旅立ちの日に♪

私のところも今日は上の子どもの卒業式でした。

クラブは吹奏楽をやってたため、イベントやらコンサートとかたくさんありましたね～。男親なのにほぼすべての学校行事は見に行ってた3年間でした。

私の場合、いつでも写真を撮るのに一生懸命すぎて、他の親たちが感動して泣いたりしててもそれどころじゃないというのが実情です。だから感傷や思い出に浸ることはほとんどないんですよね。何だかそれも味気ないかなぁとは思うのですが、その時は撮ることに必死で、終わったら「あぁ～疲れた～!!」って感じです。今日も朝からスピードライトをつけたカメラを構えて最前列の席に陣取り、感動のかけらもなく「校長先生の話長過ぎ・・・。」とかぼやいておりました(^_^;)。

式のほうも滞りなく進んでいき、最後に卒業生の歌になりました。曲は「旅立ちの日に」でした。今日は子どもは後列で見えなかったので写真はあきらめて、目を閉じてとある風景を思い出しながら歌声を聴くことにしちゃいました(^^♪。

この歌は以前、お友だちの写真で知った下赤坂の棚田にレガシィでひとり訪れた時に知った曲です。青々とした広大な棚田の風景を眺めていたところ、後ろに立つ中学校の校舎から合唱する歌声が聞こえてきたのです。鳥と風の音しか聞こえない静かな棚田に流れる調べはすばらしいBGMでした。同じ曲を聴きながら、あの時「卒業の時にこの曲とか聴きたいなぁ・・・」とか考えてたのをしみじみ思い出してました。

曲が終わりに近づき、少しは歌ってる姿も見ておこうかなぁと目を開けたら・・・、いきなり大粒の涙がボロッボロッとひざに滴り落ちてしまいました。私はまったく泣いたりしてませんよ。感傷にも浸ったりしてないつもり・・・だったんです。でも目の前の子どもたちがにじんで見えませんでした・・・。

隣に座ってた家内が気付いていたかはわかりません。照れくさくて聞けません。
でも、無事に育ってくれて。無事に卒業してくれて。本当に本当によかった・・・。

“卒業、おめでとう”

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この記事は、いがぐりが、卒業。　　と・・・について書いています。