東京電力福島第一原子力発電所の事故対策を巡り、4月30日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大学教授が2日夕に予定していた報道関係者向け説明会が中止された。民主党の空本誠喜・衆院議員によると、小佐古教授が官邸から守秘義務の指摘を受けたことが、中止の理由だという。
小佐古教授は、政府の事故対応に納得できないとして、29日に辞任の意向を表明した。空本氏によると、小佐古教授は2日夕、小学校の校庭利用などについて文部科学省が説明した放射線被曝(ひばく)限度の問題点について詳細な説明を行う予定だった。
ところが1日、小佐古教授から空本氏に、「(官邸関係者から)老婆心ながら、守秘義務があると言われた」として、説明会には出席できないと電話で伝えてきたという。文科省は校庭利用の放射線被曝限度を年間20ミリ・シーベルトとしている。空本氏は「小佐古教授は、子供の被曝量はせいぜい年間5ミリ・シーベルトにとどめるべきだという考え。きちんと説明する場がなくなったのは残念だ」と話している。
やるなあ、民主党。名前は民主党だが、やることは専制独裁政治のようだ。福島第一原発を視察した青山繁晴氏にも原発の映像を公開しないように何とか副大臣から映像を公開するなと圧力がかかったそうだが、そんなに見られて困るものがあるのか、それとも己の対応の拙さが露見するのが困るのか。
外交などは国家的な秘密があってもしかるべきでそれはやむを得ないことだろうが、事故は事実を正確に国民に伝えることも重要なことだろう。日本人はお上には極めて従順でまた穏やかな性格の国民だから収まっているのだろうが、こんな政治しかできないと国が国なら暴動か反乱でも起こりかねないだろう。いっそのこと、反乱でも起きて民主党政権が崩壊した方が長い目で見ればこの国のためかもしれないが、・・・。
Posted at 2011/05/03 11:23:38 | |
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