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ザクとは違うのブログ一覧

2021年05月29日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(ジオラマベースその2・艦橋など)

「週刊龍田」、先週は1回お休みしてしまいました。というのも、このあとお話するジオラマベースがうまく作れず、その再作製の判断に時間がかかったからです。
では、今回の製作報告をば。

まずはそのジオラマベース。
5月2日のブログでは石粉粘土を盛り付けるところまで進んでいましたが、その後、海面にロイヤルブルーとクリアグリーンを塗って、その上から木工ボンドを薄く塗って光沢と水分感を出し、その上からホワイトで白波を描きました。

しかし両舷に広がる波の感じがどうにも納得がいかない。リアルさに欠けます。
よって、さらに白波を細かく描き足しました。


うーむ、どうにもダメすぎる。いかにも「描きました」状態です。
何が原因なのか。白波が立っているところに凹凸がないからでしょうか。また舷側から一定間隔で斜め後ろに伸びるラインを描いていますが、実際の航跡波はこのようにはなりません。
しかしこれらの問題を解消しようとすると、イチから作り直す必要があります。
どうしよう…。




悩むこと約10日。
実際、「竹」のジオラマベースも7回試作したことだし、ここで変な妥協をするときっと後悔するだろうと考え、結局作り直すことにしました。
まずは既存粘土部の取り外し。

意外ときれいに剥がれてくれました(笑)
次に龍田が設置される辺りに2mmプラバンを貼り付けて高さを稼ぎます。
その上に新しい石粉粘土を盛り付け、波の形をプラ製耳かきと爪楊枝で描いていきます。
今回は船によって両側に押し出される波と、その波が元に戻ろうとする力が働いていることを意識するとともに、航跡波の部分を適度に荒らしてみました。

この作業に移る前には、竹製作時の資料を見返すとともに、他のモデラーさんの作品を研究したりもしました。
この状態で2日程度養生期間を取り、収縮によるひび割れを起こした部分を修正すれば基礎工事は完成となります。

龍田本体ですが、前回までに船体のおおまかな工作が終わっているので、全体に軍艦色(呉海軍工廠グレイ)を吹き付け、スミ入れ塗料によるウォッシングを行いました。
このあとは細部の工作に映ることになりますが、手始めに洗い場を設置します。
キットの洗い場は第一煙突両側と2番魚雷発射管後方両側の4箇所にありますが、燕雀さんは天龍の写真から、このうち2番発射管両側には存在しないことが確認できるとともに、第二煙突両側の舷側がどの写真でも汚れが激しいことからその辺りに洗い場があったのではと推定されています。
しかし、あくまでも個人的な意見ですが、第二煙突両側には短艇が配置されるので、ぶら下がっている短艇の下で洗い物をすることとなります。
そも洗い場は乗組員が食事に使った食器類を洗う場所なので、烹炊室付近に設置されるもので、天龍龍田の後継艦である球磨型軽巡洋艦・多摩の洗い場と烹炊室は↓のような配置関係にあります。

ここでの烹炊室は一般の兵員用で、士官用の烹炊室は艦橋の少し後ろにあるのが一般的なようです。

また平賀譲アーカイブで見られる天龍図面のうち「最大中横断」と書かれたものの甲板室部分には烹炊室という表記が確認できます。軽巡や駆逐艦の最大幅は真ん中より少し後ろの辺り、龍田で言えば2番魚雷発射管のあたりなので、当該図面に書かれた烹炊室は第3煙突後ろまたは後部甲板室(ループアンテナ下)と考えられます。
このように見てくるとキットの洗い場は妥当な配置のように思えますが、燕雀さんご指摘のように2番発射管付近には洗い場はありません。
ここから先は明確な根拠のない推測ですが、天龍型の洗い場は第一煙突両側の2箇所だったのではないでしょうか。
2番発射管付近の烹炊室の他に、烹炊室煙突と思われるものが第一煙突後部にあります。つまり第一煙突と第二煙突の間の甲板室内に士官用烹炊室があり、その両側に洗い場があったのではないかと。天龍型は5500t級に比べると乗組員数も少ないので、洗い場の数も2箇所としたのではないかと。
このような推定に基づき、洗い場を再現してみました。

