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ザクとは違うのブログ一覧

2022年02月27日 イイね!

ペガサスJrの製作(船体・エンジンユニット)

駆逐艦桑も完成したので、ペガサスJr製作に戻ります。
艦船続きですねw

まずは船体の甲板部の工作。
艦橋前にある主砲はカバーがモールドされていますが、今回は主砲が見えた状態にするので、カバー部をカットして開口部を整形します。

裏面に1mmプラバンを裏打ちして主砲設置部の床を作り、さらにその前端部分の段差をプラペーパーで埋めます。

ここでホワイトベース級の艦種について検証します。
キットの箱絵に書かれた艦種は「宇宙空母」。
確かに備砲は連装主砲1基とカタパルトデッキ両側の連装メガ粒子砲が2基。
戦艦グワジンは連装メガ粒子砲3基、連装メガ粒子副砲10基。
機動巡洋艦ザンジバルは連装メガ粒子砲1基、固定メガ粒子砲4基、偏光型メガ粒子砲4基、連装主砲1基。
巡洋艦ムサイ級は連装メガ粒子砲3基。
これらの口径や出力などははっきりしませんが、いずれにせよホワイトベース級がさほど重武装でないことは言えると思います。
また搭載MS数はホワイトベース級が6機以上(諸説あり)、グワジンは不明、ザンジバルが6機以上(諸説あり)、ムサイ級は6基。
空母と言うにはホワイトベース級の搭載数があまり多くない印象ですが、ジオンは艦船にMSを搭載することを早くから考えていたこと、連邦のマゼラン、サラミスともMS運用能力は無いことの2点から、連邦内部ではホワイトベース級を空母と呼んでも差し支えないと思われます。
改めて小説を読み直すと、このような表記が見られました。

ジオンは戦艦と認識していますが、連邦では強襲揚陸戦艦という複合的な用途の艦種としていることが分かりました。
戦艦としての機能もあるということなら、備砲をもう少し強化した方がよいと考えたので、艦橋前の主砲に加え、艦橋後ろにも備砲を増設することとしました。
このためのスペースをプラバンで自作。


甲板部の後端には後部ハッチがあります。
キットのパーツではそのシャッターが垂直に設置されていますが、特にラインなどがモールドされておらず寂しい印象だったので、ラインをケガいたプラバンに置き換えます。


キットのパーツにモールドされているパネルラインを埋めます。ライン埋めには久しぶりにランナーパテを使いました。これだとラッカーパテと違ってパーツ接着力もあるし、乾燥後はスジボリも決まるし、乾燥時間はかかりますが多少の盛り上げも可能です。


木馬の後ろ足に当たるメインエンジンユニットは、特に大きな形状変更などをしない予定なので、パネルラインを彫り直すため、船体同様にパネルラインを埋めます。
船体とエンジンユニットの接続は薄い板一枚となっていますが、いかにも華奢なイメージなので、ボリューム感を出すためプラ板プラ棒で5角形の板を作りました。


小説内には後部ミサイルは8発であるとの表記があるので、発射管をメインエンジンユニットに装着します。発射管はカタパルトデッキ側面にモールドされているものを複製して製作しました。


5角形パーツとミサイル発射管を設置し、パネルラインを彫り直し、細かいディテールを細切れプラバンで味付けしたものがこちら↓


おー、なんとなく精密感が出た感じ♪
この勢いで船体やカタパルトデッキなども作り込みたいと思います。
Posted at 2022/02/27 17:15:15 | コメント(2) | ガンプラなど | 趣味
2022年02月10日 イイね!

ジオラマ「駆逐艦桑の最期」

1944年7月25日に藤永田造船所で完成した桑は、大戦の趨勢に合わせた設計の松型駆逐艦五番艦です。
敵潜掃討部隊に編入された後、捷一号作戦が発令されると小沢提督率いる日本海軍最後の機動部隊の一員として参戦、無傷で内地に帰還しました。
その後、レイテ島オルモック湾への第7次輸送(第3梯団)時に米大型駆逐艦3隻及び魚雷艇の集中攻撃を一身に受け、艦橋左に被弾後、二番主砲あたりにも直撃を受けて火災が発生、火は後ろから前へ燃え広がり左舷へ大きく傾斜した後、僅か9分で撃沈されました。
今回はその最期をジオラマ化したものです。






