週刊「竹」。
今週の報告です(笑)
まずは舷梯です。
生まれてはじめてエッチングパーツを使いました。
平面の状態から階段両側の手すりを90度立て、その後ステップを一段ずつ起こしていくという手順です。
非常に繊細なモールドなので非常に神経を使います。それでも若干歪んでしまいましたorz
やっぱりこれもスクラッチすればよかったかな…(笑)
後部マストに付く13号電探の製作です。
学研歴史群像の松型駆逐艦にこのような図が載っています。
戦後に米軍が調査結果を図にしたものだそうです。
ここで驚くのは横桁が1本でなく、真ん中で切れていて2本だったこと。
これを再現できないか…。
電探の中央を走る柱は断面が三角なので、まずは0.3mm角棒を削って三角にします。その後横桁をつけようと何度も試しましたが、あまりにも小さな部品過ぎて無理でしたorz
やむを得ず柱を四角のものにし、横桁も1本で妥協することにしました。
それでもそれぞれの部品が非常に細かい(2本の横桁に渡す支えは長さ0.7mm)ので、かなり苦労しました。
後部構造物に設置される部品を作り上げて設置しました。
この周辺は詳細がわかる写真がないため、図面を基にして作らざるを得ませんでした。
なおマストは断面が四角だったようですが、ついそれを忘れて作ってしまいました。痛恨のミスです。
救命浮標は1mm丸棒に0.5mmの穴を明けました。
オスタップは0.6mm丸棒に0.3mmのピンバイスで凹を作っています。
ピンバイスの先端がなかなか円の中心に当たらず、苦労しました。
ちなみにオスタップとは洗濯桶のことです。
艦首には旗竿、フェアリーダー、錨見台を付けました。
今回は航走状態のジオラマにするので、旗竿は倒した状態を再現します。
問題は倒した時に2本のステーはどのようになるのかという点でした。
駆逐艦親潮の写真では主柱に付いたまま後方に伸ばした状態に見えたので、そのように再現しました。
フェアリーダーは0.3mmプラバンに0.5mmの穴を開けてから適切な形状に切り出すという方法で作りました。
錨見台は親潮の写真から、裏側に三角ステーが確認できたので、そのように作りました。
船首楼甲板後端の壁には乗組員用ハッチがあったようです。↓は駆逐艦蔦ですが、当該ハッチのヒンジは左舷側に付いていると確認できます。
左舷側には洗い場をプラペーパーで再現。細切りで枠も付けました。ちなみに洗い場で洗うのは食器類などであり、いわゆる洗濯場ではありません。
第一煙突には蒸気捨管を設置するとともに、両側に汽笛を付けました。汽笛の線はリード線をほぐして出てくる銅線1本を使っています。
第2煙突にも蒸気捨管を付けました。
先程のオスタップは第2煙突前に3つ設置されます。
図面では煙突周辺に小さな四角いものがいくつか書かれていますが、それらが何であるのか、いくら調べても分かりませんでした。
海面の試作もこれで5回め(汗)
今回は舷側周辺とウエーキの作り方の勉強です。
前回までの失敗とその後調べた資料を念頭に置きながら作りました。
ウェーキの盛り上がり方と艦尾からの距離が少し不満ですが、全体の感じはまずまずに仕上がった気がするので、いよいよ本番の製作に移ります。
実はこのブログを書いている段階でジオラマベース本番製作進行中です。
台座へ石粉粘土を塗り、現在は乾燥によるヒケを修正中です。
順調に行けば明日にも海面の塗装に移れるかと。
その後は艦体全周のスパンウォーターと艦尾の爆雷投下軌条を付けてから、いよいよ艦全体の塗装。
そこまで行けばかなり完成が見えてくるかな(^^)
Posted at 2020/06/06 22:39:14 | |
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