話題作「ゴジラ-1.0」、旧ツィッターでは特に艦船モデラーの間で大変な盛り上がりようです。
噂によると重巡洋艦高雄、駆逐艦雪風や響、そして二等輸送艦も出ていると。
全米でも邦画実写作品としては第1位の興収記録だとか。
実は映画館を大の苦手としているザクとは違う。苦手な理由の1つはビョーキレベルの頻尿。約2時間が持たないのでストーリーが途切れてしまうと同時に、他の観覧者の方々に迷惑がかかります。
しかし見に行った人達から「ザク違さんは絶対行くべき!」と激推しされ、ついに決断!
まずはチケットを会社の互助会経由で手に入れます。が、知らないうちにシステムがリニューアルされていてアカウントを作り直せと言われ、その手続きに約2週間かかり、漸くログインした後も訳の分からない手続きの連続で数時間サイトと格闘。やっと予約が取れました。
やれやれ。
そして今日、行ってきました。
散々苦労して得た予約座席はほぼど真ん中!
トイレ対策は、朝食時にほぼ水分を取らず、入場直前に2度ほど絞り出しておきました。
それでも心配…^_^;
入場開始までにグッズ売り場を見ましたが、ゴジラ関連は皆無。キングコングなどとセットになった古いガチャが1台あっただけでした。公開から時間が経っているからでしょうか。
ここで私が映画館を苦手とする理由をもう1つ。
ポップコーンです。
だいぶ前に行った時もすぐ後ろの席で、上映中どんなシーンであれずーっとバリバリボリボリ大きな音を立てて食べ続ける人がいて、ちっともストーリーに集中できませんでした。
今日もロビーでは飛ぶように売れています。
教えてください。なぜ映画館は人の迷惑になる食べ物を売るのでしょうか?
子供の場合、床に落としもします。清掃の手間が増えることも含め、何もメリットがないように思いますが…。
閑話休題。
さて、いよいよ入場。
・・・以下、ネタバレを含みます・・・
結論から言うと、大変素晴らしい「戦争映画」だと感じました。
特攻から生きて戻れば殴られる。
国のために戦ったのに復員すれば「非国民」となじられる。
その後も戦争のトラウマに苦しむ。
いずれも全て現実に日本で起こったことばかり。それらをきちんと表現する試みは大変意義深いです。
タイトルがゴジラなので、ついキャラクター中心の内容かと思ってしまうかもしれませんが、クロスロード作戦によりゴジラがより凶悪化したことも含めて、これは戦争映画だと思います。
このようなストーリーが日本だけでなく彼の国でも受けるというのは、アメリカの民度の高さなのでしょうか。同じ現象が日本で起きるとはあまり思われません。
少し前の
ブログ「戦なき世は作れるか」でも語りましたが、日本は長く戦争の現場から遠ざかっています。故に戦争の悲惨さやその後に残る救いのない世界は日本国民の意識にほぼ無く、いざと言う時に国を守ろうという覚悟もほとんどありません。
ゴジラはそのことを伝えるために日本に来たのではないかとさえ感じます。
さて、小難しい話はここまで。
あとはミリオタ観点です。
零戦52型は着陸場面をリアルに映像化していましたし、重巡洋艦高雄はめちゃくちゃいい場面で主砲をぶっぱなすし、雪風・響・夕風・欅の4駆逐艦は駆逐艦乗りの無頼漢ぶりが出ていた(半藤一利氏がご存命なら激賞したと思われます)し、更には二等輸送艦や測天型敷設艇、駆潜艇まで出てきたことには驚きました。
そしてみんな大好き局地戦闘機震電。テスト飛行しか行われなかった機体が大空を飛ぶ姿はミリオタが等しく感動する場面ではないでしょうか(笑)
そうした見どころも含め、大変満足度の高い作品でした。
ハンカチ持っていって、よかった(笑)
Posted at 2023/12/24 21:24:47 | |
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