中国の習近平指導部は、21日の参院選で安倍晋三首相率いる自民党が圧勝したことで、長期政権を前提にした対日戦略の構築を迫られている。選挙結果は想定内だが、8月15日の終戦記念日や10月の秋季例大祭に安倍首相が靖国神社に参拝すれば、両国関係がさらに悪化するのは必至。また9月11日には沖縄県・尖閣諸島国有化1周年を迎え、反日感情が盛り上がる可能性も指摘される。日中関係はまた緊迫局面を迎えたと言えそうだ。
参院選を受け、中国外務省の洪磊・副報道局長は22日、談話を出し「日本側が誠意をもって関係する問題を適切に処理・解決し、両国関係の改善のため努力するよう希望する」と表明したが、国営新華社通信や共産党機関紙・人民日報の論調は、安倍政権の右傾化への警戒が際立った。
新華社は論評で「安倍の『日本を取り戻す』という夢の本質は結局、日本戦前のあの体制の再建をもくろむことであり、攻め込む準備を進める安倍の照準は平和憲法にある」と報じている。
一方で「安倍の勝利獲得は、世界に秘めた憂いをもたらした」との見出しを1面に掲げた人民日報系の環球時報は「今後数カ月が中日関係の大勢にとって極めて重要」と指摘。安倍首相の靖国参拝のほか、尖閣諸島国有化1周年を挙げ、「中国は1周年の日を静かに過ごすことはあり得ない」と日本をけん制した。
日本の民主主義のレベルが高いとは言えないが、それにしても一党独裁で選挙制度すらない国にこの国のことをとやかく言われたくはない。経済成長に湯水のように金を使って兵器を買いまくり武力で近隣を圧して好き勝手をやっている国がこの日本をどうして軍国主義復活などと言うのか理解に苦しむ。今の日本がどうやれば戦前の軍国主義に戻れるのかそんな方法があったら伺ってみたい。いずれにしても政治的牽制を目的とした発言だろうが、全くこの国に言われたくはない。
Posted at 2013/07/22 22:27:34 | |
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