
あっという間に積雪になりましたが、皆さま大丈夫ですか?
本日は月曜日ですが、有休を頂き、長女のデミオの整備です。
以前からフロントブレーキから低速でギュルギュル、ゴリゴリという異音が出ていたので、長女の休日に合わせて、ブレーキパッド交換と少しのメンテナンスを行いました。
本日のメニューは、
①フロントパッド交換&ブレーキメンテナンス
異音対策のため、純正パッドからDIXCEL ESタイプに交換。
ローター表面研磨(軽く)とパッドの異音対策グリスアップ。
②オービトロンFFS パワーモジュール デュアルコア装着
奥様のフレアから移植。
奥様フレアのエンジン保護のつもりで装着したのですが、逆効果。
エンジンが軽く回るようになったので、ガンガン引っ張り上げて壊れそう。
フレアがかわいそうなので、少しは分別ある長女デミオにお試し装着してみます。
③アルミエアバルブキャップ+オービトロンFFSグリース
・冬場の低温でのダンパー渋り感の緩和
・スタッドレスタイヤのケース剛性プログレッシブ化を期待して…
(クーガでオービトロン チタンエアバルブキャップで上記2点が改善されたので
同様の効果を期待して、安価なアルミ素材で試してみます。)
以上の整備作業と、ブレーキ当たり付けでいつもの山坂道へ試走します。
先ずは、部品のご紹介。
交換するパッドはこちら、クーガで実績がありコスパに優れたDIXCEL Extra Sports(ES)。
特に低速での溶着異音が出にくいノンアスベストパッドで、耐フェード性に優れ、摩耗寿命も量産パッド並です。
デミオ:DY3R用 Amazonで7英世くらい。
2年前は鳴き止めシムの設定は無かったのですが、徐々に設定機種を増やしているようで、今回のデミオ用にはシムが装着されています。
オービトロンFFS パワーモジュール デュアルコア
(初期のタイプ、まだ効果が持続しているのかは不明・・・クーガのG8はまだ効力を出している様子)
アルミエアバルブキャップ+オービトロンFFSグリース塗布
トヨタのアルミフィルムの静電気放電に似た効果を期待してみます。
アルミエアバルブはDIXCELパッドを購入した時にオマケで同梱されていた中華製。
オービトロンFFSグリースはネジ部に少量塗布。
朝9時、早速作業しようかと表に出ると、みぞれがボタン雪になり、積もり始めてます。
寒いけど、長女の都合もあるので一気に片付けます。
フロントブレーキはクーガと同タイプのキャリパー、コンチネンタル(Ate)製
勝手知ったるブレーキなので助かります。
デミオはマツダ・フォード協業時代のB2eプラットフォームなのでキャリパー構成部品形状はフィエスタとほぼ共通ですね。
ダストカバーの設定が無いのですが、フィエスタも設定無かった??
アンダーカバーの設定もありません。
ジャッキを入れた時、落としたのかと一瞬焦りました。
それにしても、大胆なコストダウン? いや、軽量化。。。。。?
アンカーピン&スライドピンを7mmヘキサゴンで外し
キャリパーサポートメンバーは14mmで外します。
ローター表面に黒っぽい溶着皮膜があり、ギュルギュル音の原因の一部と思われます。
ハブ面に錆少々
真鍮ワイヤブラシで軽く落とします。
CRC556で軽く拭いて簡易防錆。
ペーパー(#240)で樹脂皮膜を軽く落とします。
#180が効率よく落とせ、ローター表面も必要以上に傷めないのですが、手元になかったので、地道にゴシゴシ研磨。
画像では良く分かりませんが、レコード傷の深部は落とせていないけど、大体落ちました。
注意するのは、摺動面が均一になるよう研磨します。
部分的にゴシゴシやると制動トルク変動やジャダーを誘発する可能性があります。
本来は、旋盤で研磨したり、オンザカーグラインダー掛けるのがBestなんですが、軽度の溶着皮膜なので、これで問題ありません。
異音が出ていたパッド材質はNF80FF(JB製:日本ブレーキ)。
この摩擦材は、1989年式ファミリア(BG5P)の時に同様の異音が発生したことがあります。
まだ使い続けているんですね。
もしかすると車検交換用の第2純正パッドかもしれません。
効きの夏バテもあるので、あまりよくないです。
DIXCELパッドを組み付けます。
キャリパーのスライドピンはシリコン耐熱グリス(国産キャリパーのシールキットなどに付いているやつです) オレンジ色のグリス。
パッドのアンカーやトルク受けには、DIXCEL同梱のグリスかカチン音防止グリスを塗布。
サクッと左右輪組み付けて完了。
オービトロンFFS パワーモジュール装着。
バッテリーのマイナス端子に共締めするだけ。
アルミエアバルブキャップに交換。
作業終了。 さむかった~ 指先ジンジンしています。
早速、ブレーキ当たり付けとオービトロンFFSの感触を確認しに、いつもの山坂道へ
山の中腹(標高300mくらい)シャーベットになり始め。
8号目(標高500mくらい)で積雪20cm!除雪無し。
上り坂で、どんどんスピード落ちるけどタコメーターは元気に上昇。いけません。
スタックします。帰れなくなります。Uターンします。冷や汗出ます。ドキドキします。
FF&なんちゃってスタッドレスでは危険でした。
なんとか無事Uターン完了し、引き返します。
絶景です! ここはんまに広島??
おっつ、まだ目的は達してないですなぁ。
どうしても山坂道走りたいので、南側(瀬戸内海側)へ回ります。
雪ありません。瀬戸内海眺めながら快調に登ります。
サスがしなやかです。でもダンパー抜けてます。
ブワブワとバウンド気味ですが、進路を乱すことなく前へ進みます。素性がいいですね~。
新型デミオより、CX-5より面白いぞ~~!
しかし。
8号目から積もり始め、積雪20cm。
でもなんとかグリップしていま~す。行けるとこまで行きま~す。
で、野呂山展望台到着!
いや~ クルマも景色も素晴らしい!!
今日休んで良かった。
ということで、ブレーキの当たり付け7割完了。
効きは出ましたが、ペダル剛性感がイマイチなので、あと1000kmくらい走り込んで表面が馴染めば少しはカッチリしたブレーキフィーリングになるでしょう。
オービトロンもなにやら怪しい効果が出ている様子。
徐々に効いてくるようなので、長女の反応を観察してみることにします。
そして、長女のクルマに意外にも女子らしい部分を発見。
スワロフスキー? デコってますよ。
本日も長々とお付き合い頂きありがとうございました。
明日の凍結には十分注意しましょう。。。