少し前からチャレンジしている「海軍さんの港まちスタンプラリー」。
4箇所のうち、
呉、
舞鶴、
横須賀を制覇し、残るは佐世保。
しかし遠い…。
今年のGWに呉へ行くと決めた際、ついでに立ち寄ろうかと真剣に悩みましたが、渋滞と体力が不安で諦めていました。またコンプリート賞品も数が少なく、今さらコンプしても貰えないかもという不安も。
でもなんとなく諦めがつかないので、ラリー事務局に賞品はまだあるか聞いてみました。すると「あります」とのこと。
よし、行こう。
行ってきました、佐世保。
走ってきました、全行程1900km。
頑張りました、2泊3日。
初日は広島城を見学し、佐賀県鳥栖市泊。
2日目に佐世保軍港を見てまわり、引き返して山口県防府市泊。
3日目は岡山県姫路市にある御着城を見学し、帰宅。
ブログは長文になるので、まずはメインディッシュの佐世保編です。
最初に訪れたのは「針尾送信所」。
佐世保市外から少し離れた場所に高さ136mの鉄筋コンクリート造無線塔が3本立っています。
でかい。
めちゃくちゃでかいです。
3号塔は内部に入れました。
近くには電信室も。
内部には入れません。
それにしてもすごいラピュタ感…。
これらの無線塔、約100年前の建設以来海風に日々さらされながら、破損等が全く見られません。すごい技術です。
次に訪れたのは無窮洞。
一言で言えば大型防空壕です。
驚いたのは、これを作ったのは600人の中学生。
当時の校長先生の指示の下、↓の小さなピッケルを使って少しずつ掘り続け、ここまで巨大な施設が作られたのだとか。
このあたりの土は火山灰が固まってできたものなので、小さなピッケルでも割と簡単に削れはしますが、それにしても図面もなしに口頭指示だけでこれほどの施設が作られるとは…。
軍の建設技術、そして当時の子どもたちの努力に心から驚きながら、次に訪れたのは「東山海軍墓地」。
こちらには旧海軍の船ごとにお墓が作られています。
それぞれにお祈りしてきました。
さらに移動。
次のスタンプポイントは「旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館」。
こちらは現在、市民文化ホールとして活用されています。
耐震のための改修工事がなされてはいるものの、当時の様子をほぼ正確に伝えています。内部見学も自由に行えます。
そして最後のスタンプポイントは、佐世保駅構内にある観光情報センター。
こちらでスタンプを押し、佐世保コンプ賞品のクリアファイルをもらいました。
これで4都市コンプ達成!
今回訪れた5箇所では同時に護守印めぐりも開催中だったので、一緒にコンプし、賞品の絵葉書(非売品)をもらいました!
さてこれで主目的は達成。
でもまだあと半日時間があるので、ここから先は個人の趣味としてのまちある記に移ります。
佐世保といえば港まち。
佐世保駅の裏手すぐには港が広がっています。これを見ないわけには行きません。
とその前に、熱中症防止のため、ドリンク購入。
港を攻めるのは、やはりゴッグですよね(笑)
いやぁ、潮風が気持ちいい~
この日は海自によるイベントが行われており、自衛艦の体験乗船ができました。乗ったのはこちら↓
ミサイル艇「おおたか」です。
小さな船ですが、対艦ミサイルを積むなど、意外と重装備。
次に行ったのはまちなかにある「とんねる横丁」。
こちらは戦時中にずらりと並んでいくつも掘り進められた防空壕の跡を使って、商店街にしてしまったというもの。佐世保市民のたくましさを感じます。
↑の画像だと少し分かりづらいですが、お年寄りの向こう側、ずっと奥に向かってお店のスペースがつながっています。これが全て防空壕というもの。
こんな光景は初めて見ました。感動。
そして軍港につきもの(?)のレンガ倉庫群。
しかし残念なことにいずれもフェンスに遮られ、近寄ることができないようになっていました。他都市は全て公共施設や商店などに活用されているのですが、保安上の事情などがあるのでしょうか…。
その近くに見えたのがこちら↓
250tクレーンで、ハンマーヘッドクレーンとも呼ばれるもので、世界に10台しか現存しないそうです。
この起重機は1913年から稼働しており、既に100年以上動いていることになります。国登録有形文化財にも指定されていて、まさに遺産ですね。
そして造船ドックを始めとする港湾施設を堪能…
サビサビサイコー!!!
写真を取りまくっていると、なんとガンダムトレーラーがっ!
密かにV作戦が進行しているのだと確信しました(笑)
そして佐世保まちある記最後を飾るのは弓張岳。
こちらには高射砲陣地跡があります。
↑の1枚目が高射砲設置跡、2枚目が電探(レーダー)設置跡です。
ちなみにここに設置されていた電探は41号。当時の最新鋭機で、国内で初めてここに設置されたものだそうです。
以前、舞鶴で見た陣地跡は日露戦争でのロシア艦船に向けたものでしたが、ここ佐世保は太平洋戦争末期のB29に向けたもの。
また舞鶴の陣地はあまり観光地化されない状態を維持していますが、佐世保の陣地は公園内に誰でも見て触れる状態とされていました。
公園内には展望台も設置されており、そこからは佐世保港の立神係留地(250tクレーンのあるところ)や九十九島などが一望できます。
こうして佐世保まちある記は終了。
午前はスタンプポイントを巡り、午後からは自由にまちを楽しむ。
灼熱の真夏の日差しの下、心地よい疲労感と充実感に包まれながら宿へと車を走らせました(*^^*)
4都市まちある記してみての総括は、別途ブログを立てようと思っています。
期待せずにお待ち下さいね。
※↑に載せたモノ以外の写真は以下を御覧ください。
・
佐世保市(針尾送信所、無窮洞、東山海軍墓地)
・
佐世保市(旧鎮守府凱旋記念館、まちなみ、弓張岳砲台跡)
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Posted at
2019/08/07 21:56:42