安全保障関連法案の参議院での審議。4日もこの問題が取り上げられました。
「あったかなかったかというのになんで2日もかかるんですか」(民主党 蓮舫代表代行)
「この資料が防衛省が作成したかどうか否かも含めまして、調査中でございます」(中谷元防衛大臣)
2日の審議で共産党の仁比議員が自衛隊の内部文書として提出した資料。自衛官のトップ、河野統合幕僚長が去年12月、アメリカ軍幹部らと会談した際の議事録とみられ、この中で河野氏は、法案が今年の夏までには成立するとの見通しを伝えたとされています。
「統幕長と大臣がお会いしたときに統幕長が自身の発言だと認めましたか」(民主党 蓮舫代表代行)
「相手方の関係もありまして、具体的なやり取り、内容につきましては、お答えすることは差し控えたいと思います」(中谷元防衛大臣)
中谷大臣は「調査中」を繰り返し、議論はかみ合いません。たびたび審議がストップするのを見かねた委員長が苦言を呈します。
「来週の月曜日には必ず、(内部文書の)存否を私にご報告していただきたいということを申し上げ、存否について返事がないということは極めて遺憾なことである」(参院特別委員会 鴻池祥肇委員長)
「委員長が月曜日までにと言うものではなくて、大臣が命令をするものじゃないですか。来週月曜までに国会審議に支障が出ないようにすぐ出せと命令を出していただけますね」(民主党 蓮舫代表代行)
「そのようにさせていただきます」(中谷元防衛大臣)
資料が本物の議事録だと確認されれば、統幕長と米軍幹部との会談でのやりとりが適切なものだったのかどうか、改めて来週の審議で問われることになります。
「二番じゃいけないんですか」おっかさんが、わんわんキャンキャン吠えていたが、他人の粗を探る時は威勢がいい。そんなことはどうでも良いが、言ったことは、「個人の意見を申し上げた」程度だろうが、そんなことよりもこうした内部文書が次から次へと部外に出ることの方がよほど問題じゃないのか、防衛大臣。どうでしょう。
Posted at 2015/09/04 20:56:02 | |
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