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ザクとは違うのブログ一覧

2023年01月27日 イイね!

豊川海軍工廠跡地見学会

愛知県豊川市にある海軍工廠跡地。
ここは当時「東洋最大規模」と言われた弾薬工場があり、最盛期は5万人の人が働いていました。
残念ながら昭和20年8月7日の大空襲により大半の施設は破壊されましたが、一部に難を逃れた施設が残っています。
現在では敷地の大半は企業の用地となり、僅か3haが記念公園として解放されています。この他、比較的大きな面積を名古屋大学が光電研究所として利活用しており、その敷地は戦争当時の状態がほぼ手付かずで残されているので、年に数回の見学会の時だけ見ることが出来ます。

13時の集合時間には100人近くの見学者が集まり、人気の高さを伺わせます。
名大敷地に入るとすぐに当時の街路灯がお出迎え。

柱はコンクリート製で、送電線は地中にあるのだそうです。

少し進むと名大の研究施設があります。

敷地に入らせて頂くので、研究者の先生から施設の説明がありました。
これは宇宙線をキャッチするアンテナだそうで、パラボラアンテナに換算すると直径60mに相当するとか。近年では可視光による観測に加え電波などの観測が主流になりつつあります。この施設もその1つ。鹿角型に伸びる架台には無数のピアノ線が張られていて、それが宇宙からの電波をキャッチする仕組みです。
すごい!

しかし。
説明後に出た一発目の質問は「この施設が我々の生活にどう役に立つのか分からん!」
明らかにバカにしたニュアンスの言い方。
それでも先生は一生懸命説明してましたが、その途中別の人が「もっと簡潔に説明せよ!」との怒声。
大半の人が眉をひそめていましたが、声の主達は何処吹く風。あんな年寄りにはなるまいと固く誓いました。
先生には是非別の場でお話を伺いたいものです。

さて気を取り直して見学会。
当時の舗装路を進むと、途中に爆撃で倒された街路灯があります。


近くに着弾したのでしょう。人が亡くなっていなければいいですが…。

更に奥に進むと着弾跡がいくつかあります。

250kg爆弾の跡だそうです。恐らく長年の風雨で穴は浅く小さくなっていると思われますが、周囲に散乱したコンクリート建物の残骸がその威力を如実に物語っていました。


その奥には半地下式の防空壕跡があります。

南北数10mくらいに細長く延びており、当時はこの上に板がかけられていたそうです。樹木も当時からこの位置にあったとのこと。
規模的にはさほど大きくはないので、大した人数は入れなかったでしょう。こうした施設が敷地内に数多く作られていたのでしょうね。
先程の着弾跡がすぐ近くにあるので、爆撃中この防空壕に避難した人たちはどれだけ肝を冷やしたことでしょう…。

次に見学したのは材料庫。


小さな建物2つですが、当時この中には火薬の原料などが貯蔵されていたそうです。
戦後は一時鳥小屋として利用されたそうで、建物内のガラクタの殆どはその時のものです。
しかし中にはこんなものも↓

写真では分かりづらいですが、板の表面に火薬の材料名が書かれています。
こんな貴重なものが普通に風雨にさらされてしまう環境に置かれているのです。
いいんかい豊川市教育委員会!?

その北側には高い土塁に囲まれた場所があります。入口だけはコンクリート製。


土塁の内側は草木が茂っています。
ここは第三窒化鉛製造場だった場所。
万が一の爆発の際、爆風が周囲に及ばないように土塁が作られています。
残念ながら爆撃により建物は破壊されてしまっており、土塁の一部にも爆撃による破損が認められます。

最後に立ち寄ったのは巨大な火薬庫。


倉庫全体を土で覆うことにより温度の変化、特に上昇を防ぎ、自然発火などをさせない作りです。
鉄扉には機銃掃射の跡も見られました。

この他、敷地内にはトイレ跡や電柱などもありましたが、いずれも爆撃により破壊されていました。



見学会は毎年冬頃に数回行われますが、見学場所は毎回同じなのだそうです。
説明はボランティアの方々が詳しくしてくださるので、大変参考になります。
今は欧州方面で戦争が行われていますが、言うまでもなく破壊行為からは何の成果も生み出されません。あえて生み出されるとすれば破壊のための技術革新とそれを大きく上回る量の悲しみです。
こうした戦争遺産の見学を通じて不戦の誓いを新たにしました。
Posted at 2023/01/27 21:46:42 | コメント(1) | ダークツーリズム | 旅行/地域
2023年01月27日 イイね!

