どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
ってコトで。
R34スカイライン後期です♪
やっぱりこの型までがどうしても「スカイラインらしいスカイライン」と思う訳で…。
モチロンV35以降が悪いかと言えば、クルマとしてはよく出来てるんだけど、どうも「スカイライン」というネーミングじゃなくてもやって行ける感じがしちゃうんですよね…(^-^;
さて、そんなR34スカイラインは10代目スカイラインとして1998年にデビューしています♪
デビュー当初こそ高剛性ボディをアピールしてスポーツ一辺倒で、確かに名に恥じないハイポテンシャルなGTカーだった訳ですが…。
で…2000年に今回の後期型へとマイナーチェンジされます。
イケイケ感の強かった前期型とキャラクターもかなり変わってエレガントな大人のスポーツセダン的な感じがしましたね~(^^)v
特にCMが凄く印象的で、10㏄のアイム・ノット・イン・ラブの曲と共に「新しい愛のスカイライン」だなんていう、なんとなく甘い感じがするCMがホントに好きでしたね♪
で…このR34後期のカタログはこの時代のカタログの中でもかなりの名作だと思います!
今回のカタログは2000年8月のモノで後期になった直後のモノです。
で…この2000年位から日産のカタログは表紙の中央に写真、その上下が真っ白という統一デザインになり、内容もドコとなく似たり寄ったりなんですが、R34は写真集のような感じ…見ててイイなぁ~っとホントに思いますね(^^)v
ってコトで今回は珍しく?ついつい多めにアップしちゃう訳で…
言葉はいらない。語る必要がない。
存在感。目を閉じても感じられるか。
選べる道は、いくつもあった。が、
スカイライン、と聞いて、何を連想するだろう。
ってコトで、主に2ドアと4ドアの2タイプで構成されます(^O^)
それにしてもココまでの写真がどれもカッコイイという。
そして、自由のために加速する。
ってコトでまずは4ドアセダン。
スカイラインと言いますと、歴史を考えるとやはり4ドアがメインだと…自分は思います。
モチロン2ドアも十分に魅力的なんですが、伝統のグランドツーリングカーを感じるコトが出来るのは4ドアの方かと思います♪
後期になってよりハッキリと分かりやすい形状になったハニカム状のフロントグリル。
自分はこの後期のフロントマスクの方が好みですね…ウインカーレンズもクリアになってよりスッキリとした感じが出ますしね(´ω`*)
後ろ姿に人格を持つクルマは、少ない。
確かに初代からでは無いものの、スカイラインと言えばハッと思い浮かぶのはやはり丸いテールランプ…なのではないでしょうか…。
リアは2ドアと4ドアでデザインが違いますが、自分は4ドアの方が好みなんですよね♪
優しくあること。強く有り続けること。
ってコトでコチラは2ドアな訳ですが、フロントマスクは4ドアと特に違いはありません。
で…伝統のグランドツーリングカーな4ドアに対し、ピュアにスポーツを求める2ドアという感じでしょうか…あくまでイメージなんですがね…(^-^;
憧れる。憧れられる。二文字だけの違いだが。
このカタログの1ページ1ページに書かれるキャッチにどうもハートが奪われがちです…(笑)
R32以降で2ドアと4ドアでリアのデザインが違うんですよね。
で…2ドアはこんな感じでテールレンズにウインカーが内蔵。
ナンバーポケット横にバックランプ(寒冷地仕様は片側がリアフォグ)。
そういえば、R34ってトランク内蔵のハイマウントの周囲が錆びるのが持病…(泣)
10年経たない位で大概錆びてましたね…(汗)
インパネは当時の流れとは逆行するようにやや直線基調…そしてGTターボ系ならこれまたインパネ一等地でナビのモニターが配置される可能性の高い上面部分に3連メーターが埋まります!