後ほど水栓も設置予定ですw

次に艦橋です。
前々回のブログでの艦橋にかかる研究の過程で作った図面と燕雀さんから頂戴した図面を元に基本的な構造をプラバンプラ棒から作り出します。
と、ここで課題が一つ。
実艦の艦橋頂部には探照灯が設置されていますが、今回の制作は防空巡洋艦なので94式高射装置を設置します。しかし高射装置は本体両側に測距儀が伸びており、これを360°水平回転させる必要があるので、探照灯の位置に高射装置を配置すると測距儀がマストと干渉してしまうのです。
「日本巡洋艦物語」に掲載された天龍型の改造案のうちA案(↓画像の一番上のもの)は艦橋とマストの位置を変えないまま艦橋頂部に高射装置を置くこととされていますが、実際にはこの通りには配置できませんでした。

やむなく少し前にして設置し、その前のスペースを防空指揮所に見立て、最前部にウィンドスクリーンを設置しました。

この状態で塗装します。
羅針艦橋の床は木製グレーチングなので木甲板色を塗り、マスキング後その他の部分に呉海軍工廠グレイを吹きました。その後観測機器などを設置します。
機器の配置については以下の資料を参考にしました。



羅針艦橋内部はFold3というアーカイブサイトから拾い出した、駆逐艦雪風の戦後写真(米軍撮影?)です。このサイトは無料の会員登録が必要ですが、私が見たことのない貴重な写真が多く収蔵されており、大変参考になります。
閑話休題。
こうして作ったのがこちら↓

防空指揮所を被せてしまうと羅針艦橋内はほとんど見えなくなりますが、1/700で壁面の計器盤まで作った事例はそう多くないと思うので、自己満足度は高いです(笑)
艦橋についてはもう少し作業があるので、次回に続きます。
Posted at 2021/05/29 17:21:23 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2021年05月22日 イイね!

Newキットレビュー・駆逐艦竹(ヤマシタホビー)

待ちに待ったヤマシタホビーの新製品、駆逐艦竹をゲットしました。
何シテルでも書きましたが、プラモデルの新製品を予約して買うという経験は、実は生まれて初めて。竹は少し前にセミスクラッチで作ったことがあるので、ヤマシタホビーがどのようにキット化するのか、大変楽しみにしていました。
では早速キットレビューをしてみたいと思います。

パッケージはこちら。

竹といえばやはり第7次オルモック輸送における夜戦での活躍。
なのでパケ絵もその時の姿を描いています。(キットは新造時。)
前後の主砲や機銃がほとんど仰角をかけていないことから、敵艦との距離が近かったことを示しているあたり、史実を意識しており好感が持てます。
魚雷は4番連管から発射されているように見受けられますが、米駆逐艦クーパーを撃沈した魚雷は2番及び3番から発射されたもので、4番発射時には竹も被弾していたはずです。このあたりはパケ絵としての演出でしょうか。

次は組立説明書。

縦21cm×横18cmで3つ折り(6ページ)となっており、そのうち3ページが組立の説明で、1ページは塗装図とキット内容が書かれています。
組立説明はパーツの向きなども分かりやすく描かれており、パーツ取り付けの際の注意点なども適宜記載されているので、初心者でも迷うことなく組み立てることができそうです。

そしていよいよランナー。
まずは船体側面など。

最近流行りの左右張り合わせ式を採用することで舷側のモールドを精緻に再現しています。
舷側には舷窓(庇を含む)や外板の継ぎ目がモールドされており、艦尾付近にはプロペラガードも付いています。松型のアンカー格納位置はアンカーレセス式(橘型はベルマウス)なので、窪みが作られています。
前マストのヤード下には、信号ハリヤードを吊り下げる滑車までモールドされています。
H型の頭を持つ烹炊室煙突は継ぎ目までモールドされているという凝りようです。

ただ難点もいくつか。
まずは船体外板の継ぎ目表現はいずれも凸線で表現されていますが、「丁型線図説明図」によれば、4枚の板が上から凸凹凸凹の順に溶接(または鋲接)されています。せっかくならそのようにモールドされているとさらにリアルになったと思われます。
舷窓については、これを新造時の竹として見た場合、公試運転時の写真で確認できる位置と一部異なっています。
具体的には、船首楼甲板直下の4つのうち、前2つはより後方へ移す必要があります。また艦尾付近のものについても等間隔で6つ必要ですが、3つしか開いていません。ただ舷窓はパテ埋めやピンバイスorエッチングで簡単に修正できるので、さほど問題とならないでしょうし、松型各艦で舷窓の位置は異なるので製作する艦ごとに位置を修正していけばよいと思われます。
前マストはプラの性質上、若干太めなので、伸ばしランナーや金属線などに置き換えると精密感が大幅に上がると思います。また三本脚を相互につなぐ横桁は三角板として表現されているので、これも修正してあげるとよいでしょう。