今シーズン初キャンプ

年が明けてからも寒い日が続く今年の冬。
なかなか初キャンプに行けない状態が続いており、週明けからも大寒波襲来の予報。
こんなことではちっとも行けなくなってしまう…。
よし、行くぞ!
このところ仕事でのストレス度が高く、少ししんどい日々でしたが、キャンプに行くと決めたら気分が大きく変わり、ワクワクした気持ちになりました。もうキャンプ行かないとダメな体になっちゃってますね(笑)

行先は愛知県田原市の「表浜ほうべの森キャンプ場」。
ここは13時チェックイン開始と同時に10組近くが受付を済ませ場所取りが始まる人気のキャンプ場です。
私はお昼出発で14時現地着のゆっくりペース。
それでも現地の密度は意外と低かったので、周囲に人のいない場所を確保出来ました。
雲のない小春日和だったので、紅茶をいれて文庫本を読むという、いつものまったりモード。

その後お昼寝もしました。
こうしたムダとも思えるような時間の過ごし方を開放的な空間で出来るのがキャンプの醍醐味の1つですね(^ ^)

お楽しみの夕飯はおでん。

そしてサバ味噌煮缶に小さくちぎったスライスチーズを載せて加熱し、仕上げにあさつき。


焼酎お湯割りとの相性抜群です(笑)

そしてお決まりの星空観測。
この日は新月直前なので、オリオン座、すばる、ふたご座など、賑やかな星空に期待。
夕飯準備中に見上げた空は、僅かに雲があるものの、良好な状態でした。
しかし夕飯中あたりから爆風が吹き出し、更には小雨まで。その後雨は止んだものの爆風と曇り空は終夜続きました。
せっかくデジイチ準備万端だったのに…。
ま、次回に期待しましょう。

翌日は愛知県豊川市にある海軍工廠跡地での見学会。これは別ブログで紹介します。

てな感じで初キャンプは無事終了。
いやー、やっぱりキャンプっていいですね。
No Camp No Life!
Posted at 2023/01/27 21:35:33 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 趣味
2023年01月22日 イイね!

オオゴシさんに褒められた件

特にコロナ以降はガンプラ飢饉が続いているため、最近ではすっかりスケールモデラー化が進んでしまったザクとは違う。
そんな中、昨年末にふとしたきっかけで「スケールモデル祭り2022」なるものが開催され、作品募集中であると知りました。
同祭りはいわゆるコンテストではなく、みんなが作った作品を皆んなで眺めようという感じのゆる~い企画で、イベント主催はチョートクヨシタカ氏とオオゴシトモエ嬢です。
自分の腕前が低いことを棚に上げ、順位をつけるコンテストはもう出さないぞ!と心に強く決めている私にも、作品の見せ合いっこならOK!
ということで、↓の作品画像を事務局あて送付。


出品総数は数百に及んだそうですが、いずれも超すごい作品ばかり。
2021までは全作品をお二人がようつべで紹介していたのですが、今回はそれぞれが10作品を選び、合計20作品を紹介するという形式に変わりました。
このシステムになったと知った瞬間、「あーダメだこりゃorz」
工作技術も塗装技術も初心者に毛が生えた程度しかないと自覚しているので、早速諦めモード全開。

とは言えせっかくのイベント、楽しんだもん勝ちです♪
日曜14時からようつべで生放送が始まったので早速視聴。
最初の作品からめっちゃすごいものが紹介され、その後も「こりゃすごいわ」を連発する時間が続きます。
そしていよいよ次が最後の作品。
「最後の作品はナンバー189番、ちょらさんの作品『駆逐艦桑の最期』です」

やったー!!!

