年末に富士山近くへ行って以来、泊まりキャンプに行っていません。
そろそろ禁断症状が出そうな感じなので、その前に行ってきました(笑)
行き先は松阪市。
まずは「豪商のまち 松阪観光交流センター」で情報収集+お土産ゲット。さらには今晩飲む地酒も買いました。
センター名でも分かるように松阪は豪商を輩出しています。
江戸時代では紙問屋だった小津清左衛門。
当時の邸宅が残っています。
大きな屋敷にはたくさんの部屋が作られており、さらには小規模な庭園もいくつか配されていました。
こちらは三井家発祥の地。
そう、あの財閥三井はここ松阪の発祥なのだそうです。知りませんでした。
次に長谷川治郎兵衛邸。
氏は木綿問屋でした。
↑のジオラマで分かるように、建物だけでも相当な広さがあり、かなりの数の部屋がありますが、さらにその敷地と同じくらいの広さの池泉回遊式庭園を持っています。
これには心底驚きました。
ここでちょっとブレイク。
こうした古い町並みの近くの地元商店街にはこんな店が。
蜂蜜屋・水谷。
食べたのははちみつアイス最中です。
養蜂業というのはなかなか儲けの出にくい収支構造らしく、国内消費量の何分の1しか国内で生産されていないそうです。この店の主はそれを危うく思い、アイス最中を売り出したり、ワークショップを開くなど、積極的な展開をしています。ちなみにお店は伊勢神宮のおかげ横丁にもあるそうです。
こうした取り組みも「豪商魂」と言えるのかもしれません。
まちを歩きながら撮影。
マンホールのデザインはそのまちの「売り」にするのが一般的です。
しかしなぜ鈴?
その答えは本居宣長でした。
↑が宣長が生まれ育った場所。
そこには鈴屋と呼ばれる建物があり、そこで彼は勉强をし続けたのだそう。
マンホールの鈴はここから取ったものでした。
ここにあった建物は松阪城内に移築復元されています。
お城も少し回りました。
ここには数年前に一度来たことがあります。その時の印象は、さほど大きくもなく、天守も建てられておらず、縄張りや石垣などに特別の工夫がされている様子も見受けられなかったので、なぜここが日本百名城に選ばれたのか疑問に思ったことを記憶しています。
しかし今回訪れて知ったのは、お城南側に「御城番屋敷」があること。
1軒だけは公開されていましたが、その他は当時の子孫が実際に住まわれているそうです。
どうやら百名城選定の理由の一つはここにあるようですね。
こうして松阪市まちある記は終了。
これを機会に松阪市について少し調べました。
松阪市と松坂城。
気づきますよね、阪と坂。なぜ違うのか。
元々は「坂」だったのが、大坂が大阪に変わった際、それに合わせて変えたのだそうです。松阪の言葉は中部と言うより関西のテイスト。人々の意識も関西寄りの印象なので、関西の中心地・大阪の影響を受けやすいという側面が地名にも現れたのかもしれません。
そして「豪商のまち」。
正直なところ、今までの松阪のイメージは牛肉しかありませんでした(失礼)。
しかし現地に訪れると、小津氏長谷川氏を始めとするまさに豪商が居並ぶまちであり、財閥を作り上げた三井氏も排出し、その意識が現代に受け継がれているという歴史が感じられました。
さらには幕末に本居宣長という偉人も。
松阪市は決して大きな街ではありませんが、これだけ多くの素晴らしい人材を次々と生み出すのは、恐らく地域としての底力がその昔から脈々と受け継がれ続けているということなのではないかと思いました。
すごいぞ松阪!
さていよいよキャンプ場へ向かいます。
今回は松阪市中心部から30分ほど走ったところにある「須原親水広場」です。
15時頃に現地に着くと既にこんな状態↓
もういっぱいです。
ようやく見つけたスペースにちゃちゃっと設営して、早速コーヒーブレイク。
そこで読む本はこちら↓
そうこうしているうちに夕飯の時間になります。
今夜のメインメニューは豚もやし鍋。
辛子醤油に付けながら食べると、うんまいっ!
一緒に飲む酒はこちら↓
続いて2本目↓
コロナウイルスは入ってません(爆)
冬キャンプといえば焚き火。
ですが、設置と後片付けがめんどくさいので、最近マイブームにしているのがキャンドルです。
小さいながらも揺らめく炎を見ていると、心が癒やされます。ほっこり。
この日は夜空もきれいに見えました。
目の前すぐ近くに冬の大三角、オリオン座、そしてすばる。
北を向けば巨大な北斗七星。
オリオン座のベテルギウスは確かに減光してますね。
翌日の朝食は焼き鳥缶雑炊です。
焼き鳥缶と塩おにぎりを適量の水で温め、あさつきを振って練り生姜を加えるだけの簡単メニューです。
10時ころまでキャンプ場でまったりした後に立ち寄ったのは、キャンプ場からほど近い場所にある「白子屋」。
こちらはみたらし団子が有名との情報を得ていたので、早速買って帰りました。
家族全員で食べましたが、全員の一致した意見は「もちもち!おいしい!」
情報提供元のNしやま君に感謝です。
やはりまちある記&キャンプはやめられませんね~(*^^*)
今回撮影画像は以下に収めました。
・
松阪市まちある記
・
須原親水広場
Posted at 2020/02/25 22:22:11 | |
まちあるき | 日記