日本の社会が1年後に良くなると考える国民は1割足らずで、9割超が悲観的な見方を持っていることが、連合が11日発表した意識調査の結果で明らかになった。経済の低迷や政治の混乱などを背景に、国民に閉塞感が強まっていることが改めて浮き彫りとなった。
調査では、「1年後、日本の社会は今より良くなっていると思うか」という問いに対し、「非常に良くなっている」「ある程度良くなっている」と回答した人は計8.5%にとどまった。一方、「あまり良くなっていない」「まったく良くなっていない」とした人が計91.5%に上った。10年後の社会についても、「良くなる」と予想した人は計46.5%と半数に満たなかった。
結局は政治がしっかりと国のかじ取りが出来ないと国家が良くなりようがない。国民はそれを肌で感じているのだろう。今の状態が今後1年間続いたら良くなるどころか、この国に深い痛手を負わせるだろう。衆議院の満期までこの状態が続いたのなら、取り返しのつかない致命傷を負わせることになるかもしれない。
やはり政権交代などは本当にしっかりと考えて選択しないととんでもないことになるということを、今、日本国民はひしひしと肌で感じているだろう。口先だけのバラ色ではなくしっかりと将来を見据えて耐えるべきところは耐えて、国の土台を作って行かないとこの国が良くなることはないだろう。それは政治家だけの責任ではなく他力本願で国の行く末を見ようとしないこの国の国民自身にも責任があるのだろう。
自民党が23日に東京都内で開く党大会に、来賓として日本経団連の米倉弘昌会長が出席することが11日、決まった。昨年1月の党大会は当時の御手洗冨士夫会長が中国出張のため欠席し「民主党に配慮した」との見方が出ていた。最近の経団連は自民党との関係修復を探っており、2年ぶりの会長出席となる。
党大会ではこのほか、「痛くない注射針」で知られる東京都墨田区の金属加工業「岡野工業」社長、岡野雅行氏(77)がゲストとして講演する。昨年はプロ野球・東北楽天イーグルス元監督の野村克也氏を招いて話題になったが、統一地方選を控える今回は過度な演出を避け、党の堅実な姿勢をアピールする。
やはり経済界も民主党に見切りをつけているようだ。最初から夢のようなことばかり言っていたのだから、それをまともに信じるのもどうかと思うが、やはりムードというのはこの国にはなかなか威力があるようだ。政権交代が現実になったあの時はどんよりと曇った空がパッと晴れ渡ったような気分になった人も多いのではないだろうか。
でもそれは幻影にすぎなかったことが、やっと見えてきたようだ。国家は打出の小槌を持っているわけではない。何かをするには金がかかるが、それを生み出すのは国民すべてが応分の負担を負う税金だ。我々はそれをしっかりと国庫に納めなければならない。
そして政治家はその税金をこの国が豊かで暮らしやすい国になるよう知恵を絞って政策に投入すべきだ。国家と国民は運命共同体、紙切れを投票箱に投げ入れればバラ色の未来が開けるわけではない。国民も政治家も知恵を絞って汗を流していかなければ未来は開けない。
Posted at 2011/01/11 22:21:26 | |
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