既に余命宣告を受けた柴犬・そらくん。
苦しませたくはないという思いから抗癌剤治療はせず、免疫力を上げるサプリを投与し続けています。
←画像はそのサプリ。
ちょっとお高いですが副作用もないので、一日でも長く元気で過ごせるようにとの思いから、朝晩のご飯に15滴ずつ振りかけています。
現在のところ、少し痩せてきた様子はあるものの、行動などは末期がんであることを忘れてしまいそうなほど元気に過ごせています。今朝の散歩でも私をグイグイ引っ張っていくくらい。
今月9日はそらくん13歳の誕生日なので、当面の目標だったその日は大丈夫そうな状況です。
そんなことを職場の人と話していたら、そのウチでは猫(仮名・まるちゃん)を飼っているとのこと。でもまるちゃんも少し前に末期がんと診断され、余命もそらくんと同じくらいと言われたそうです。
まるちゃんもそらくん同様、普段は元気そうにしていて「とてもあと少しでいなくなってしまうなんて考えられない」と言っていました。
我が家同様「苦しませたくない」との思いから特に薬などは処方してもらわなかったそうですが、↑のサプリを紹介したところ「試してみたい」と言われたので、代理で発注してあげることにしました。
話は変わって先日、実家の父から連絡が来ました。
「ばあちゃんの体の具合が急に悪くなって犬(仮名・タローくん)の世話ができなくなったので、そっちで引き取ってもらえないか」と。
しかしそらくんがこんな状況ではとても引き取れません。
今日はその話をすることに加え、じいちゃんばあちゃんがどんな状況なのかを見てくるため、久しぶりに実家に行ってきました。
状況は私の想像以上。
ばあちゃんは以前から肺マックを患っており、さらに最近になってリウマチが急激に進行していました。そのため日常の多くの動きが自分一人ではできず、そのフォローをじいちゃんがやっています。そのじいちゃんは以前から透析をやっており、その日は一日まともな動きができません。
二人とも後期高齢者。ただでさえ無理の利かない歳です。
これでは確かにタローくんの世話は後回しにせざるを得ません。
ついては今後の生活をどうするか家族会議をしました。
まずはタローくん。やはり手放さざるを得ません。
最近はありがたいことに里親探しサイトがあるので、そこへ登録すれば引き取ってもらえる可能性があります。その取引が成立するまではペットホテルに預けるという2段構えにしてはどうかとなりました。
ただタローくんは9歳。直に老犬となる子を引き取ってくれるだろうか。正直難しいでしょう。
そんな状況の中、タローくんのトリマーが「どうしても行き先がなければ引き取っても良い」と言ってくださったとのこと。ではその人にお願いしてみてはどうかとなりました。
しかしそれを言い出したじいちゃんが「いや、もう少ししてから…」と。
やはり長く一緒に生活しているので、すぐに手放すことに躊躇いがあるのでしょう。人情というものです。とりあえず、ばあちゃんの話を先にまとめることにしました。
二人の置かれた状況では、このまま自宅での生活を続けるにはどう見ても無理があります。よってまずはショートステイを利用し、その後別の介護施設か入院先を探すこととし、自宅に残るじいちゃんには透析の日にヘルパーと配食サービスを入れてはどうかとなりました。
早速ケアマネに来てもらい状況を説明して今後の方針を伝えたところ「それがいいでしょう」と言ってもらえました。
その後のケアマネさんの動きは早く、すぐにショートを探し出し、その職員も呼んでくれて説明と契約手続きを済ませるとともに、ヘルパーと配食の手配も始めてくれました。
今後に若干の不確定要素はあるものの、今日一日で両親の一定の方向性が出せたことはとりあえず良かったです。
そうした会話の間中、タローくんはケアマネさんやショート職員さんに飛びついたり舐めまくったりと大はしゃぎw
幸いお二人とも犬はお好きなようで大変喜ばれていました。自分が手放されるという会話がされているにも関わらず…。
そらくんもまるちゃんも、大病を抱えながらも元気そうな姿で周りに愛嬌を振りまき、飼い主の愛情を注がれながら残された日々を過ごしています。
タローくんは病気こそしていないものの家族の事情により生活が大きく変わる可能性がありますが、そんなことは知らぬまま周りの人たちを全力で癒やしてくれています。
それぞれの飼い主はいぬくんねこちゃんを愛している。
いぬくんねこちゃんはそんな飼い主たちと一緒の生活を楽しんでいる。
でもそんな関係性に容赦なく迫る外的要因。
いぬくんねこちゃんたちの純粋な心を想うと、なんとも言えない気持ちになってしまいますね…。
てなことがあった今日は私の53回めの誕生日でしたとさ。
Posted at 2021/06/05 22:43:56 | |
柴犬そらくん | ペット