次に甲板です。

船首楼甲板と上甲板を一体パーツとしてあり、甲板上には滑り止め鋲、リノリウム押さえ、昇降口、弾薬箱、単装機銃座、魚雷運搬軌条、爆雷投下軌条などが繊細なモールドで再現されており、特に第二煙突前に配置された3つのオスタップまで表現されているのには驚きました。これらは昔のWLキットを知る身からすると感動的ですらあります。
それぞれの配置場所を厳密に計測してはいませんが、ぱっと見たところ公式図面を正確にトレースしてあるように見受けられました。
単装機銃座が8つあることから、このキットは新造時であることが分かります。
滑り止め鋲は一つの長さが0.4mmくらいなのでオーバースケールではありますが、開度を測ったところきちんと100°となっていました。

魚雷運搬軌条は平面系が艦首に向かって「人」のような形になっていますが、私が竹を作った際もここでは悩みました。というのも公式図面では「人」型になっているものの、竹の甲板敷物図では「Y」型になっているのです。私は甲板敷物図を信用しましたが、竹以外を制作する際も含めてここをどうするかは製作者の判断に委ねられる部分だと思います。
また鉄甲板とリノリウム甲板の境目も同敷物図とは異なる位置とされています。私が調べた限りだと同敷物図以外に竹の甲板境目位置が分かる資料は見当たりませんでしたが、ヤマシタホビーさんは何らかの根拠を見つけたのかもしれません。

艦底、艦橋等です。

艦底は橘型にも対応できるよう、艦尾付近のみ別パーツとされています。
また艦橋と後部構造物は左右及び天井のパーツに分けられているため、左右接着時に合わせ目が生じます。
艦橋内部には観測機器や海図台もモールドされており、側面には水密扉やラッタルなども表現されています。機銃台には弾薬箱も配置されていますし、煙突は蒸気捨管が一体成型され、別パーツ化された煙突頂部は雨除け格子のモールドもあります。後部マスト中段には速力信号灯も表現されていました。前後主砲の操作フラットは折り畳み部の切れ込みもあります。

↓の左は艦橋、右は主砲、吸気筒などのランナーです。

防空指揮所は私が作った時のように前後で段差ができています。
前後主砲のシールド前面向かって右側はわずかな凸が作られています。これは砲の旋回速度を上げるための装置の設置場所だそうで、ここまでこだわってキット化されたことは大変嬉しく感じました。主砲シールドについてはその他のディテールもかなり厳密に作られており、シールドそのものの厚み以外は修正点が見つからないほどクオリティが高いです。なお主砲砲身は仰角を上げて接着することも出来る作りになっています。
また探照灯管制機も極めて精緻なモールドとなっていますし、魚雷頭部積み込みダビットや舷灯までパーツ化されていて驚きました。舷灯は2セットあるので、1セットはストックできます。これは嬉しいですね。
電探は13号と22号がパーツ化されていますが、いずれも使用しないのでストックできます。

次は武装ランナーです。

同じものが2枚ずつ入っており、それぞれ赤矢印で示したものは余剰となります。
単装機銃は新造時なら8基しか使わないので、ランナー1枚分まるごと余剰となりますが、オルモック輸送時で製作する場合は13号電探1基と単装機銃4基を追加することになります。

ただ機銃に関しては防弾板がないことも含めてナノドレッドほどのディテール表現ではないので、気になる人はアフターパーツへ交換することとなるでしょう。

最後のランナーは短艇、魚雷、爆雷等のパーツです。

魚雷発射管はシールドが別パーツとなっており、スライド金型により前後左右上面とも繊細なモールドで作られています。発射管本体及びシールドは主砲シールド同様、修正点が見当たりません。
錨やリールも極小サイズながら素晴らしいモールドです。
爆雷は投射機・装填台ともK砲6セット及びY砲2セットが入っているので、梅、桃、桑、杉(いずれもマリアナ後に4基装備)などを作る際にはK砲パーツが活用できます。
このランナーは先ほどの武装パーツとともに大戦後期の駆逐艦などに使用するものなので、セットでディテールアップパーツシリーズとして別売されるかもしれませんね。

