先日、海外でベンツのヴェロの売り物を見付けました~。
以前、こちらで
プジョータイプ5という車両を紹介していますが、
それと同じ1894年製だそうです。
ヴェロはVeloziped(自転車)から来た言葉で、
上にヴィクトリアというモデルがあり、
前の世代の3輪のパテントモートァヴァ―ゲンよりも小型に出来ていますから
まぁ、自転車のように親しみのある乗り物ってな意味で付けられたんでしょうね。
余談ですが、Velozipedのスペルを調べようとして、
ネットで調べる前に大学時代のボロい独和辞典を調べたら、これだけでなく、
同様に自転車を意味する語になっている筈のVeloさえ載って居ませんでした(苦笑)。
私も自転車はFahrradって習いましたし、
VelozipedやVeloはドイツでももはや殆ど使われていない言葉なのかもしれません。
ついでに言いますと、何かの車の本でこのVelozipedを日本語で
ヴェロシペードと書いてあったので今の今までVelosipedだと思っていました(苦笑)。
このヴェロの生産が開始されたのが1894年との事ですので、
年式が正しいとすれば本当に初期のモデルという事のようですね。
エンジンルーム。
3輪のパテントモートァヴァ―ゲンでは
フライホイールを縦置きにすると
ジャイロ効果で操舵に影響が出る(曲がりにくくなる)とカールさんは考えたらしく、
それを横置きにしていましたけれども、この世代では縦置きになっていますね。
左右にあるのはラジエターなのかしら?
外から見たその場所にはスリットが切ってあるので恐らくそうなのでしょうが、
走行時に風が入ってくるように切っているような感じでもないので、
こんな感じで冷えるのかしら?って思っちゃいますが。
エンジンフードオープンの図。
これだけ開けば整備性は良さそうですよね(笑)。
BENZ & Co.のプレート。
まだ、エンブレムって物が無かったので、
外観上ベンツだというのを示しているのはほぼこれだけだと思われます(笑)。
正直、先のプジョータイプ5と区別が付くか?と言われたら、あまり自信がないです(大笑)。
これは何?
奥に見える後輪からしてシートの左側の下部にあるものだと思われるので、
運転中に操作する何かなんでしょうけれども、
この世代まで遡ってしまうと、どんな風に操作をして車を走らせるのか?
というのが全く判りませんよね(笑)。
ヴェロの売り物って見るのさえも初めてのような気がするのですが、
お値段が表記されている物は間違いなく今回が初めてでありました。
こないだのプジョーと言い、幾ら位の評価があるものなんだろうと思っていましたが、
この車は265000ユーロ、今のレートで3340万円弱とのこと。
パーフェクトコンディションとあり、96年のクラシックレースロンドンに出場しているようですから、
きっと走行可能な状態なのでしょうね。
欧州では恐らく大丈夫だと思うのですが、
この車、日本国内で正式に公道走行を出来るように登録する事って出来るんでしょうかね?(笑)。
大きさ的には軽規格ですけど、単気筒ながら、1000㏄を超えちゃってますから、
少なくとも軽登録は無理ですね(笑)。
そもそも時速20キロ程度しか出ませんから、登録出来ても普通には走れませんけどね(大笑)。
でも、一寸乗ってみたい(笑)。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2018/06/29 07:32:26