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ザクとは違うのブログ一覧

2024年02月27日 イイね!

第149号輸送艦の製作(船体の工作)

伊58も完成させディフォルメ高雄の製作も終わったので、いよいよムサイ再始動…と行きたいところですが、なぜかモチベが上がりません…。
でも罪プラも増えつつあるので、手は動かし続けたい。
ということで始めたのは二等輸送艦第149号。
今回もジオラマ化の予定です。

手始めは船体。

従来の日本艦船と異なって非常にスクエアなフォルムですが、金型が古いためヒケが目立ちます。よって全体にラッカーパテを塗りヤスリんぐ。艦首には縦のエッジがあるのでデザインナイフで強調。錨鎖甲板と後甲板はモールドを切除し、ボードダビット取付用凹部はプラ材で埋めました。


艦首からスロープ部にかけてをキットと実艦写真を見比べると、若干の相違が見られます。
スロープ両側にはリールがモールドされていますが、実艦では右舷のみです。
その後ろには兵員室から出られるハッチが4つありますが、いずれも正方形です。
車両出口左舷側にモールドされている長方形の箱は、実艦写真でその存在を確認できません。図面では「写真日本の軍艦」別巻図面集に何らかの箱が書かれていますが、これが何なのかの説明がなく不明です。
101号型が左から150,101,127,149号の4石が並ぶ写真では149号のみその位置に何かが置かれていますが、これが何らかの構造物なのか仮置きされた荷物などなのか不明です。また他3隻の同じ位置には何も置かれていません。

従ってモールドは切除しました。


船体後半部の工作に移ります。
煙突基部の甲板室は前後長を0.8mm短縮しました。
その前にあるモールドは甲板下への出入口なので、高さを削ります。
艦尾甲板室は高さが1mm足りませんが、今回は簡単工作を目指すので修正を見送りました。
滑り止め甲板は高角砲周辺のみ施されているので、その辺りにデザインナイフで傷を付けました。
あとは各所にモールドされているラッタルはいったん全て切除しました。


船体前半部です。
右舷前方には錨鎖甲板が張り出していますが、形状も不良なので一旦切除します。
実艦の滑り止め甲板は艦首フラット部の一部とその後ろにあるスロープ部に施されていましたが、スロープ部は施工が大変なので見送り、フラット部のみデザインナイフで傷を付けてみました。
また、上甲板両側に伸びるブルワークはデザインナイフによるカンナがけで薄くしました。

舷窓は以前に調べたとおり、艦ごとに数や位置が異なるので、実艦写真で確認します。




?部は有無が明確に確認できませんが、図面や他艦の例を参考に「ある」と判断しました。
そして0.4mmドリルで開口。


艦橋付近の工作です。

キットの艦橋は上に向かって少しすぼまっているので、プラ板で作り直しました。
窓枠はエッチングに置き直すことも考えましたが、結局キットのパーツを生かしました。
合わせて機銃座と旗甲板もプラ板で製作。
煙突基部の甲板室は高さが僅かに足りないので、0.5mmプラ板を貼り、同時に前方に1mm張り出させました。


艦首フラット下の車両出入口壁面には補強材が張ってあるので、伸ばしランナーで簡易的に再現しました。
見えづらい箇所ですが、こうした部分を作り込むとチラッと見えた時の満足度が上がります(笑)


ジオラマでは揚陸場面を再現予定なので、艦首から艦橋下あたりまでの喫水線下も作ります。
図面から寸法や傾斜角などを割り出し、プラ板プラ棒エポパテで作ります。
パテ硬化後に削り出す予定です。

ここまでの工程を土日で終えました。
二等輸送艦は既に徹底工作を2隻行っており、考証も工作のツボも心得ているので、作業が順調です(^ ^)
Posted at 2024/02/27 21:55:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 艦船模型 | 趣味
2024年02月24日 イイね!

ディフォルメ高雄の小ジオラマ

ゴジラマイナスワンは多くの記録を打ち立てつつ、今でも大人気上映中。
映画の中では旧海軍艦船が多く出てきますが、中でも強烈な印象を与えたのが重巡洋艦高雄と局地戦闘機震電です。
この話題は旧海軍マニア以外でも必ず話題になるほど。
無論、みん友さんともその会話を交わしました。

そんな中での約1ヶ月ほど前のこと。
とあるみん友さんから「ゴジラの消しゴムを入手した」との情報が。
ググッたところ、300円ガチャで出ていました。そのみん友さんからは「高雄作って!」との依頼がありました。その瞬間は「罪プラたくさんあるし、どうしようかなー」などと思いましたが、時間が経つに連れて「作ってみたい!」と思うようになりました。
そして作業開始。
消しゴムゴジラの高さは4cmくらいで、少しディフォルメされています。ならば高雄もディフォルメで行こうと決めました。
キットがある訳では無いのでフルスクラッチ。しかしプラ板プラ棒から削り出すのは凄く大変なので、石粉粘土で船体を作ってみました。
でもやはりエッジがきちんと出ない、すぐ欠けてしまうなどの課題が出てきたので、結局プラ削り出しに変更。



その後、様々な過程を経て作業は進みました。



そして完成!