この時代位からですよね…中央のクラスターリッドがシルバー調塗装になるヤツ。
新車時はイイのですが、経年劣化やモノやツメが接触しての擦れでこの塗装が剥げちゃう…(泣)
各種スイッチは大きく扱い易いですね(^^)v
シートは激しくサポートが出ている訳では無くて、適度な張り出しです(^O^)
けどコレでも十分にキチンと座れますし、公道では機能は果たします。
ちなみにコッチは4ドア。
で…コッチは2ドア。
基本的に大差の無いデザインで、この手のクーペの割には後席の居住性が確保されてるのはスカイラインの美点だとは思います♪
そんなR34スカイライン後期に搭載されるエンジンは全部で3機種…
・RB25DET…直列6気筒2500㏄ツインカムターボ、280馬力、37.0kg-m。
オートマの場合はトルクが落ちて34.0kg-m。
マニュアル車は前期比で2kg-mのトルクアップをしています。
この時、GT-Rも最大出力は同じ280馬力…なのですが、実際のシャシダイでの測定値では、GT-Rは300馬力オーバーだったのに対し、GTターボは250馬力程度だったとはよく話題になってましたね…スペックまで出てないっていう…(汗)
しかしながら、この25ターボ…動力性能は抜群で、今でも一線級かと思います♪
ブースト掛かってからの引っ張る感じは直6のフィールと相まってとても気持ちのイイモノです(^O^)
・RB25DE…直列6気筒2500㏄ツインカム、200馬力、26.0kg-m。
ターボのようなパンチは無いですが、シットリとしたジェントルなフィール。
2駆はLEVってのもあるのか、体感200馬力とまでは行かない感じですが、ソレでも十分…NEO-6前とパワー感はそんな大差は無いです。
・RB20DE…直列6気筒2000㏄ツインカム、155馬力、19.0kg-m。
リーンバーンになってますね…パワー云々よりも気持ち下のトルクが有ればさらに気持ちのイイエンジンになるかと。
で…上記NEO-6以降のRBについてはイグニッションコイルが最大の弱点…(泣)
新車から5年経たずの3万㎞とかでバンバン飛んでましたから…小型化されて熱害受けやすくなったのかどうなのか知りませんが、そんな気がしなくもないです。
コレらに組み合わされるミッションは5速マニュアルと4速オートマ。
足回りは4輪マルチリンクで、メカニズム的にはほぼR32から踏襲しつつアップデートを図ったような内容ですね(^^)v
相変わらずフィール抜群でガッツリ効く4ポッド対向キャリパーのブレーキも然り
前期のCMで謳ってた100→0km/hが3秒なのもダテじゃないですね♪
さて…装備としましては、この時代では高級品だったHID。
なのですが、この時代の日産はキセノンって呼び名でしたね(^^)v
装備車はヘッドライトレンズに誇らしく「XENON」って書かれてるのが特徴♪
で…グレードはこんな感じで。
まずは4ドアスポーツセダンから…
・25GTターボ
ドライビングの愉しみ方を知り尽くした、ターボエンジン搭載の究極のスポーツセダン。
セダン唯一のターボ…ご存知トップグレード。
・25GT-V
NAエンジンがもたらすシャープなレスポンスと、GTターボ譲りのすぐれたシャシー性能の融合。
ってコトで25NAなんだけど、足回りはターボと同じってヤツです。
・25GT-X
直接6気筒の自然吸気エンジンならではのスムースさ。
快適装備が充実したスポーツ4ドア。
ターボ譲りのアシじゃねぇけど、装備も充実してて不満も無いですよ…と。
・25GT
クルマを操る楽しさを徹底的に磨いた力強い走りのFRスポーツセダン。
ホイールキャップで15インチ…カスタマイズをするならコレで。
・GTスペシャルエディション
充実の装備がさらに快適なドライビングへと導く、スタイリッシュツーリングセダン。
2リッターだけど装備を充実させたい方へ。
・GT
グランドツーリングの血統が隅々まで息づく、スカイラインのピュアモデル。
コレが最もベーシック…スカイラインの伝統を手軽に手に入れたい方へ。
・25GT-X FOUR
ハンドリングとスタビリティの高度な両立を図ったスポーツ4WD、スカイライン4ドアセダン。
4駆シリーズのグレードのイイヤツ。
・25GT FOUR Lセレクション
安定感というアドバンテージを備えた、味わい深い走り。純粋にスポーツ・マインドを磨いたモデル。
4駆シリーズ入門編。
で…ココからが2ドアスポーツクーペとなりますね。
・25GTターボ
最高出力280馬力、ターボエンジンが圧倒的なパワーを発揮する、トップ・オブ・FRスポーツクーペ。
