映画「ホットロード」を見てきました。

先日の日曜日（連休最終日）に、映画「ホットロード」をみてきました。

この映画に興味を持ったのは、告知版でCB400Fourと能年玲奈ちゃんに目を奪われ、ただそれだけの興味で見てきました。
ということで、原作は全く知らず、先入観なしの感想です。

印象的だったのは、能年玲奈ちゃんの女優度が格段に向上していることです。
「あまちゃん」の時のういういしいけどたどたどし感じはまるで無く、しっかり女優してます！
今後が大変期待できる女優さんだと感じました。


ストーリーの詳細はこれからご覧になる方のために割愛しますが、’８０年代が青春期だった私たちには結構心に響くものです。
自分の思春期も親に対してこうだったなぁ・・・と共感したり、現在、自分の子供たちも成人近くになり、子供たちにとって自分はどのような親に見えていたのかなぁ？
などと、感傷に浸りました。


クルマの興味としては、CB400Fourですが、劇中では春山が切り込み隊長を務める不良チームNightsのリーダーが代々受け継ぐマシンという設定です。
（ちなみに、リーダー役の玉見トオルは現在NHK朝ドラの村岡英治または変態仮面の鈴木亮平です。）
暴走族という設定からイメージすると直管の集合管や３段シートをイメージしますが、完全オリジナルのヨンフォアで、好感がもてましたし、安心しました。
エンジン音もかつて聞いたノーマルのそれで、メカノイズがほとんど無く、良く整備されていることが伺えます。
また、暴走シーンには達磨セリカや、ナンパシーンではホンダバラードも登場し、時代設定とクルマがリンクしており、監督・スタッフのこだわりを感じることも出来ました。

また、春山がヨンフォアを受け継ぎ、タンクに寄り添うシーンは、かつて、「彼のオートバイ彼女の島」で主人公コウが早朝の信号待ちで、アイドリングする愛車W3のタンクを抱きかかえるシーンを思い起こさせ、片岡義男が描く男のマシン「愛」の表現が入っていて、懐かしさも感じました。

ということで、アラフォー、アラフィフの子育て一段落した世代にもお勧めです。