100円ケースに海を作って高雄を走らせ、その向かい側にゴジラを置く想定です。


ディフォルメしたとはいえ、実艦の形状は極力再現したつもりです。

中でもお気に入りのポイントはこちら↓

あと、航空機甲板のディテールはなかなかよく出来たと思います♪

ちなみに映画に出てくる高雄はこんな感じ↓


作品の写真をみん友さんに見ていただいたところ、いたく気に入って頂けたようで、頑張って作った甲斐がありました(^ ^)
作品は昨日発送。
そして今日届いた様子。
感想はどうかな…ドキドキ…

みん友さん「思っていた以上にミニサイズでいながら、この情報量!ありがとうございました~♪」

まずは無事届いてくれてよかったです(^^)
そして最大限のお褒めの言葉までいただき、一生懸命作った甲斐がありました。
自分の作品でも嬉しいとか楽しいとか思ってもらえるのは有り難いことですね。
次の作品のモチベにもつながります。
よし、では次は何を作ろうかな~(^^)
Posted at 2024/02/24 21:32:44 | コメント(6) | 艦船模型 | 趣味
2024年02月19日 イイね!

模型作品展示会に行ってきました

模型作品展示会に行ってきました今回行ったのは愛知県蒲郡市博物館で開催された「模型おじさん模型お兄さんの合同展示会」。キャンプとセットで訪れる予定でしたが、天候不順のため展示会のみです。
自宅から下道で1時間半。現地駐車場には関係者らしき人達が何人もいました。
早速会場内へ。

既に多くの人が来場していました。
全体的には飛行機とクルマとフネが多く、AFVや皆様が期待するガンプラはほとんどありませんでした。しかし作品はいずれも素晴らしいものばかり。
その中でも全ての来場者の注目を集めていたのがこちら↓



旧ドイツ軍が開発した巨大列車砲ドーラです。
先日の模コンでも上位入賞した作品ですが、実物はとんでもなくデカイ!
砲弾ですらこの大きさです。

しかも大きさだけでなく、しっかりと作り込んであります。


来場者からは「これを作る環境があるのは有難いことだし、それを家族が認めてくれるのもすごいよね」などの会話が聞こえてきました。
ちなみにキットは3諭吉超え!
財力も求められます(汗)

そしてこちらの飛行機作品。


いずれもフルスクラッチです。
曲面の多い飛行機を正確にスクラッチするのは非常に大変な作業。にも関わらず流麗なフォルムをしっかり再現しており、素晴らしいと感じました。
同じ作者はこちらもスクラッチ↓

1/48二式大艇です。
実機が大きいので、縦横とも50cmを超えていると思われます。制作中の写真も置いてあり、苦労の程が伝わってきます。

さらに感動したのは、機体の一部のみ海面を作っていること。

小さく海を配置するだけでも、この作品全体が海に浮かんでいるのだと伝わってきます。

作品群を見て感じたのは、塗装技術の大切さ。
特にクルマと飛行機を見て強く感じました。






これまでのモデリングは工作重視・塗装軽視の傾向が強かったので、ちょっと考え直さないとなー、なんてきっかけを与えてもらった気がします(^ ^)

当日撮影した写真はフォトアルバムに収めました。
モケイおじさんとモケイお兄さんの合同展示会2024
Posted at 2024/02/19 21:51:31 | コメント(3) | ガンプラなど | 趣味
2024年02月14日 イイね!

愛知県内戦跡巡り(知多半島編)

愛知県の知多半島に散在する戦跡めぐりもしてきました。
まず訪れたのは半田市。
ここには赤レンガ倉庫があります。



戦時中は中島飛行機の衣糧倉庫だったそうです。
外壁にはこんな破損部が。

これは昭和20年の空襲時に米軍戦闘機P51の機銃掃射を受けたものだそうです。
建物は住宅展示場の一角で物販と飲食の店舗として使われていますが、戦後はカブトビールの工場として利用され、復刻版のビールも売ってました。