2ドアも25GTターボが最強グレードになります。
・25GT-V
GTターボのハンドリングを自然吸気エンジンで楽しむ、新世代スポーツクーペ。
ウマイコト言い方を変えて来るなぁ…(笑)
ってコトでターボのアシを入れた25NA。
・GT
ドライビングがスポーツであることを証明する、シャープなエンジンとハンドリング。
2リッター版ですね。
・25GT FOUR
スポーツドライビングを、卓越したスタビリティとともに味わう、スポーツ4WDクーペ。
ってコトで4駆版です。
ボディカラーは全部で7色…正直前期に比べると淡色が目立ちがち。
スポーツカーらしいレッドやイエローは無くなってますね…(^-^;
カタログの写真と違って、4ドア専用色のダークメタルブルーは実車で見るとかなりカッコイイ独特な色合いだったりしますね♪
自分ならハデに乗りたいトコもあるので、ベタですが4ドア25GTターボの5速でベイサイドブルーをチョイスします(^O^)
よりジェントルに行くなら、この時代でくくるとC35ローレルもありますので、オートマならソッチに行きます。
4駆ならセドグロのターボ…何気にRBターボですし、荷物を積むならモデル末期のWC34ステージアのプライムエディションなんて選択肢もあります(笑)
この時代…まだまだ日産のラインナップは楽しいのが多かった…(泣)
で…コチラはオプションカタログ。
スポーツマフラーはサイレントモード切替式で115400円。
ローダウンサスペンションキットはビル足で20mmダウン。
拘らない限り社外入れますけど(爆)
ド派手は大型リアスポは143900円…中々にエグイ価格。
リアバンパーも106200円。
エアロフォルムバンパーは132000円。
セット割が書いてない…(汗)
ちなみにこの手の純正エアロ…元々数が出てないでしょうから、結構なプレミア付くんじゃないでしょうかね…(^-^;
チョット前にS15シルビアでこの手のオプションのフロントバンパーが40万円超えで落札されてましたしね…(汗)
ゴールドエンブレムがステータス?アピールポイントなんてのもこの時代辺りが最後の方でしょうね…(^-^;
コチラも然りで11500円。
あら…ピントぼやけてるし…(汗)
カーボンパネルもこの時代からオプションで用意されるクルマが増えましたね!
純正のシルバーのパネルの傷付きが気になるならいっそのことコッチにするのも選択肢ですよね(^^)v
前期のカタログの時も思ったけど、最高級スポーティの半カバーとはなんなんだと(爆)
本気で走るなら恐らくジャマ意外の何物でもないであろう最高級スポーティ。
リアウインドウスクリーンは恐らく珍しいかと…見た記憶ないもの。
さて…そんなR34スカイライン後期。
後期になって2ヶ月後に村山工場が閉鎖になって栃木工場へ移管。
それどころか、マイナーチェンジでそれなりにコスト掛かってる訳です。
ましてや工場移管でも設備移動やらライン設備もある程度は何かしらしないとダメなコトだってあると思うんですよ…(汗)
なのになのに…
10ヶ月でフルモデルチェンジ…(汗)
絶対赤字でしょコレ…(汗)
で…突如出てきたのが元々ショーモデル且つ、ローレル後継とウワサされてたXVLがV35として出て来ちゃったという…。
コレ…政治的背景で突然止めてない??
レバノン逃亡ジジイの策略なのかコストカットなのか…。
この後期が出た時点でもスカイラインがこうなるとは開発陣も寝耳に水な感じしかどうも自分には漂ってきませんね…真実は知りませんが。
確かにV35は比較的当時としては大きい排気量の3リッターNA、そしてマイナスリフトのボディ、リップルコントロールショックアブソーバーを使ったアシでGTらしい内容ではありました…いいクルマですよ。居住性含め。
けど…スカイラインと言われるのがピンと来ない。
やっぱりソコにはR34までに培ってきた伝統的なスタイルとテイストが大きく異なったからだとしか思えません…R34までのスカイラインは、ソレこそスポーツやらGTやらの括りはあくまで表看板なセリフで、ソコには「スカイライン」という独自の宗教観があり、その信者によって支えられた歴史があったのだ…と。
で…そんなR34は今や相場が爆上がり。
25年ルールまでまだ時間があるのにこの上がり様。
元々の母数が少ないだけに、今乗られてる方には大事に乗って頂きたい…しっかし今の相場の上がり方は異様過ぎですよ全体的に。
バブルです…バブル…いつかボロッと値崩れが起きる(ソレでも半値位だろうけど )気はしますがね…(^-^;