以上がランナーチェックですが、総じてクオリティが非常に高く感じられ、機銃とマストを別パーツなどに交換し、舷窓の位置を修正してあげれば、手軽に竹の雄姿を再現することができる素晴らしいキットだと思います。
これまで1/700松型駆逐艦のキットはタミヤがベストとされていましたが、世代交代が起こったと言っても差し支えないでしょう。
ヤマシタホビーさんは私の期待を遥かに超える素晴らしいキットを作られました。松型駆逐艦ファンとしては大変うれしいです。

本来ならここで仮組をするべきですが、現在は龍田改二製作に没頭しているので、今回はここまで。
ちなみにこのキットは第7次オルモック輸送時の「桑」として建造予定です。
いつになるか分かりませんが(爆)
Posted at 2021/05/22 22:48:32 | コメント(0) | 日記
2021年05月15日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(煙突周辺・艦尾の工作)

今週の「週刊龍田」。
まずは煙突の工作です。
以前に記したように、龍田改二では混焼缶を専焼缶に換装したという設定とするので、第一煙突と第三煙突が同じ太さとなります。煙突本体をプラ棒で作成したのち、以下の工作を行っています。
・極細伸ばしランナーでジャッキステーを付ける。
・頂部をリューターやデザインナイフなどで開口し、内部にプラペーパーで仕切り板を設置。
・エッチングパーツで梯子を設置。


この作業後、トップをフラットブラックで塗装してからマスキングしました。

前回までに船体の基本的な工作が概ね終わったので、リノリウム甲板部を塗装し、その上からマスキングテープを貼り付けました。


二つの甲板室の両サイドには水密扉がいくつも設置されています。
その位置は燕雀さんのブログで確認するとともに、念のため手持ちにある実艦写真で再確認した結果、以下のような位置であろうと考えました。

なお青矢印は燕雀さんブログにも実艦写真にもないものですが、他艦ではこのあたりに扉があるので、龍田にあってもおかしくないだろうと考え、設置することにしたものです。
そして施工状態↓

扉本体はプラペーパーで作り、ヒンジや取っ手は極細伸ばしランナーで作りました。
しかしこのように多くのパーツが並んだ状態になると個々の出来栄えがなかなか揃わないため見苦しくなってしまいます。ここは少々お金がかかってもアフターパーツを使うほうが良いと思いました。

3本の煙突の前後には吸気筒などがいくつも設置されています。それらの場所やサイズは全面的に燕雀さんのリサーチ結果を信頼し、極力その通りに設置するようにしました。
★燕雀洞より転載↓

この通りに作ったつもりですが、やはり出来栄えはプロの燕雀さんに遠く及びません。当然ですが…。


続いてアンカーの工作です。
ジャンクパーツにあったものは若干大きめな印象だったので、少し小ぶりに修正しました。(左=修正前、右=修正後)

サイズ的には駆逐艦と同じもので、縦横とも2mm程度です。
龍田は軽巡洋艦なので、実際はもう一回り大きかったかもしれませんが、アンカーレセスへの格納を考えるとこのサイズが適当に感じたので、小さめに作ってみました。

龍田改二は防空巡洋艦なので、機銃座を増設します。
100°に開いたラインを1mmピッチで書いた紙の上に14×8mmで切り出した0.3mmプラバンを貼り付け、ラインに沿って滑り止め鋲をデザインナイフで刻み込みます。

実物はもっと狭いピッチですが、実物サイズどおりに刻み込むのはほとんど不可能なので、雰囲気重視で1mmピッチにしてあります。
なお、銃座と支柱はいずれも2mm丸棒を使っています。
ステージは変形八角形ですが、角を丸くするかどうかまだ決めていません。その後ブルワークを設置する予定です。

続いて艦尾付近の工作です。
龍田改二は艦これでは「対潜番長」とも呼ばれるほど、対潜能力が高くされています(潜水艦の雷撃、それもたった1本の魚雷で沈められていますが)。
なので、今回の工作でも対潜兵装はしっかり充実させます。
大戦末期の海防艦(鵜来型の一部、1号型、2号型)では艦尾に長い爆雷投下軌条を設け、その両側に三式爆雷投射機(K砲)を半埋め込み式にして16基または12基装備していました。
龍田艦尾のスペースを考えると16基設置が妥当と思われたので、0.5mmプラ棒を埋め込んでそれらしくしてみました。


