米国防総省高官は22日、記者団に対し、ロシア軍に抵抗するウクライナ軍が、ここ数日で反撃に転じているとの分析を示した。露軍によって制圧状態とみられている東部イジュームでは、ウクライナ軍が奪還に向けて激しい戦闘を展開。また、AP通信などによると、ウクライナ国防省は22日、ウクライナ軍が首都キエフから約50キロ西にある要衝マカリウをロシア軍から奪還したと発表した。
高官によると、ロシア軍はイジュームを拠点に南進し、南東部マリウポリの制圧を目指している。国防総省はロシア軍が、北東部ハリコフ、イジューム、マリウポリを結ぶラインで、親露派武装勢力が実効支配する東部ドンバス地域と西側を分離する狙いがあるとみている。高官は「ウクライナ軍は効果的に防御しているだけでなく、ここ数日で露軍の支配地域を奪還する動きを明確に見せている」と分析した。
一方で、露軍は黒海やアゾフ海で活発な動きを見せている。高官は、アゾフ海に数隻の軍艦が展開し、マリウポリを砲撃していると説明した。掃海艇や揚陸艦も確認されているという。ロシアは黒海に計21隻の軍艦を保有しているといい、黒海北部でも数隻の活動が活発化。攻撃は確認されていないが、南西部の港湾都市オデッサの攻略を計画しているとみられている。【ワシントン鈴木一生】
ロシアは親ロシア派が押さえている共和国2国の安定的存在を最低限の戦勝の証として停戦に持ち込もうとしているのだろうか。マリウポリは親ロシア派が押さえる2共和国の領土内の重要都市で親ロシア派保護を大義名分として侵攻を開始したのだからこの地域を押さえれば最低の言い訳にはなる。首都キエフを押さえるにはさらに大兵力を投入しないといけないのでこっちは交渉で何とか抑え込もうとしているのかもしれない。いずれにしてもロシアは完全に今回の戦争の見通しを誤った。自国軍がこれほど弱体とは思わなかっただろうし、ウクライナがこれほどの抵抗を見せるとも思わなかっただろう。また国際社会がこれほどの制裁を加えてくるとも思わなかっただろう。多少の制裁で血を流すのは覚悟の上で電撃戦で数日でキエフを陥落させてその力を背景に現政権を倒して新たに親ロシア派の政権を打ち立ててウクライナ作戦は終了と思ったのだろう。短期作戦だから補給物資もそう大量には必要ないだろうといらないだろうと言うことで大した補給物資も用意されていなかったんだろう。ロシアとしてはマリウポリを制圧して親ロシア派共和国の保護を完遂したと言うことで外交交渉によって成果を得ようと言うのがロシアの顔の立つ最後の手段だろう。それにしてもバカな戦争を始めたものだ。こんな戦争は一日も早く止めるべきだろう。勝った負けたの話ではない。大勢の罪のない人の命がかかっている、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/03/23 18:30:15 | |
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