英北部スコットランドの独立の是非を巡る住民投票が18日に行われる。
直前に行われた世論調査では、独立反対派が賛成派を4ポイント上回っているが、賛成派が差を縮めており、接戦となるのは必至だ。両陣営は17日、最後のお願いに奔走した。
17日付英紙デイリー・テレグラフなど3紙が掲載した世論調査は12~15日、または16日まで行われ、3紙とも賛成が48%、反対が52%となった。ただ、同紙の調査では9~11日に行われた前回と比べ、賛成が1ポイント増え、反対が1ポイント減。他の2調査では賛成が2~3ポイント増え、反対が2~3ポイント減った。
両陣営ともメディアや街頭での運動を一層強めた。賛成派のサーモンド・スコットランド民族党党首は17日、ツイッターで「公開書簡」を発表し、独立は「雇用を生み、公営医療保険を守るチャンスだ」などと主張。反対派を率いるダーリング英前財務相は同日のBBCの番組で、「英国に残れば速い変革が可能だ」などと述べ、英主要3党が16日に約束した大幅な分権の実行を改めて訴えた。
選管当局によると、登録有権者数は16歳以上の男女計428万5323人。18日午後10時(日本時間19日午前6時)の投票締め切り後、即日開票される。
現実的には独立はそう簡単なことではないかもしれない。スコットランド人の思いとしては自分の国を再建したいという気持ちは強いだろう。北海油田のほかは電子工業がある程度、人口が500万人強、それで国家を運営し、独自の軍事力も整備しないといけない。内政や外交システムも作らないといけない。独立と言うのは現実的にはなかなか難しい。英連邦と言う既存の枠組みの中に止まる方が現実的だろう。スコットランド人の心は揺れ動いているのだろう。結果がどうなるのか世界が注目しているだろう。
Posted at 2014/09/17 23:27:56 | |
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