2018年05月17日
佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○(44)
「さあ準備は良いわよ。そっちも早く支度して。支度と言っても裸になるだけだからすぐにできるでしょう。」
女土方はそう言うと片目をつむって見せた。こいつら一体何を考えているんだろう。サルは着ていたガウンをぱっと開いた。下は素っ裸で何も着てはいなかった。そしてそのままベッドに横になると鼻にかかった声で「早く来て」と僕に向かって顎をしゃくった。女土方はにやにや笑ってそれをビデオで撮り始めた。こいつら一体何を考えているんだろう。いっそのこと思い切りサルとやってやろうか。女土方公認だから問題はあるまい。僕は意を決してさっさと服を脱ぐと下着姿になってベッドの脇に立った。こいつらがどこまで本気か試してやろう。お前ら、ぼくはその気になれば相当広いキャパを持っているんだからな、何たってソフトは男なんだから。
「さあ、それじゃあ行くわよ。しっかりと撮ってね、淫らに艶めかしく艶やかにね。」
僕はベッドに上がるとサルのガウンの襟をつかんで胸が露わになるように引き下ろした。さすがのサルも慌てて胸を隠そうとしたがガウンが拘束衣のように腕を締めつけて動かすこともできなかった。
「かわいい胸してるわね、さあ、どうしてあげようか。何をしてほしいの、言ってごらんなさい。」
僕はサルの腕が動かないように左手でガウンの襟を絞ると右手でサルの顎を軽く持ち上げた。困惑したようなサルの顔がなかなかかわいかった。冗談で始めたことだったがやっているうちに何だか興奮してきて自分で自分を止められなくなりそうだった。僕は戸惑いを露わにしているサルの唇に自分の唇を近付けた。むらむらした欲望が突き上げてきて何だかもうどうにでもなれの気分だった。そしてまさに唇が触れ合おうとした時後ろから頭を叩かれた。
「すぐに本気になるんだから、この人は。危ないったらありゃしない。 彼女もびっくりしているでしょう。」
何を言っているんだ。最初に火をつけるようなことをしたのはそっちだろう。でも何でこんなに興奮したんだろう。僕はサルのガウンを直してやるとベッドから降りて脱ぎ捨てた服を着た。気持ちは平静に戻ってはきたが体の芯がまだ生温かく熱を持ってくすぶっているような気分だった。
「ねえ、もうおしまいなの。」
ベッドの上のサルが物欲しげな顔をしてつぶやいた。
「何だかちょっとおかしな気分ね。どうしちゃったんだろう。」
女土方もカメラを置くとちょっと首をかしげてしなを作って見せてそうつぶやいた。どいつもこいつもどうしたんだろう。
「お遊びはもう終わりでしょう。どうしたのよ、みんな。」
二人がさかりがついたように目をうるませているのを見て僕は強い口調で声をかけたが、僕自身も体の奥底に燃え尽きない残り火のような熱っぽいものを感じていた。
「何だか変な気分、このままじゃ静まりそうもないわ。ねえ、ちょっと遊ばない。でもあなたは趣味が違うから嫌だったらちょっと外していてもいいわよ。」
女土方はクレヨンの方を向いてそう言った。
「私もこのままじゃだめそう。ねえ、一緒に仲間に入れて、お願い。」
クレヨンはベッドに寝たまま潤んだ目で僕を見上げていた。僕は女土方を見た。女土方はちょっと首をかしげたがすぐに小さく微笑んで僕を見返した。女土方のOKが出たのでこれで思い切りやれる。そうと決まればさっさとやるぞとは思ったが、風呂でも使ってからにしようと言うと二人とも賛成したので先に風呂を使うことにした。でもどうしてこんなことになったんだろう。あのクラブで飲んだ酒に何かが混じっていたのだろうか。風呂でも入ってさっぱりすればまた気分も変わるかもしれないが、風呂で始まってしまうかもしれない。僕自身、男の時からそれなりに経験はあるが、3人以上というのは未経験だし、あんなこと大勢でやるものでもないと思っているので引っかかりがあると言えば確かにそうだった。
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小説3 | 日記
Posted at
2018/05/17 17:26:41
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