特に4月になって以降ものすごく忙しくなったので、平日はもちろん休みの日もほとんどモケることが出来ておらず、製作記も1ヶ月ぶりとなってしまいました。
そんな中でもほんの少しずつ進めてはいたので、今回はその報告を。
前回は艦首付近の傾斜した船底を作ったところまででした。
その後それを取り付けたのがこちら↓
船底には「ゲタ」と呼ばれる肋材が2本設置されています。
正面線図などから寸法を割り出してプラバンを削り出して作りました。ゲタには側面に穴が空いていますが、穴あけ作業は後日行う予定です。
前回のブログで戦車庫両側の兵員室壁内側に補強材を設置していますが、この時はプラペーパーの細切りを使っていました。
これは壁に対して垂直に補強材を設置することで立体感を出す意図でしたが、実際に施工すると0.2mm幅程度のプラペーパーを垂直に接着するのはかなり困難で、多くが壁と平行になって張り付いてしまいました。
よってディテールダウンを承知で伸ばしランナーに入れ替えることとしました。
うーん、手戻りが多い…
140号は揚陸場面を再現するので、艦首扉を下ろした状態とする予定です。この場合、艦首内側が見えるのでその部分も作り込みます。
この写真を見ると舷側板内部には補強材が縦横に設置されていることが分かります。細かい寸法は不明ですが、雰囲気が出せれば良いと考え、プラペーパーに伸ばしランナーを貼り付けたものを内壁に設置します。
艦首開口部には外扉を固定する丁番と思われるものも設置しました。
140号、159号とも戦車庫の上甲板は開閉式にして内部が見られるようにするための施工法を検討します。
イメージは以前に作った小説版ガンダムに出てくるペガサスJr.(ホワイトベース)のカタパルトデッキのように、自作ヒンジによる開閉でした。
しかし艦橋前の増設機銃台と、上甲板の戦車通路部外周にはわずかに立ち上がった壁が開閉の支障になると思われます。
また艦首へ向かって傾斜した部分は開閉範囲から除くつもりでしたが、平面部分だけだとかなり限定された範囲となるので、傾斜部分も含めることとしました。
こうした検討の結果、開閉範囲の上甲板及び舷側鋼板は全て0.5mmプラ板で作り直すこととなりました。こちらがその状態です。
この画像で、キットのパーツがほとんど生かされていないことが分かります(苦笑)
戦車庫と兵員室の間の壁は0.1mmプラ板で作りますが、1階部分の補給倉庫には開口部があったはずです。開口部には扉があると思われますが、引き戸なのか開き戸なのかの資料がありません。
ただ、主要性能説明書に戦車揚収の際の注意事項として「第一倉庫(戦車庫前部右舷)の水密扉が戦車庫内へ外開きとなりおる件は特に注意のこと」とあるため、その他の扉は引き戸または内開きであると推定できます。
工数を減らすためには開き戸が有利ですが、大量の物資を迅速に搬出しようとすると引き戸が有利なので、今回は引き戸として表現してみました。
艦首ユニットを船体へ接着する前に上甲板と艦首扉をつなぐ内扉を設置します。
内扉は接岸時に降ろされて上甲板の車両が艦外へ出るための傾斜板となりますが、傾斜角がきついため滑り止めとして筵が2枚重ねで敷かれていました。
この表現としてプラバンにテイッシュを貼り付けてみました。
今年のゴールデンウィークは昨年と違って前半2連休・後半5連休が全て休めます。この間に建造を進めなきゃ!