ここまでの工作が↓の状態。

天龍の写真で水密扉の上には小さな庇のようなものが確認できました↓

5500t級などの写真を確認していませんが、少なくとも天龍にあるのなら龍田にあってもよいと考え、細切れプラペーパーで作ってみました。
また後部甲板室の上にさらに部屋を増設し、探照灯と94式高射装置を設置しました。そのほか細々としたモノを実艦写真を参考にちまちま貼り付けてあります。
だいぶ形になってきました。

ここで少し余談。
少し前にメルカリで光人社NF文庫の「写真太平洋戦争」全10巻を入手しました。少しずつ読み進めているのですが、第3巻にこんな写真が載っていました。

昭和17年3月に行われたラエ・サラモア攻略作戦中の一場面です。
遠景なのでディテールは確認できませんが、前マストの後ろ2本はあまり開いていないことが分かります。
大戦中の天龍龍田の写真はほとんどないと言われていますが、実は私が知らないだけで意外とあるのかもしれません。
Posted at 2021/05/15 20:03:12 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2021年05月15日 イイね!

そらくんと二人キャンプ(和良編)

2か月ほど前に余命宣告を受けたそらくん。
以来、免疫力を高める犬猫用サプリを摂取しています。
その後は元気そうで、特に目立った衰えなどは見られません。
この分なら来月の誕生日も無事迎えられるかな。

ということで、思い出作りのために一緒にキャンプに行くことにしました。
行先は岐阜県郡上市にある和良川公園オートキャンプ場。
子供たちが小さい頃は家族4人+そらで毎年来ていた思い出深い場所です。
キャンプ道具を積み込んだ後、そらくんは後部座席のキャリーへ。

運転中、狭いキャリーの中でじたばたしていました。久しぶりのキャンプで少し興奮しているのかな(笑)
数時間のドライブで現地到着。
早速キャリーから出て立ち木につないであげるとさらに興奮した様子で落ち着きがありません。設営中もあっち向いたりこっち向いたり。ずっとうろうろしてました。


設営が終わると早速散歩。
キャンプ場近くにある御手洗の滝まで歩きます。
ここも以前は子供たちとそらを連れて何度も来た場所。子供たちは大きくなるにつれて、登れなかった段差を一人で登れるようになるなど、成長を実感できたところでもあります。
道中は比較的新しい丸太の橋がかけられているなど、昔よりも整備されていました。
こちらの段差も以前は何もなくて、登るのが大変だったところです↓

でも…

登るのがイヤになっちゃったようです。
仕方なく滝まで行かずに引き返すことにしました。
ま、無理して行かなきゃいけないわけじゃないしね。

帰りがけにはキャンプ場周辺の田舎道をてくてく。


帰ってくると私もそらくんもまったりモード。

頑張ったご褒美に頭にシロツメクサを乗せてあげました(笑)


椅子にどっかり座って爽やかな風に吹かれながらしばらく読書を楽しんだ後は、夕飯タイム。
今晩のメインはこちら↓

サバ水煮缶にチューブ梅肉を加えたものの上から黒コショウを振ったもの。やっぱりサバよりサンマの方が身が柔らかくて美味しいかな。

時間は20時頃。
ふと夜空を見上げると東から西に向かって光る点がゆっくり移動しています。
飛行機なら点滅しますし、流れ星ならもっと早いはず。こりゃISS(国際宇宙ステーション)かっ!?
早速ググってみると、20時30分前後に西から東へ移動する様子が見られるとあります。
再びその時間に夜空を見ていると確かに西から東へ一筋の明るい光が。
1等星を超える輝きは確かにISSでした。
あれ?さっきのは違ったんだ(苦笑)。もしかしてUFOかw

翌朝。
朝食を済ませた後、再び散歩へ。
まずは神社にそらくんの健康祈願をしに行きます。
途中、以前は営業していたスーパーマーケットが閉店していました。

後継者がいなかったからでしょうか。滝までの道程と言い、時は流れてますね…。

さらに歩いた先に戸隠神社があります。

幸い、こちらの神様は健康祈願のご利益があるそうです。「十分にご縁があるように」と15円投げてきました。

そういえばこの近くに小さな城跡があったはずと思ってググると、すぐ隣に「野尻城」の入り口がありましたw
先に進むとなかなかに険しい山道。

そらくん、体がしんどいはずなのに急な坂をものともせずにスタスタ進んでいきます。意外と元気だな~(^^♪

10分ほど登ると出丸に到着。

出丸自体は小さなスペースですが、その周囲が切り立った崖になっています。
本丸と示された方向に登ってみましたが、道が整備されていないことに加え、木が茂っているため地盤もゆるく、これ以上進むのは危険だと感じたので途中で引き返しました。攻城戦失敗orz
しかしそらくんが楽しそうに山道を登ったり下りたりする姿を見ることができて、少し安心しました。

