2014年12月23日
昨日、職場のバイク党の人たちは連れ立って伊豆にツーリングに行ったそうだ。戸田だか土肥だかで天ぷらを食って修善寺で温泉に入って来たと言う。このグループには一緒に行こうと誘われるが、仕事の都合が合わないことや他人と一緒に走れない我儘な性格が災いして一緒に出掛けたことは一度もない。
ツーリングに行って温泉に入ったり、何かを食ったりなんて興味はない。とにかくどこまでも遠くまで走りたいと言うのが僕のスタイルだ。ちょっときざな言い方をすれば風になるまで走りたいと言ったところだろうか。
昨日ツーリングに行った中の一人のおじさんは、バイクに乗ったまま寝てしまうのだそうだ。そりゃ一体どういうことじゃい。ご本人に言わせると高速で巡航していると眠くなって寝てしまうと言う。また、山道などでただ先行車の後について走っていると眠くなってしまうと言う。
昨日も信号待ちで寝てしまって先行車がどっちに行ったのかわからなくなってしまったそうだ。ワインディングでも同じだと言うので危険極まりない。高速道路などで中央分離帯に接触して転倒したなどと言う記事を見るが、そういうことなのだろうか。
僕も会議などは退屈で結構居眠りをしているのだが、この夏、近江八幡へ行った時、帰路は北陸自動車道の木之本から静岡まで雨の中ノンストップで走ったが、疲れは感じたが眠くはならなかった。バイクで寝てしまうような人はツーリングなど出かけてはいけない。極めて危険である。
そう言えば昨日の事故でバイクに乗っていたライダーは亡くなったそうだ。まことにお気の毒である。右折の四つ輪と直進のバイクの事故なので第一原因は四つ輪の進路妨害だが、バイクもかなりの速度で走っていたようだ。
バイクの魅力の一つは胸のすくような四つ輪では決して体験できない加速だろう。リッターバイクはしっかり捕まっていないと乗り手を残してバイクだけが吹っ飛んでいきそうな加速をする。僕も0-100ダッシュやETCダッシュなどと言っては圧倒的な加速を楽しんでいる。
しかし、制限速度+α程度でアクセルを緩めて巡航に入る。一般道では制限速度+10キロから15キロくらいで流している。もちろん無暗に先行車を追い抜いたりはしない。一般道ではどこから何が飛び出してくるか分からないからだ。60キロ程度でも突然何かが飛び出して来たら対応はできないだろう。
ある著名なプロライダーが、「バイクをコントロールできる限界は125ccで時速30キロまでだ」と言ったそうだが、実際、リッターバイクなど予測していない事態が起こったら制御できるものではない。それはやはり二輪で自立できないバイクの宿命だろう。
四つ輪は乗っているものを守る箱がついていてそれ以外にもエアバッグやシートベルトなど安全補助装置も整ってる。しかも四輪なのでそうそう転倒したりひっくり返ることもない。バイクは乗り手はむき出して守るものもなければ体を拘束するものもない。四つ輪以上に自分の安全は自分で守らないといけない。
バイクの楽しみ方は千差万別、人それぞれだろうが、やはり公道と言う公共の場所ではそれなりの自制が求められるだろうし、免許を受けた者の義務として自分以外にも他人の安全も守らなければいけない。僕などはまだまだバイクを語れるような経験もなければ技能もないが、やはり自制と言ったものが求められるだろう。
世間ではバイクは危険な乗り物と言われるが、1年半乗っていてさほど危険と思ったことはない。それは乗り方次第だろう。安全に乗って長くバイクライフを楽しみたい。
Posted at 2014/12/23 00:45:50 | |
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バイク | 日記