなく通信関係でしょう。
今回のブログは結構長いですね…長々してスイマセンがトドメにオプションカタログ。
こんあ感じでオレンジのカラードパネルなんてあったんですね…(汗)
見た記憶無いです。
で…ブルーもあったり。
シートカバーと言えばレースが定番ですよね…モチロン設定はあるんですが、こんな感じでオレンジメロンなんてモノも。
ソレと90年代後半から各車に設定されましたエンブレムシートクッション。
まさかのK12マーチにもあったんですね…(汗)
で…各種モール類。
リアバンパープロテクターなんてのも初耳ですが、オレンジのヤツは派手だなぁ。
バンパーコーナープロテクターやサイドガードモールは高齢者のお客さんでたまにいましたね。
大半がシルバーのボディカラーにガンメタのモールの組み合わせ。
で…コレは自分にとって意外でしたが、助手席エアバッグが装着されてるのにインパネトレイの設定があったという…。
一応安全性も考慮してネット付きではありますがね…(^-^;
出来ればインパネ上にはモノを置かないのが賢明ではあります。
さて…こうやってブログを見直しますと正直苦言も多いかと思いますがご了承ください…(汗)
しかしながら、装備も充実!豊富なオプション!可愛らしいデザイン♪
コレが結構ヒットしまして売れてたのは事実なんです!!
で…K13になって更なるクオリティダウンには閉口しました…(汗)
ハッチバックのトリムが無くなってK11同様鉄板剥き出しにブーメラン。
しかも各所にバリが目立って指を切りそうだし建付はバラバラだし。
結果は現在の通りです…マーチはいよいよモデルライフの生死の瀬戸際という感じへ…(汗)
確かに現在の軽はクオリティがスゴイし価格面で厳しいのも事実ですが、今の軽を上回るクオリティでマーチ独特のアイディンティティを出していかないと復活は厳しいでしょうね…(汗)
現にライバルと言えるトヨタはヤリスで…、ホンダはフィットでかなり頑張ってますよ!!
マーチもココはかつての勢いでときめくモデルを出して頂きたいものです…(泣)