伊58も完成させディフォルメ高雄の製作も終わったので、いよいよムサイ再始動…と行きたいところですが、なぜかモチベが上がりません…。
でも罪プラも増えつつあるので、手は動かし続けたい。
ということで始めたのは二等輸送艦第149号。
今回もジオラマ化の予定です。
手始めは船体。
従来の日本艦船と異なって非常にスクエアなフォルムですが、金型が古いためヒケが目立ちます。よって全体にラッカーパテを塗りヤスリんぐ。艦首には縦のエッジがあるのでデザインナイフで強調。錨鎖甲板と後甲板はモールドを切除し、ボードダビット取付用凹部はプラ材で埋めました。
艦首からスロープ部にかけてをキットと実艦写真を見比べると、若干の相違が見られます。
スロープ両側にはリールがモールドされていますが、実艦では右舷のみです。
その後ろには兵員室から出られるハッチが4つありますが、いずれも正方形です。
車両出口左舷側にモールドされている長方形の箱は、実艦写真でその存在を確認できません。図面では「写真日本の軍艦」別巻図面集に何らかの箱が書かれていますが、これが何なのかの説明がなく不明です。
101号型が左から150,101,127,149号の4石が並ぶ写真では149号のみその位置に何かが置かれていますが、これが何らかの構造物なのか仮置きされた荷物などなのか不明です。また他3隻の同じ位置には何も置かれていません。
従ってモールドは切除しました。
船体後半部の工作に移ります。
煙突基部の甲板室は前後長を0.8mm短縮しました。
その前にあるモールドは甲板下への出入口なので、高さを削ります。
艦尾甲板室は高さが1mm足りませんが、今回は簡単工作を目指すので修正を見送りました。
滑り止め甲板は高角砲周辺のみ施されているので、その辺りにデザインナイフで傷を付けました。
あとは各所にモールドされているラッタルはいったん全て切除しました。
船体前半部です。
右舷前方には錨鎖甲板が張り出していますが、形状も不良なので一旦切除します。
実艦の滑り止め甲板は艦首フラット部の一部とその後ろにあるスロープ部に施されていましたが、スロープ部は施工が大変なので見送り、フラット部のみデザインナイフで傷を付けてみました。
また、上甲板両側に伸びるブルワークはデザインナイフによるカンナがけで薄くしました。
舷窓は以前に調べたとおり、艦ごとに数や位置が異なるので、実艦写真で確認します。
?部は有無が明確に確認できませんが、図面や他艦の例を参考に「ある」と判断しました。
そして0.4mmドリルで開口。
艦橋付近の工作です。
キットの艦橋は上に向かって少しすぼまっているので、プラ板で作り直しました。
窓枠はエッチングに置き直すことも考えましたが、結局キットのパーツを生かしました。
合わせて機銃座と旗甲板もプラ板で製作。
煙突基部の甲板室は高さが僅かに足りないので、0.5mmプラ板を貼り、同時に前方に1mm張り出させました。
艦首フラット下の車両出入口壁面には補強材が張ってあるので、伸ばしランナーで簡易的に再現しました。
見えづらい箇所ですが、こうした部分を作り込むとチラッと見えた時の満足度が上がります(笑)
ジオラマでは揚陸場面を再現予定なので、艦首から艦橋下あたりまでの喫水線下も作ります。
図面から寸法や傾斜角などを割り出し、プラ板プラ棒エポパテで作ります。
パテ硬化後に削り出す予定です。
ここまでの工程を土日で終えました。
二等輸送艦は既に徹底工作を2隻行っており、考証も工作のツボも心得ているので、作業が順調です(^ ^)
Posted at 2024/02/27 21:55:02 | |
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