電飾もやりました。
炎がゆらめきます。


細部をご覧下さい。

沈没前には左舷に30°傾斜し艦尾から沈んだそうなので、作品では25°傾けてあります。このため喫水線下をスクラッチしました。


一番主砲は早くに沈黙したそうなので、周囲に少数の薬莢と倒れた乗組員を配置。沈没前は艦橋前の一番機銃のみが発砲していたそうなので、銃撃している様子を再現しました。
この他、艦上各所に乗組員を配置し、倒れた人の周囲にはマニキュアで血を表現しました。

乗組員は若干のオーバースケールですが、正確性より存在感を重視しました。

キットはヤマシタホビーの「竹」です。最新キットゆえ、若干の追加工作で松型の勇姿を再現できます。ディテールアップにあたっては、桑は写真がほとんど残っておらず図面もないため同型艦を参考にしました。
主な工作は以下の通りです。
艦橋内部及び防空指揮所の再現、前後マストの作り直し、短艇・ダビットの精密化、ナノドレッド機銃への換装、爆雷装備のエッチング化及びスクラッチ、舷窓開口箇所の修正、空中線の展張、甲板上の箱やリール等の追加、手すりの自作 など
考証の過程で前マストのヤードが3脚の後ろ2本に取り付けられていることが新たに分かりました。

ジオラマは透明プラ板の枠内に石粉粘土を詰め、その上にメディウムを3度塗り重ねました。
海の色はロイヤルブルーの上からクリアグリーンを重ねてあります。
また目立ちませんが左舷舷側から油漏れを起こしている表現もしてあります。

黒炎は盛り上げたメディウムをクリアオレンジなどで塗り、内部にLED7個とランダム点滅用回路2個を仕込んであり、炎のゆらめきを表現しました。
なお炎上箇所は当時の乗組員の証言を参考にしています。


ネームプレートはDAISOアルミ板に透明シールを貼って作りました。
金属の質感がいい感じです♪

【製作後の感想】
自己満足度かなり高めです(´ω`)
ポイントはやはり揺らめく炎と濛々と上がる黒煙、そして乗組員の血です。いずれも初の試みでしたが、予想以上の出来になりました。
光をゆらめかせる回路の効果は高く、メディウムで作った炎との相性は抜群です。
黒煙は少し濃すぎると言われそうですが、多少オーバーな方が断末魔的な表情になるのではとも思います。
血はグロテスクな表現ですが、あえてそこに踏み込むことで戦争の悲惨さが少しでも伝わればという意図です。

考証面については、竹製作時に松型は研究し尽くしたと思っていましたが、舷外板の溶接痕の違いや13号電探取付位置など、新たな知見も得られました。今回は図面や写真に加えて乗組員の証言も参考にしましたが、やはりその方がよりリアルに作れる気がします。

毎度のことですが、スーパーモデラーさん達の作品に比べれば多くの点でまだまだ稚拙です。特に水柱は私の力でリアルに作ることは不可能と感じました(二度と作らないと思います)。
しかし軍用艦船は単に「かっこいい」「勇ましい」だけではありません。
人殺しの道具です。
「戦争の悲惨さ」というテーマはしばらく前に作った空母天城や戦艦榛名でも同様に取り扱って一定の結果を出したと思っており、今回は更に1歩前に進めたかなと思っています。
これは今後の艦船製作でも一貫していきたいと思っています。
少し重いテーマの作品ですが、この想いが少しでも皆様方に伝われば嬉しいですね。



◆製作記のまとめ
船体のチェック  
舷窓の考証など  
船体の工作  
船体・艦橋などの工作  
船体の塗装・艦橋の工作  
各部のディテールアップ  
ジオラマベース製作その1  
各部のディテールアップその2  
ジオラマベース製作その2  
ジオラマベース製作その3  
ジオラマベース製作その4  
ディテールの追加  
最終仕上げ  
駆逐艦桑(完成編その1)
駆逐艦桑(完成編その2)
Posted at 2022/02/10 22:07:09 | コメント(7) | 艦船模型 | 趣味
2022年02月05日 イイね!

