日本人は過去の交戦の歴史から、中国海軍を馬鹿にした態度を取り続けている。海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」のプラモデルが最近発売されたが、その外箱には「ひゅうが」がF-15と協力して中国の空母「遼寧」を撃沈するイラストが採用された。日本メディアの報道を引用し、22日付で華声在線が伝えた。
「日中が開戦したら、中国は必ず負ける」というのが日本人の一般的な認識だ。当然、そこには彼ら自身の願望も含まれている。日本人はなぜそこまで中国海軍を馬鹿にするのか?「我々の海軍は中国に負けたことがない」というのがその理由のようだ。
確かに100年以上前の甲午戦争(日本名:日清戦争)で、中国の北洋艦隊は全滅している。日本の侵略戦争時にも日本の空母が長江を封鎖して艦載機が上海や南京など大都市を猛襲した。それに対して、民国政府はわずか数隻の小軍艦しかなく、日本と一戦交えることすらできなかった。中国にとって屈辱のこうした歴史が、日本人がいまだに中国海軍を馬鹿にする材料となっているのだ。
中国人は空母を持てたと喜びの声を上げているが、それは単なる訓練用で実践に投入できるものではない、と日本人は鼻で笑っているようだ。
過去に中国海軍に負けたことがないと言うよりも海自と中国海軍の質の差だろう。確かに2000年ころまでは海自にも「中国海軍何するものぞ」という気持ちがあったようで海自の幹部も「中国海軍なら1週間で片をつけます」と豪語する人もいた。しかし、20010年頃になるとそうもいかなくなったようで「1回、2回なら勝てますけど、何回も押し寄せて来るとねえ、・・・。」とややトーンが落ちている。中国海軍も質量ともに増強が著しいので質的に優位を保っている海自も量で来られるとなかなか難しいのだろう。この先10年、20年過ぎるとどうなるか分からないが、あの国自体がどうなるか分からないし、高度経済成長が何時までも続くわけでもないだろう。アジアの2大海軍、海自と中国、敢えて戦うことがないと良いのだが、・・・。
Posted at 2013/07/23 23:31:18 | |
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