小笠原諸島の西之島の沖合で、海底火山活動の結果、新たな島が確認され、1カ月が経過した。依然として活発な火山活動が続き、島の広さは甲子園球場の2倍以上に。溶岩の流れによっては西之島と一体化する可能性もあり、海上保安庁などは注意深く見守る方針だ。
西之島沖の新島は11月20日、海上自衛隊から連絡を受けた海保機が確認した。当時の大きさは直径200メートルほどだったが、その後も溶岩の流出が続き、13日時点で東西400メートル、南北300メートル程度にまで成長した。一部の溶岩は西之島の方角にも流れている。
西之島の地下にはマグマの通り道があるとみられ、1973年にも今回と同じ場所が噴火して陸地が出現した。同年12月に「西之島新島」と名付けられた。しかし、翌年6月に西之島と一部がつながった後、波による浸食で新島部分はほぼ姿を消した。
今回の噴火では当初、砂利が積み上がっただけだったが、海保によると、溶岩が固まった今の島は「天然の護岸工事がされた状態」。しばらくは島の形態を維持できるとみている。日本の領土と認められれば領海が数百メートル延長される可能性があるが、範囲の広い排他的経済水域は同じ方角にある硫黄島の域内に含まれるため、変わらないとみられる。
新島の名称は、誰が名付けるべきか法令に定めはないという。西之島を管轄する東京都小笠原村は「いずれは村として島名を付けたい」と意欲的だ。ただ、西之島と一体化する可能性もあり、当面は静観する予定で、海保も噴火が収まるのを待って海図作成に向けて測量を始める考えだ。
新しい島が出来て領土が増えるのは良いことだ。島ができれば領海やEEZも増えるだろう。今回の新島ではあまり領海もEEZも増えないそうだ。西之島とは別の島として残ってくれると良いが、どうもくっついて一つになってしまいそうだ。もっともこれらの島は4000メートルの海底から隆起している火山の先端部分と言うから島が出来ても危なくて上陸など出来ないだろうが、・・・。
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2013/12/21 21:45:19