駆逐艦桑製作記(最終仕上げ)

桑製作もいよいよ大詰めです。

前回作成した短艇を艦に設置しました。
旧海軍艦船の場合、艇はグライプバンドでダビットなどに固定されます。松型駆逐艦の場合はカッター・小発とも甲板上の艇台に置かれるので、バンドは甲板に繋ぎます。
その具体的な様子が分かる写真はこちら↓

軽巡川内の11m内火艇。
森恒英氏著「日本の巡洋艦」の図では、バンドと甲板の間はターンバックルで繋いであります。
これまで私が作ったプラペーパー製グライプバンド(軽巡龍田改二参照)は狙った位置で接着するのが大変だったので、今回はDAISOの白いマスキングテープを使います。
ターンバックルを1/700で正確に形状を再現するのは困難なので、伸ばしランナーで我慢。
施工状態はこんな感じです。

テープの粘着力で位置決めがしやすいし、質感も悪くない気がしました。今後の定番工作方法になりそうです♪

次に取り掛かったのは火災による炎。リアルな炎はどのように表現すべきかが課題です。
最初に考えたのはタミヤの透明ソフトプラ棒に色を塗る方法。先端を少し鋭角に削れば多少は炎っぽく見えるかなと。しかしやってみるとイマイチ。
次に考えたのは着色した綿。しかし実際の炎は綿状には見えません。試すまでもなく却下。
そこで思い付いたのはメディウムを盛り上げる方法。芯にソフトプラ棒を入れて嵩をかせぎ、その上からメディウムを塗布します。

乾燥すると透明になるので、これを数回繰り返せばそれなりの大きさの炎が出来るという寸法。途中でLED点灯テストしたところ、なかなかいい感じ♪
出来上がりが楽しみになりました。
メディウムが透明化したら、塗装します。炎の色を参考にしたのは、先日行ったキャンプでの焚き火w
メインはオレンジですが、根元付近は赤、炎の一部はスモークがよさそうだと感じたので、そのように塗装してみました。

炎が上がれば煙も出ます。
実は今まで黒煙を作ったことがないザク違。とりあえずググって黒煙の形状をチェック!


昨年の模型展示会で知り合ったチュンチュン丸さんに作り方を教えてもらいました。
DAISOで買ってきた綿を薄く引き伸ばしてダンボールに留め、ニュートラルグレーをプシュー!

たなびく煙の形状固定のため、芯に0.18mmワイヤーを使い、その周りに着色した綿を巻き付けてワイヤーを隠し、その上から小さく丸めた綿を重ねて形状を整えます。

試作1号はこちら↓

芯は0.18mmだと綿の重量に耐えきれないと分かったので、0.55mmを使うことにしました。

お次はフィギュア。
これまでの私の艦船作品では水兵は登場しませんでしたが、人の姿が見えないのに大砲や機銃が撃たれていることに違和感を持っていました。
今回使うのは「海魂」社のエッチングパーツ。でもあまりにペラペラです。さすがに実感を損なうのでささやかな抵抗として両面にサフを7~8回くらい吹いて厚みを作りました。
塗装は後頭部頭髪と靴を黒、肌が見える部分はフラットフレッシュ、フラットアース、デザートイエローの3色を使い分けることで、日焼け具合の個体差を作りましたw


ジオラマベースにはネームプレートも設置します。
今まではプラバンなどにコピー用紙に印刷したタイトルを貼り付けるだけの簡単工作でしたが、今回は金属的な雰囲気を出すため、これらを使います。

透明ラベルシールにジオラマタイトルを印刷し、アルミ板に貼り付けます。
アルミ板はヘアラインが入っているとよりカッコいいのですが、100均クオリテイではこれが限界w
それでも今までより大幅に質感がアップしたと思います。

最後の仕上げは展張線。
メタルリギング0.1号(0.06mm)を瞬間接着剤で張り回します。
これが終われば漸くの完成!
次回はその全貌をアップする予定。
期待せずにお待ちくださいm(_ _)m
Posted at 2022/02/05 07:52:59 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

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「第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体工作の続き) http://cvw.jp/b/488285/47669612/
何シテル?   04/21 15:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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