そんな感じでそらくんとの二人キャンプ終了。
ねぇそらくん、次はどこへ行く?
Posted at 2021/05/15 17:09:18 | コメント(4) | 柴犬そらくん | 旅行/地域
2021年05月08日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(艦橋についての考察)

前々回のブログの最後で艦橋の形状について検討しました。
その時はいったん結論めいたことを書きましたが、その後腑に落ちないことがあり再検討することとしました。というのも、龍田の2枚の写真はどうしても矛盾するように見えるのです。ポイントは「艦橋前面はツライチか」です。

まずは矛盾を確認します。
●写真1
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●写真2
alt
写真1では艦橋前面はツライチに見えます。しかし写真2では羅針艦橋下に影があるので、ツライチではないように見えます。これが矛盾です。

次に矛盾の説明方法を検討します。
案1・13年から16年の間に艦橋の再改装があった
この案なら2枚の写真の整合が取れます。丸スペシャルNo46には龍田の行動記録が掲載されており、S16.5.10~16または同年8.6~20の呉入渠の折に改装したという考えです。
しかし羅針艦橋前端をわずかに変える必要性が考えられませんし、艦橋以外も含めてこの時期に何らかの改装工事が行われたということも確認できませんでした。よって不採用。

案2・羅針艦橋前端下部に突き出したフラットスペースがあった
艦橋前面はツライチだが、何らかの機器を置く必要から1枚板のスペースが艦橋前面に設置されており、その影が出来ているという考えで、これも2枚の写真を矛盾なく説明できます。しかしそのフラット上に何を設置したのかという問題が出ますし、同様のフラットは他艦に見られません。これも不採用。

案3・写真2の影は画像のシミなどである
丸スペシャルの記事の中でも龍田の艦橋前面はツライチとの表記があり、燕雀さんの作例やハセガワ版龍田の最新キットでもそのようになっています。であれば影が出ることは有り得ないので、影に見えるものは実は影ではないという考えです。
しかし私にはその部分はシミなどでなく影に見えますし、同じ写真の他の部分に同様のシミなども見受けられません。これまた不採用。

案4・写真1又は2の見方が誤っている
写真1の見方が誤っていれば前面がツライチでないことになり、写真2の影が艦橋中央部ではないならツライチとなります。これは前々回ブログで検討しましたが、私には「写真1は光の加減や画像の粒子などの関係で段差が写っておらず、写真2のように艦橋中央部に段差がある」と思えます。

案1から3の検討により写真1、2が矛盾しないとするには無理があると思います。また写真1より2の方が比較的鮮明で撮影も新しいので、写真2を優先すべきと考えます。
その上で改めて写真2を見ると、艦の右斜め前からの撮影と断定できるので、艦橋前面180°のうち120°くらいは見えています。

また羅針艦橋下の影は艦橋中央に下向きの半円として落ちているように見えます。司令塔前端と羅針艦橋下端が接している場合、艦橋中央から両側に小さな三角状の影が二つできるはずですが、そうなっていません。
燕雀さんのブログ(http://www.enjaku.jp/2014/07/tenryu-class-15.html)では羅針艦橋前端両側が丸みを帯びていたのではという意見が記載されていますが、これはその影が艦橋中央ではなくその両脇にある場合に当てはまると思われます。

以上のことから「龍田艦橋前面はツライチでなく、羅針艦橋前部下で一段下がっている」と推定します。

しかしまだ課題は解決されません。というのは燕雀さんのブログで示されている司令塔直径及び羅針艦橋平面サイズの通りに工作しても、適切な形状が再現できないのです。
燕雀さんは、司令塔直径は天龍艦橋写真とアジ歴(アジア歴史資料センター)所蔵の天龍新造時の艦橋図面から3.5mmと算出されています。
●写真3(燕雀洞より転載)
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●図面1(アジ歴より)
alt

