菅直人首相は13日夕、首相官邸で記者会見し、今後のエネルギー政策について「原発に依存しない社会を目指すべきだと考えるに至った」と述べ、原子力を基幹に据えてきたこれまでの方針を「脱原発依存」に転換する考えを表明した。首相は「計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもやっていける社会を実現する」と述べ、最終的には原発のない社会を目指す考えを示した。
退陣を表明した首相による重要政策の転換に対しては、与野党から批判が出る可能性がある。これに関し、首相は東京電力福島第1原発事故に触れ、「事故を踏まえて原子力政策の見直しを提起するのは、この時代の首相としての責務だ」と強調した。
首相は原子力をめぐる自らの考えについて、原発事故までは安全性を前提に活用する立場だったが、事故後は「これまでの安全確保の考えでは(事故を)律することができないと痛感した」と説明した。
「原発のない社会」を実現する時期的なめどについては「基本的なところから積み上げていく必要がある。具体的なものまで申し上げるのは早過ぎる」と明言しなかった。また、「私の段階だけで全てできるとは思っていない」と次期政権以降に引き継いでいく考えを示した。
一方、当面の電力需給対策については、「国民生活や産業に必要な電力供給は政府の責務だ。国民、企業の理解と協力があれば夏のピーク時の節電や自家発電などで十分対応できる」と強調。「十分にこの夏、冬の電力供給は可能だ」との見通しを示した。
この人は偉かった。この人のおかげで昨年まではエアコンの排熱が覆ってむせ返るような暑さだった都会の夏が、今年は木陰や夕方には涼風が吹いてさわやかになった。これでゲリラ豪雨なども減少するかもしれない。ただの無策無能のほら吹き総理だと思っていたが、この総理の無策には都市の環境改善という深慮遠謀があったようだ。でも、考えてみれば無策に黙々と耐えてデモや暴動も起こさずに耐乏生活をしている国民が偉いのか。やっぱり無策無能のほら吹きバ菅じゃないか。
Posted at 2011/07/13 22:42:28 | |
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