2014年12月31日
今年もようやく終わりを迎えた。長い長い1年だった。仕事は特に変わらなかったが、私生活はずい分と変わった。昨年の11月に大型二輪免許を取って今年の3月末にCB1300スーパーボルドールがやってきた。それからはばかみたいに忙しい仕事の合間を見つけてはバイクを転がす毎日だった。
400Xの時はそうそう遠出はしなかった。バイクど素人のせいもあったが、何となくバイクに不安感があった。悪いバイクではなかったが、今一つ乗りきれないところがあった。遠出も日帰りの富士辺りで泊まりがけで遠くに行こうとは思わなかった。
3月にスーパーボルドールが納車になった時にまず驚いたのはその大きさだった。圧倒的なその大きさに、「こんなでかいバイク乗れるんかい」とビビった。取り回しは400Xなど比較にならないほど重いし、「センタースタンド立ててみてください」とディーラーのお兄さんに言われたが、びくともしない。
不安そうなディーラーのお兄さんに見送られてヨタヨタと帰途についたが、高速に入るとヘルメットがぶっ飛びそうな加速をする。しかし、非常に素直なその挙動と安定した走りに、「こいつと一緒ならどこまでも行けそうだ。どこを走っていても怖くない」と絶大な信頼を寄せるようになった。取り回しも慣れてスタンドも立てられるようになった。
そして仕事の合間を見つけて8ヶ月間に走った距離は6,729キロ、よくぞ走ったものだ。琵琶湖や名古屋までのロングツーリングもホイホイ出かけて行った。四輪なら絶対に行かなかっただろう。夏の暑さも冬の寒さもものともせずにどこでもバイクで出かけるようになった。
ところが最近中高年のバイク死亡事故が急増などと言う記事が頻繁に出るようになった。若いころバイクに乗っていた人たちがバイクに回帰して乗り始めるが、若いころのように体が動かずに事故を起こすと言う。僕はリターンライダーではないので若いころのバイクの乗り方を知らない。
今は年齢もあるのでいろいろ肉体的に衰えもあるのだろうが、素直で乗り易いスーパーボルドールが助けてくれるのか、あまりそうした衰えを感じたことがない。バイクをコントロールするために体は鍛えているが、あんなモンスター、若かろうが年だろうが、人間の力で何とかなるものではない。
四輪の間を縫って走らない、速度は控えめに、止まるところはしっかり止まって安全確認、これを実行すればそうそう事故は起こさないだろう。絶対などと言うことはないが、安全運転に努めて来年も楽しいバイクライフを送りたい。
しかし、高齢素人ライダーがあんなでかいバイクを扱えるのはCB1300スーパーボルドールの素直で癖のない乗り易さのお蔭かもしれない。別にHONDAと結託しているわけではないが、あのバイク、さすがに20年ホンダが熟成を続けただけのことはある。「大きい、重い、遅い、の3O」などと言われるが、日本を代表する大型ネイキッドだろう。良い相棒と巡り合えたことを喜んでいる。
Posted at 2014/12/31 20:34:04 | |
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バイク | 日記