菅直人首相は27日午前(日本時間同日午後)、ドービルのホテルで英国のキャメロン首相と会談した。キャメロン首相は防衛省が検討中の次期主力戦闘機(FX)の機種選定に関し「(欧州共同開発の)ユーロファイターの調達に力添えをいただきたい」と協力を求めた。首相は「検討したい」と応じた。
菅首相は東日本大震災に対する支援に謝意を表明。キャメロン首相は「日本は復活すると信じている」と述べ、今後も復興などに協力する考えを示した。
首脳会議で丁々発止のやり取りがあるのだろう。大丈夫かいな、我が日本国のバ菅総理は。余計な一発芸などして後で困ることのないようにしていただきたいものだが。そして、日本の恥になることのないようで。
戦闘機は、政治と用兵では要求が異なるのでこの辺りの調整はなかなか難しいだろう。兵器を使って命をかけて戦わなければいけない用兵側は最高性能のものを求め、政治家はそこに駆け引きや権力や金を持ち込む。経済界は利益を睨んで商品を売り込む。
性能的にはF-35なんだろうが、これもどの程度か未知数だろう。ただ、戦闘機は防空戦闘システムの一つの構成品なのだから、単体での性能比較だけでは意味がない。太平洋戦争では日本は戦闘機単体ではいい線まで行っていたのだが、戦闘システムと言う点では米国に大きく後れを取って苦杯を舐めた。そうした観点から見ればもっと広い視野で適当な機体を選定するのが良いのかも知れない。
長い目で見れば技術を継承して主体的な対応が取れるように次の戦闘機は国産と言うのが良いのだろうが、その技術がどの程度か、そしてそれにどのくらいの金をかけられるのか、それよりも本当にこの国に何が必要なのか、考えなくてはいけないことはいろいろと多いようだ。
未曽有の大震災と原発事故で国家の将来を真剣に考えないといけない時に今の政治は何とも頼りないお寒い限りだ。こんな国難の時に、「おい、あんた達、本当にきちんとやれるのかい」なんて国民に心配されるような政府では困るんだけどなあ。
Posted at 2011/05/27 23:14:21 | |
トラックバック(0) | 日記