さらに羅針艦橋の平面サイズを写真3などから↓のように推定されています。
●画像1(燕雀洞より)
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実は先日、燕雀さんから天龍型製作用に使われた図面を頂戴することができました!
改めてお礼申し上げます<m(__)m>
そこには艦橋の平面図が階層ごとに描かれていました。それがこちら↓
●図面2
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写真3のように司令塔と羅針艦橋は前端とその後ろ2箇所で接するよう、先ほどの寸法通りに線が引かれており、天龍龍田ともこのとおりに製作すればよいはず。しかし2つをどう配置してもそうなりません。
試しに1/700の10倍で線を引いてみました↓
●図面3
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寸法は1/700の数値です。青線が燕雀さんの指示通りのものですが、ここまで拡大すると円形(司令塔)と1箇所しか接することができず、両側に隙間が空いてしまいます。試しに司令塔直径を4mmに変えてみましたがダメでした。

何故だ!?(坊やだからさw)

何が違うのか検証します。
まず疑ったのは羅針艦橋壁面の折れ角。
参考にしたのは軽巡多摩と駆逐艦矢風。多摩は天龍型の後継艦、矢風(峯風型)は天龍型と同じ八四艦隊計画時の設計です。
●図面4
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多摩矢風とも35°、燕雀さん作成の天龍型は35.5°でした。私の計測誤差もあると思うので、問題なし。

次に確認したのは羅針艦橋前面サイズ。
↓は峯風型駆逐艦・澤風です。
●写真4(Wikipediaより)
alt

前面は天龍型と同じ3枚のガラス窓になっています。矢風の図面でこの幅を計測すると1/700で2.6mm。燕雀さんの数値は2.2mmで、これを700倍すると1540mm。矢風は1820mm。どちらを取るかは趣味の問題とも思われます。
今回は窓1枚当たりの幅は約60cmあるだろうと想定し、矢風のサイズを適用します。
ただその場合、艦橋の幅がさらに広がってしまいます…。

もう1つ検討したのは司令塔の形状。
艦によっては真円でなく横長の楕円だったもの(戦艦など)もあります。天龍は写真や図面から真円と断定出来ますが、龍田は写真も図面もありません。
あくまでも私見の域を出ませんが、旧海軍では艤装員長(=初代艦長予定者)が艤装を考え指示していたそうなので、図面では円だった司令塔が楕円に変更された可能性もないとは言えないと思います。また写真2を成立させようとすると楕円の方が都合が良いのです。

例えば次のような会話があったかもw
航海長「今度の龍田さぁ、司令塔の形を戦艦みたいにすると舵輪握ってても気持ちいいよねぇ」
艤装員長「おぉ、そうだな。そうしちゃうかw」

ただしその場合、直径3.5mmのまま横長にすると天龍の司令塔よりもかなり大きくなってしまいます。そこでほぼ同じ面積となるよう、司令塔の直径(a)を4パターン設定してそれぞれの面積を算出したところ、どうやら直径2mmが最も適切に思えました。
そこで円形のカーブを直径2mmとしつつ、引き伸ばした部分の距離をそれぞれ下表のように設定することにしました。
alt

こうして作った図面がこちら↓
alt

こうすると艦橋前面に影が一つ出来、さらにそのすぐ後ろあたりで羅針艦橋側壁と接することとなり、司令塔の面積も天龍とほぼ同じになります。

はー、長かった…。
これでやっと心置きなく艦橋製作に取り掛かれる…はずです(^^)


※今回の考察は燕雀さんが苦労して出された結論に弓を引くような内容となってしまいました。
様々な情報を頂戴している燕雀さんから見れば、不愉快な内容かもしれません。
あくまでも泡沫モデラーの妄言と読み捨てていただければ幸甚に存じます。
Posted at 2021/05/08 15:13:15 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体工作の続き) http://cvw.jp/b/488285/47669612/
何シテル?   04/21 15:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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ホンダ シャトルハイブリッド イフリート (ホンダ シャトルハイブリッド)
イフリート初号機です。 前車・プレマシーに比べ排気量が△500CCなので、若干の非力さは ...
その他 キャンプ その他 キャンプ
我が家の行ったキャンプ場をまとめておく場所です。
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1/700を中心とした艦船模型についてのまとめです。
その他 その他作業記録 その他 その他作業記録
ガンプラ製作の記録です。
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