2014年、J-31が初めて一般公開された後、多くの人がF-35との著しい類似性を指摘した。
だが驚いた人は少なかった。なぜなら2009年、中国はF-35の設計に関する情報を盗み出したと考えられていたから。
だが最近、J-31に関する情報や話題はほとんど聞かない。
「原因の一部は、私の知る限りでは、人民解放軍空軍がJ-31をまだ1機も購入していないから」と戦略国際問題研究所(CSIS)のチャイナ・パワー・プロジェクトの研究員、マシュー・P・フネイリ(Matthew P. Funaiole)氏はBusiness Insiderに語った。
「2018年か19年に導入されると思われていた……。だが、それに関する話題はほとんどない」とフネイリ氏は付け加えた。
J-31とF-35を比べてみた。中国はJ-31をどうするつもりなのだろう?
2012年に縮小モデルが公開された時から、F-35に似ていた。どちらもマルチロール戦闘機。
J-31の詳細仕様は不明だが、重量、高さ、全幅はF-35とほぼ同じ。
だがJ-31の最大離陸重量は5万6000ポンド(約2万5000キログラム)、最大航続距離
は775マイル(約1200キロメートル)、一方、F-35の最大離陸重量は7万ポンド(約3万2000キログラム)、航続距離は約2200キロメートル。
最高速度はJ-31が勝っている。J-31はマッハ1.8、F-35はマッハ1.6。
J-31はエンジン2基、F-35は1基。
わずかに改良が加えられたJ-31のプロトタイプ(存在が確認されているのは2機のみ)は、2016年12月に初飛行。改良型のWS-13エンジンを搭載していた。
J-31には最終的にスーパークルーズが可能なWS-19エンジンが搭載され、F-35を上回る性能を実現すると言われている。
また12発の空対空ミサイルが搭載可能になる予定。F-35を上回る。
だがJ-31とは異なり、F-35はパイロットの認識能力を強化するさまざまなセンサー類を搭載、基本的にはターゲット情報を共有する空飛ぶデータハブとなる。
「J-31が、こうした多様な情報を優れたインターフェイスで提供していることを示すものはない」と最近、ポピュラーサイエンスは記した。
「つまり、F-35は地平線の彼方から攻撃が可能、J-31はF-35の姿を捉えることはできないということ」。
J-31の用途は? 中国の軍事アナリストは、空母艦載機の主力であるJ-15のリプレース機となるかもしれないと述べた。
J-15は空母艦載機としては重量がありすぎ、信頼性が低すぎると考えられている。強力な空母艦隊を作ろうとしている中国にとって、大きなハードルとなっている。
中国のJ20は一定のステルス性能があるという。このJ31はどうなんだろう。ハッキングした情報で作ったとか言われるが、情報を盗んで作っても技術レベルが違うので同じものができるわけじゃない。特にエンジンとエレクトロニクスは天と地ほども差があるだろう。もしも戦闘が起こったらJ31はF35の姿を見ることもなくすべて殲滅されるかもしれない。しかし、中途半端な機体であっても、4.5世代以前の機体ならそれなりにやれるだろうし、また、数が多ければそれだけで大きな戦力になり得るだろう。数が揃えられない日本にとっては数で押されるのは嫌なことではある。日本もF2後継機の開発を急いで200機くらい揃えたいところだが、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/10/22 19:46:54 | |
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