2日昼、日本南端島の尖閣諸島付近に中国軍機が現れたことで、日本航空自衛隊も緊急発進し、危機状況を迎えたことが明らかになった。
中国軍機2機がこの日昼、東中国海(東シナ海)を越えて南西諸島方向に飛行したことを、日本航空自衛隊は探知した。これに対応し、沖縄の航空自衛隊那覇基地から戦闘機が緊急発進した頃、中国軍機は西側に飛び去ったと、読売新聞が3日報じた。
防衛省統合幕僚監部によると、2機の飛行機は沖縄県・尖閣諸島領空に約50キロまで接近したという。中国軍機が日中境界線を大きく越えて尖閣諸島に接近したのは初めてという。防衛省はこの2機の中国軍機は哨戒機と情報収集機と明らかにした。
枝野官房長官は3日の記者会見で、中国軍機2機が2日に沖縄・尖閣諸島の領空に接近したことについて「領空外を飛行していたので、国際法や安全上の問題はなく抗議ができる状況ではない」と述べた。
中国の軍事力近代化や行動範囲拡大などについては「透明性の不足と相まって懸念事項だ」と指摘し、動向を注視していく考えを示した。
じわじわと圧力をかけ、日本の出方を探っている中国、それにものも言えない日本政府、ロシアには、実効支配している場所に大統領が訪問しただけで、「許しがたい暴挙」と常識を超えた非難をした菅政権がどうして中国にはものを言えないのか。
航空自衛隊の戦闘機の定数を260機まで削減してそれでも「動的防衛力」と言葉でごまかす菅政権だが、こんな状態では遠からず尖閣諸島を中国に取られるだろう。せめて沖縄配備分の戦闘機40機程度を増勢して配備しておくべきだろうと思うが、今のよれよれ死に体の菅政権ではそんなことは頭の片隅にも浮かばないだろう。
取られてからでは手も足も出なくなることは身にしみて知っているだろう。戦争をするわけではない、戦争をしないための軍事力も必要だということをやはり理解しておくべきだろう。領土問題で唯一実効支配している尖閣諸島を取られるということは今後の日本の外交にも大きな影響を与えるだろう。たかが小島、されど小島、取られるに任せておけばみんなはぎ取られてしまうだろう。
Posted at 2011/03/04 00:11:36 | |
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