2013年11月17日
本稿を以て「大型二輪免許を取ろう」は終了となります。長い間、全く私的なくだらない文章に付き合っていただきましたことを厚くお礼申し上げます。次回からは「大型二輪に乗ろう」を掲載させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
思えば老境を前に何で二輪免許を取ろうと思ったのか、今になってみればはっきりとは思いだせない。6月に普通二輪の限定解除を始め、1か月で終了、もうこれでいいかと思ったが、バイク用品店で顔を合わせたおっさんのCB1300を見てでかいバイクに乗りたくなり、と言うよりは自分の免許では乗れないバイクが多すぎることが癪に触って、そして、「大型二輪に乗りたい」と言ったら、「素晴らしいです。免許なんて2週間で取れます」と言うホンダウィングのあんちゃんにそそのかされ、10月から講習を受け始めた。
ところが10月は仕事が忙しく、100時間以上の残業を強いられ、その中でバイクの講習を受けると言う過酷なスケジュールの中、重くていうことを聞かないナナハンに四苦八苦、悪戦苦闘し、やっとナナハンを振り回せるようになったと思いきや、検定でパイロンをかすって、「あと5ミリ離れていたら、・・・」と忸怩たる思いで2週間を過ごし、そして昨日、1コマでいいという教習員の言葉に、「せっかく取ったんだから2コマ乗せてくれ」と頼みこんでスラロームと一本橋の特訓に励み、スラロームは右へ左へブイブイ言わせてバイクを振り回し、一本橋は、「何だ、30センチってこんなに広かったのか」と思うほど熟達して、教習員にも、「よくまあ、あんなにハードなことをやるもんだ。もう十分乗れているから落ち着いてやれば大丈夫だよ」とお墨付きをもらって今日の検定に臨んだ。
結果は、検定員の先生が、「後ろで見ていてハラハラした」と言うほどの体たらくだった。あれだけブイブイ言わせて走り込んだスラロームは入り方をちょっと間違えてでんでんむしが這いずるよう、逆に一本橋は頭に血が上って脱兎のごとく通り過ぎようとして最後の3メートルくらいでほとんど止まりそうな速度で時間を稼いだ。
まあ結果は傷だらけの合格だったが、取ってしまえばこっちのもの、これでもう憎きも憎き一本橋や姑の嫁いびりの様に狭い走路にこれでもかと言うほど両側にパイロンの置いてあるクランクやS字も走ることはない。ああ、すっきりした。そう言えば大昔普通免許を取りに行った時も感覚をつかむまでずい分と苦労したような、・・・。
あまり運動神経がよろしくないところに年で相当に錆びついているのでまあ大型二輪免許が取れただけでも良いとしておこう。最後に筋の悪い年寄りに丁寧に指導していただいた教習員の皆さんに本当に深くお礼を申し上げたい。
Posted at 2013/11/17 22:52:32 | |
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