思わず大声で叫んでしまいました(笑)
まさかの大トリ。
しかもチョートクさんとオオゴシさんから、テーマ性と黒煙のリアルさを激賞されました。
ようつべ放送中はチャットも行われ、視聴者から私へものすごい質問攻め。特に黒煙をどう作るかについて質問が集中したので一通り説明しましたが、チョートクさんオオゴシさんからも「へーそんな作り方なんだねー」と言ってもらえました。

放送は早速アーカイブされてます。
4:48:12あたりから私の作品が紹介されます。

※放送内では、「0.3のB」「花屋」「保険屋」などがキーワードとして登場します。どんな意味なのかは↑でご確認ください(笑)

大人になると褒められることがぐっと減ると言いますが、会社でも人の上に立つ立場になり叱咤されることやなじられることはあっても、どんなに頑張っても褒められることはほぼ皆無。
だからこそ一人の世界にどっぷり浸かれるキャンプであり模型工作です。
しかし大モデラー二人だけでなく、参加者の多くから褒められると否応なく気分が上がりますね~。

よし、ここでひとつ宣言しましょう。

今後はこの作品を上回る作品を作れません!

「をいをい、なんでネガティブなんだよw」
と言われそうですが、最初にも書いたように私の工作技術も塗装技術も、みん友さん方の足元にも及びません。しかも人生の折り返し地点も大きく回った私がこの先大きな進歩を遂げるとは到底思われません。
そんなことより怖いのは、今回のようなことをきっかけにテングになってしまうこと。そして「二匹目のドジョウ」を追いかけてしまうこと。
そんなバカをやるくらいなら、今回のことはいい思い出にして、再び自分の作りたいものを作りたいように作るのが一番楽しいです。
てなわけで、まずはガンダムMk-Ⅱ完成させまーす!(^^)
Posted at 2023/01/22 22:50:27 | コメント(9) | 艦船模型 | 趣味
2023年01月19日 イイね!

ガンダムMk-Ⅱ製作記(その1)

ガンダムMk-Ⅱ製作記(その1)長きに渡った一等輸送艦製作も終わったので、久々にガンプラに戻ります。
今回のアイテムはガンダムmarkⅡ(ティターンズ仕様)。
それまでホワイトが基本だったガンダムに黒が入ったという点でなかなか衝撃的なカラーリングですが、機体そのものの評価はあまり高くないようです。
しかしZZの時代まで第一線で活躍したことなどから、ポテンシャルは高いものがあると思われます。
判官贔屓のザクとは違うとしては、こうした機体に陽の光を当ててやりたい。
ということで今回はEXAM仕様として製作開始です。

まずは仮組み。

新しいキットなのでフォルムも美しく、ゲート跡も目立たなくされ、合わせ目もほとんど出ません。さすがバンダイ。
今回はあまり大きな形状変更をする予定はありませんが、以前に作ったEGガンダム同様、頭が更に俯けるように首を1mm程度延長したり、胸のダクトフィンをプラバンに入れ替えるなどはやろうと思います。

足首以下については特別な工作をせず、スジボリや丸モールドなどを追加しました。


スネ部についても同様の工作を行っています。


スネ両側にはダクトが付きますが、ここにバーニアを追加しようと思います。
スネの外側のダクトを削って、大型バーニアの入るスペースを作りました。


太もも部も若干のディテールを追加しました。


膝裏の関節部には動力パイプのようなものが2列になってモールドされています。でもそのままだとちょっと寂しく思えます。
また足首関節にはシリンダーがモールドされていますが、これも実感を損ねていると感じました。
そこでそれらをアルミワイヤーに交換します。


腰部については前のアーマーを左右に切断し独立して動くように加工するとともに、スジボリ等のディテールを追加しました。


とりあえず今回はここまで。
ガンプラは資料を調べるという工程がない分、サクサク進みますね~。
アイデア次第で自分だけのMSが作れるというのも楽しいです。
「ガンプラは自由だ!」
Posted at 2023/01/19 21:44:21 | コメント(4) | ガンプラなど | 趣味
2023年01月15日 イイね!

