8月28~29日の報告です。
今回の行き先は福井県大野市。
ブログタイトルの通り、国内で唯一復元された城下町である「一乗谷朝倉氏遺跡」があります。
少し前にNHKの「日本最強の城スペシャル」で紹介され、高橋英樹や春風亭昇太らが激賞していた場所だったので、それを見て以来ずっと行きたかった場所でした。
高速を降りてR158から県道へ入ると「下城戸」に至ります。
ここでは数メートルくらいの高さの石垣がお出迎え。
どうやら城下町への関所のような場所だったのでしょう。
そこから進むと早速左右に城下町跡が広がります。
事前にほとんど調べていかなかったので、まさかここまで広大なエリアが発掘復元されているとは思っておらず、早速感動!
しかもこれほど貴重な遺跡をいつでも誰でも自由に見学できるという状況にまた感動!
さらに進むと有料スペースがあったので入場しました。
無料エリア同様の発掘跡に詳しい解説板が設置されているとともに、当時の町並みが屋内屋外ともしっかりと再現されていました。
さらにメインストリートを挟んで川沿いに民家や鍛冶屋など、山側に武将の屋敷などが並ぶという都市計画まで再現されています。
朝倉氏恐るべし。
↓の奥に写っている山頂に一乗山城があり、その麓に朝倉氏館跡があります。
さていよいよ館跡へ。
門の脇には↓のような、いかにも山城といった景色も。
ではいよいよ入場!
驚きました。
めちゃくちゃ広大です。
敷地面積も広いのですが、建物の大きさもはんぱではない。
↑の全体を見下ろしている画像の中央あたりで屋敷跡に挟まれた四角い緑のスペースは日本初の花壇で、その手前には庭園も作られています。
背後の山を登ると、「湯殿跡庭園」があります↓
そこから少し登って北へ向かうと南陽寺跡があります。
こちらにも庭園があり、そこで足利義昭と朝倉義景が俳句を詠みあったとの伝説が。
再び南へ下ると、中の御殿跡。
こちらにも大変立派な庭園があります。
こちらは朝倉義景の母の屋敷跡なのだとか。
どおりで立派なはずです。
さらにさらに南へ下ると、諏訪館跡庭園に辿り着きます。
こちらも大変立派な庭園で、ここまでに見た庭園の中で最も豪壮な作りになっていました。
朝倉氏と言えば15代将軍足利義昭を迎え、今話題の明智光秀も身を寄せた時期があり、一向一揆との戦いに勝利してこの地を治め、京に勝るとも劣らぬこの城下町を築いた家柄。
しかしそれでも近江で浅井長政を滅ぼした勢いで来襲した織田信長に刀根坂の戦いで破れ、その直後、この城下町に火を放たれ、すべて灰燼に帰しました。
個人的な義景のイメージは京に憧れ遊興にふけり、政治や戦に特別な能力を持たず姉川のような重要な戦いでもあっさり引き上げてしまうという印象。
でもこれだけの大きな城下町を作り上げ、将軍まで迎え入れることに成功し、織田包囲網の一角として重要な役割を果たしていたということは、むしろ有能な武将と言うべきでしょう。
そうした印象を持つことが出来たことを含め、この地を訪れた価値は大きかったように思います。
その後、すぐ近くにある一乗滝に向かいました。
巌流島の戦いで有名な佐々木小次郎が、この滝で修行して「燕返し」を習得したという伝説のある滝です。
画像でも若い女性二人が巌流島ごっこしてますね(違)
いよいよキャンプ場へ。
と、その途中にこんな車を見つけました。
公道は走れない仕様のようです。
今回訪れたのは麻那姫湖青少年旅行村。
かなり山奥にありますが、めちゃくちゃ広大です。
しかもこの日は金曜だったこともあって、これだけ広大な場所にわずか6組しかいませんでした。
なので私が設営した場所から半径300m以内に誰もいないという(笑)
だだっ広ーーーい場内を見学ついでにゆっくり歩き回って、サイトに戻ってからコーヒーを淹れてのんびり過ごします。
やがて日が落ち、夕飯の時間。
今回は「鶏ささみ缶の梅昆布和え」です。
ささみ缶の上から塩昆布、庭で採れたシソ、チューブ梅肉を適量入れて混ぜ合わせ、しばらく置いて味をなじませます。
うーん、思い出すだけでよだれが…(笑)
この夜はちょっと珍しい夜空が望めました。
それがこちら↓
この日は少し曇りがちでしたが、ちょっと粘っていたらカメラに収めることができました。
ラッキー!
次のキャンプでもきれいな星空が望めるといいなぁ。
Posted at 2020/09/13 22:50:26 | |
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