2015年10月31日
TPPヒアリングで露呈 真相隠しハゲタカに国売る官僚・・・
Tanaka Ryusaku Journalより。
【転載開始】
TPP対策本部となっている内閣官房の官僚がツラツラと謳いあげた ―
「食の安全が脅かされることはない」
「国民皆保険が脅かされることはない」
「日本の規制権利がしっかりと確保されている」・・・
内閣官房の説明を真に受ければ、
巷間言われているようなTPPによる弊害は全くないことになる。
民主党が28日、国会内で霞が関の関係省庁からTPPについてヒアリングをした。
呼ばれたのは内閣官房の他、9省庁だ。
TPPが日本経済のあらゆる分野に及ぶことを示している。
民主党のある議員がズバリ質問した。
「農産品と工業製品を差し引きした国益はいつまでに出るのか?」。
官僚は「鋭意作業中。目標は年内」と逃げた。数字を出せば、TPPにより
貿易が活発になり日本は豊かになる、というキャンペーンのウソがばれるからだ。
外務省出身の緒方林太郎議員は、具体的に数字と項目をあげて追及した ―
「著作権ビジネスで我が国は年間8千億円の赤字※を出している。著作権が
(現行の)50年から70年に拡大されることにより、8千億円の赤字が固定化されることは
ないか? ミッキーマウス、熊のプ―さん」。
※(輸入=1兆円 / 輸出=2千億円)
文化庁の官僚が いけしゃあしゃあ と答えた。恐ろしいほど早口だ。
「我が国の著作物の保護期間も長くなる。クールジャパン政策でアニメやマンガを
利用したビジネスにおいて利益を受けられる…」。
議員たちの間から失笑が漏れた。日本の著作権ビジネスは構造赤字なのである。
その一例がミッキーマウスだ。ありとあらゆる品物に付いている。
これらの著作権料の支払いがさらに20年続く。
TPPが発効すれば医薬品も加わり、構造赤字はさらに膨らむ。
最後に民主党・経済連携調査会会長の古川禎久議員(財務省出身)が、
官僚たちに釘を刺した―
「まだまだ分かっていない所がたくさんあるので、明らかにしてもらいたい。
フェアな情報公開をしてほしい」。
霞が関に君臨する財務省出身の古川議員は、官僚の手の内を見透かしていた。
国民は真相を知らされないままハゲタカに食い尽くされるだろう。
【転載終了】
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同じ官僚出身議員でも、与党と野党では政治への関わり方が違いますね。
まあ、当然なのでしょうが。
TPPに関しては、“国民に知られては不都合な情報”は一切出しませんから、
国民自身が情報を集めるしかありません。
締結されてしまったら、国民が全く知らされていなかった、
ラチェット条項やスナップバック条項があるので、後戻りできなくなります。
ちょっと気になる動きは、金融関係や保険会社などが海外企業を買収し、
企業の巨大化を進めていますが、TPPに向けての準備のようにも感じます。
要するに、保険事業でも病院や金融機関でも、
業種の独占化を図らないとTPPで倒産の可能性もあるからではないでしょうか?
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Posted at
2015/10/31 09:12:08
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