ジオラマ「生きるための戦い」

昨年5月から製作を開始して遂に、やっと、ようやくの完成です。
まずはウンチク。

史上最大規模の海戦・捷一号作戦の惨敗後も戦いの舞台はフィリピンのレイテ島でした。
ここで陸軍が戦い続けるため、マニラの基地からレイテ島オルモック湾へ海路による補給作戦が企図されました。それが多号作戦、通称オルモック輸送です。
同作戦は第9次まで行われ、一等二等輸送艦や優速の輸送船により陸兵、糧食、弾薬などが運搬されましたが、ほとんどの船は撃沈されています。
その中でも第9号輸送艦は最多の6回参加しいずれも生還して「幸運艦」と呼ばれました。
今回のジオラマでは第7次(護衛の駆逐艦竹が魚雷により敵艦を撃沈)における物資(陸兵、糧食、弾薬)揚陸場面を再現しました。

では作品をご覧下さい。





今回のテーマは「補給」。
国同士の総力戦では非常に重要なファクターであるにも関わらず、日本軍が最も軽視したもののひとつです。
軍艦は戦う=人を殺すためのフネですが、輸送艦は人を生かすためのフネです。
殺伐とした戦場の中で建設的な活動を行う場面をいかに表現し、どう伝えるかを考えながら製作しました。
舞台では輸送される陸兵に加え、荷役作業を行う乗組員を多数配置しました。乗組員はエッチングパーツなのでペラペラ感はありますが、短時間で荷役を終えるためバタバタと動き回っている様子が少しでも伝わればいいなと思っています。

動きを感じさせる部分の少ない艦船ジオラマですが、艙口のカバーを剥がしている最中にしたり…

1隻の大発を泛水途中としたり…

レイテ島からの機帆船を航走中としたり…

こうしたことで、多少なりとも動きを感じてもらえれば嬉しいです。

輸送艦本体については、今回も考証第一and工作塗装二流です(笑)
考証では艦橋両脇の単装機銃座の高さがキットに誤りがあること

ブロックごとに作られた船体を繋ぐT字型の板が舷側に装着されていること
荷役装備は民間船と同様のものが設置されていること

などを確認することが出来、またクレーンとデリックの違いや揚貨機各部の名称などの知識を得ることも出来ました。

一等輸送艦は太平洋戦争末期に登場しており高い輸送能力、高い速力、そして防空対潜能力までも備えた、時代に合ったフネです。(ガダルカナル島の戦いに間に合っていればどれだけの兵士が助かったことか…。)
しかしその輸送艦も制空権のないフィリピンの戦いでは次々と沈められ、軍港の修理セクションからは「どうせすぐ沈むから修理の必要は無い」とまで言われるほど高い戦没率でした。その原因装甲の薄さに加えて、一軸推進に起因する生残性の低さも指摘されます。このあたりは兵士の命を軽視する日本軍の思想が設計に反映されてしまった部分なのかもしれません…。
第9号輸送艦は終戦まで生き延び、復員輸送も務めあげたあと、更に捕鯨船としても活躍しました。
そんな数奇な運命を辿ったフネの「生きるため」「生かすため」のいちシーンがこのジオラマでどこまで伝わったでしょうか。
そこは作品をご覧になった皆さんの判断にお任せします。


第9号輸送艦製作記(資料とキットのチェック)
第9号輸送艦製作記(船体の工作その1)
第9号輸送艦製作記(船体の工作その2)
第9号輸送艦製作記(船体の工作その3)
第9号輸送艦製作記(船体の工作その4)
第9号輸送艦製作記(船体の修正、錨鎖甲板の工作)
第9号輸送艦製作記(艦首のディテールアップ、艦橋の製作)
第9号輸送艦製作記(艦橋の製作その2)
第9号輸送艦製作記(中央機銃台の製作)
第9号輸送艦製作記(探照灯台の製作)
第9号輸送艦製作記(軽質油庫、煙突などの製作)
第9号輸送艦製作記(主砲フラット、艙口などの製作)
第9号輸送艦製作記(艦尾付近の工作)
第9号輸送艦製作記(艦尾付近の工作その2・ジオラマベースの製作)
第9号輸送艦製作記(ジオラマベースその2・主砲とマストの製作)
第9号輸送艦製作記(揚貨機の製作・ディテールの工作)
第9号輸送艦製作記(各部の艤装その1)
第9号輸送艦製作記(各部の艤装その2)
Posted at 2023/01/15 08:36:48 | コメント(5) | 艦船模型 | 趣味

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「第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体工作の続き) http://cvw.jp/b/488285/47669612/
何シテル?   04/21 15:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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