戦争の遺物もこうした平和利用をしながら戦争を伝えているんですね。

ここから少し東には旧中島飛行機半田製作所の滑走路がありました。
当時の写真と比較してみます。

それぞれの右上にあります。GoogleMapでは緑色の旗が立っている場所です。
現在、その痕跡は全く残っておらず、広い平地に古い住宅や田畑が広がっていますが、当時はこのあたりに兵舎や工場などが立ち並んでいたのでしょう。


更に南下した先には河和海軍航空隊の跡地があります。
ここは前回ブログで記載したように、水上機の搭乗員や整備兵の養成所でした。
現在でも海へ伸びるスロープが3箇所残っています。
第2と第3は東向きで、第2は幅数百mもあり、国内最大規模なのだそうです。


北向きに設置された第1は下に降りられます。


浸食によりかなり破損していますが、形はまだ十分に残っています。
終戦間際にはここでも特攻兵が養成されたようです。悲しい歴史ですね。

そして最後に行ったのは師崎。知多半島の先端です。ここにはお城もあったのですが、駐車場が満車で入れずorz
少し引き返した所に、特攻専用モーターボート震洋の格納庫が残っています。


金網が設置されていて中には入れないので、腕だけ伸ばして内部を撮影。


震洋は木製で、船首に大量の爆薬を積み込み、そのまま敵艦に突っ込むというもの。突入までに撃沈されることは誰の目にも明らかですが、当時の軍部はそういう常識的な発想が出来ないほど狂っていたのでしょう。
ここには説明板などもなく、薮に覆われているので道路脇ではありながら人目にも付きづらいです。

いつも思うことですが、こうした戦争の遺産はきちんと保存し、後世の私たちが戦争について考える機会を作るというのは大切なことだと思います。
お金や手間ひまがかかるのは分かりますが、なくなってしまう前に保存されるといいのですが…。

さてその後はキャンプ場へ。
今回は半田市内にあるとあるキャンプ場で、いつものようにまったり過ごしました。





場内には梅もちらほら。
そうだ、次回は梅キャンプにでも行こうかな~♪
Posted at 2024/02/14 22:43:15 | コメント(1) | ダークツーリズム | 旅行/地域
2024年02月14日 イイね!

愛知県内戦跡巡り(岡崎の戦艦長門編)

今年のキャンプは例年よりペースが早く、既に6回目を数えます。ペースが上がると高速代やガソリン代もバカになりませんが、愛知県内なら近いし、場所によっては下道でも行けます。
ということで、道中はいつもの城跡めぐりに加え、戦跡めぐりもしてきました。
まずは岡崎市の東公園。
ここにはなんと戦艦長門の副錨が置かれています。




その脇には日清戦争で活躍した「三景艦」の主砲弾も置かれていました。

建てられている説明板では、長門の副錨はビキニ原爆実験時の遺品と書かれていますが、昭和9年の大改装時に撤去した右舷艦首のものという説もあるようです。
ビキニでの長門は最初の爆撃ではビクともしなかったため、どうしても沈めたい米軍によって機雷を装着されました。それでも2度目の爆撃(一回目より爆心地に近かった)後、まだ浮いていたそうですが、4日後に沈みました。
この状況で副錨を持ち帰ろうとすると、ビキニ回航前に外しておくか、沈没後に引き揚げるかのいずれかと思われますが、どちらもあまり現実的とは思われません。
とすると、やはり大改装時の撤去?
このあたりは新たな証拠が出てくるのを待ちましょう。

しかしなぜ海の無い岡崎に長門?
これには岡崎に海軍航空隊が置かれていたからという説もあるそうです。
ちなみに岡崎空は主に航空機整備兵の養成を行っていました。岡崎は設立がミッドウェー敗戦後で、その前身は同じ愛知県内の河和海軍航空隊。河和では水上機を扱い、その整備兵に加え搭乗員も養成していました。
Wikiによれば二式水戦や強風などが配備され、B29を墜としたこともあるとか。
●二式水戦

●強風

ここから先は根拠の無い推測。
河和から分派された岡崎も水上機整備要員を養成していたと思われます。
時は戦争終盤。人材不足の海軍は航空隊の教官をフネに乗せるようになり、岡崎の教官は長門に乗り組むことに。
そして終戦。
その教官が戦後、防衛省に勤めることとなり、思い出の長門の副錨が保管されていると知り、その人の力により地元・岡崎へ譲ることになった…なーんて。
事実は関係者に聞いてみないと分かりませんね。

文章も長くなってきたので、続きは次のブログで。
Posted at 2024/02/14 22:02:22 | コメント(2) | ダークツーリズム | 旅行/地域

プロフィール

「第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体工作の続き) http://cvw.jp/b/488285/47669612/
何シテル?   04/21 15:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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